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2021年04月01日

『麒麟がくる』第44回―南光坊天海について

喜多院


皆さんこんばんは。
今回は令和2年の大河ドラマ『麒麟がくる』第44回に関しての楽しみ方を解説したいと思います。

大河ドラマを見てみたけれど、歴史もよくわからないし、どう楽しんでいいのかわからない
歴史には興味あるけど、自分では積極的に勉強する気になれない、という方必見です!

【『麒麟がくる』の楽しみ方】
・第1~2回―当時の三傑と明智家/リアルな戦の描写 ・第3~4回―美濃の情勢/織田家の状況
・第5~6回―当時の京都の情勢 ・第7~8回―尾張国内の政治情勢/当時の三河情勢
・第9~10回―土岐一族とは/織田家の血縁関係 ・第11~12回―なぜ朽木谷か?/信長家臣団の萌芽
・第13~14回―戦国最強の傭兵団/村木砦の戦い ・第15~16回―織田一族の関係性/新九郎高政の重臣たち
・第17~18回―斎藤家の血族関係/永禄元年までの織田家 ・第19~20回―足利将軍家の動き/桶狭間の戦い
・第21回―松平蔵人の親族
・『麒麟がくるまでお待ちください』第2~3回―斎藤道三二代説/前田利家の生涯
・『麒麟がくるまでお待ちください』第4回―羽柴藤吉郎の名称
・総集編第1回 ・第22回―三好氏の血縁関係
・第23回―三好氏の血縁関係(2) ・第24回―剣豪の系譜
・第25回―朝倉氏の系譜・第26回―摂関家の系譜
・第27回―会合衆とは何者か? ・第28回―摂津晴門とは何者?
・第29回―押領と何か・第30回―三淵氏の来歴
・第31回―浅井家の来歴 ・第32回―森可成とは?
・第33回―延暦寺の歴史 ・第34回―松永弾正の出自
・第35回―細川藤孝について ・第36回―足利家について(1)
・第37回―足利家について(2) ・第38回―斎藤内蔵助について
・第39回―原田備中守について ・第40回―松永弾正の茶器
・第41回―赤井悪右衛門について ・第42回―荒木摂津守について
・第43回―波多野家について


まずはあらすじ。

天正10(1582)年5月、徳川右近衛権少将家康(風間俊介)の饗応役を解かれた明智日向守(十兵衛)光秀(長谷川博己)は安土城にて、織田前右大臣信長(染谷将太)から、饗応時に叱った理由を聞かされていた。

信長は、家康の反応を見たかったのだという。

また信長は、四国の長宗我部を攻めるという。
羽柴筑前守秀吉(佐々木蔵之介)が言うには、中国攻めに当たって長宗我部の動きが危なく、中国攻めに集中できないというのが理由であった。

長宗我部家は十兵衛が窓口となり、融和政策を進めていた相手である。
また、十兵衛の家臣・斎藤内蔵助利三(須賀貴匡)の異父妹の嫁ぎ先でもある。

さらに信長は、十兵衛に将軍家・足利権大納言義昭(滝藤賢一)を殺せという。

6月、十兵衛は、わずかな手勢で京に入った信長の居所・本能寺を目指して行動を開始した。
世にいう「本能寺の変」の勃発である。

ということで、




<第44回「本能寺の変」の感想>


素晴らしかったです!

十兵衛が信長を討つ理由がしっかりと丁寧に描かれていました。

中国攻めを進める秀吉が、瀬戸内海の対岸にいる長宗我部の動きが危なくて中国攻めに集中できないと言っているという形で本能寺の変の「四国説」に触れているのもよかったですね。

関連記事:
『麒麟がくる』第38回―斎藤内蔵助について

また、本能寺の変後の動きにきちんとつながるように細川兵部大輔藤孝(眞島秀和)と秀吉の接近を描いているのもよかったです。

関連記事:
『麒麟がくる』第35回―細川藤孝について

この後、秀吉は「中国大返し」という驚異的な帰還劇を行いますが、その布石として、本能寺の変勃発前に藤孝からの知らせで謀反の可能性を知っていた、という解釈は面白かったです。
※黒田官兵衛役の濱田岳さん、セリフは二つでしたが素晴らしかったです。『軍師官兵衛』の時の栗山善助が懐かしかったです。

関連記事:
山崎の戦いに学ぶ―大事なことをひとつ決める

そして、本能寺の変。

本能寺を囲み、馬に乗り本能寺をじっと見つめる十兵衛。

他のブログさんはあまり言及していなかったのですが、ここ、藤孝と最初に出会って剣を構えて向かい合ったところですよね。

関連記事:
『麒麟がくる』第5~6回―当時の京都の情勢

十兵衛の謀反を知った時の信長の表情や「是非もなし」のセリフも感動的でしたが、この門前の景色が感慨深くて、今までのドラマでのいろいろな情景が思い浮かびました。

ラストに関しては、「光秀生存説」には異論がありますが、バッドエンドにしないための妙案だったのではないかと思います。

なんだか素敵な後味でした。

素晴らしかったです。

出演陣も脚本家の方も、スタッフさん皆に感謝しています。

そして、一緒に視聴してくださったブロガーの方々やtwitterのフォロワーさん達にも感謝です!

共有できる人がいると楽しさも増しますね。

関連記事:
本能寺の変に学ぶ―覚悟を決める

<第44回の楽しみ方―南光坊天海について―>


さて、今回は明智日向守(十兵衛)光秀が生き残っていたことをほのめかすラストシーンで話題になった「光秀生存説」ですが、その最有力説「光秀天海説」に登場する南光坊天海について書きたいと思います。

南光坊天海とはだれか?

彼は天文5(1536)年頃の生まれで、桓武平氏鎌倉氏族三浦家の分流・蘆名家の出だと言われています。


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前半生はよくわかっていないのですが、「随風」と名乗り、下野国粉河寺で修業したのちに比叡山延暦寺や園城寺、興福寺などで学び、織田右府による比叡山焼き討ちに遭ったと言います。


関連記事:
『麒麟がくる』第33回―延暦寺の歴史

関連記事:
ビジネスに活かす戦国合戦術⑭叡山焼き討ち


このことで武田信玄に呼ばれて甲斐に向かい、蘆名修理大夫盛氏の招きで陸奥・黒川城に移住しました。

天正16(1588)年には武蔵国無量寿寺北院(現在の喜多院)に入り、「天海」を名乗ります。

天正18(1590)年の関白羽柴太政大臣秀吉による小田原攻めの際にはすでに徳川前左近衛大将家康(以下「左大将」)の陣幕にいたため、既にこの時には左大将のアドヴァイザー的位置にいたものと思われます。

慶長4(1599)年には喜多院の住職となり、左大将こと内府家康の参謀として活躍を始め、慶長18(1613)年には大坂の陣のきっかけとなった方広寺鐘銘事件にもかかわったとされています。


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元和2(1616)年には大御所家康に「東照大権現」の諡号を贈り、久能山から日光山に改葬し、寛永元(1624)年には上野・寛永寺を創建します。

その後は寛永20(1643)年まで生きたとされます。

彼の「正体は明智光秀説」は通説としては否定されていますが、面白いのは「蘆名家の娘婿の子」説ですね。

母系は上記のように蘆名家なのですが、父親は船木兵部少輔景光なる人物だという説です。

この船木氏は土岐氏の一族であるという話があり、明智日向守の娘婿(ドラマでは従弟として描かれました)左馬助秀満が船木左馬助と名乗っていたという話もあります。

このことから、天海は光秀ではなく秀満なのではないかという説も存在します。

歴史って面白いですね!

こんな感じで、ドラマの背景にある知識が分かるとドラマをもっと楽しめます!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

以下もご覧ください!

※トップ画像はイメージです。

○今回登場した人物のフルネーム(参考:「武家や公家の名前について」)
・前征夷大将軍(大御所) 徳川 太政大臣(右近衛権少将、左近衛大将、内大臣。通称は次郎三郎) 源 朝臣 家康
・明智(惟任) 日向守(通称は十兵衛) 源(大神) 朝臣 光秀
・織田 前右大臣兼前右近衛大将(通称は三郎) 平(藤原、忌部) 朝臣 信長
・関白 羽柴(木下) 太政大臣(筑前守。通称は藤吉郎) 豊臣(平) 朝臣 秀吉
・斎藤 内蔵助 藤原 朝臣 利三
・征夷大将軍 足利 権大納言(通称不明) 源 朝臣 義昭(義秋、一乗院覚慶)
・細川 兵部大輔(通称は与一郎) 源 朝臣 藤孝(幽斎玄旨)
・黒田 官兵衛 源 孝高(祐隆、好高、孝隆)
・栗山 備後守(通称は善助、四郎右衛門) 源 朝臣 利安
・蘆名 (通称・官職不明) 平 (諱不明)(法号随風、天海)
・武田 大膳大夫(通称は太郎) 源 朝臣 晴信(入道信玄)
・蘆名 修理大夫(通称は平四郎) 平 朝臣 盛氏
・船木 兵部少輔(通称不明) 源 朝臣 景光
・明智(三宅) 左馬助(通称は弥平次) 源 朝臣 秀満
☆武家の「通称」の普及を切に願います!

参考
吉野紅伽の美女研究所
ぴえーるのテレビブログ
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↓時代背景のイメージを感じられたかなと思ったら下記リンクのドラマガイドなどでドラマの内容を復習してみてください!




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Posted by Sosuke Washiya at 20:00│Comments(0)テレビ
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