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2020年10月19日

大河ドラマを楽しむ方法(17)(『麒麟がくる』第24回)

大河ドラマを楽しむ方法(17)(『麒麟がくる』第24回)


皆さんこんばんは。
今回は今年の大河ドラマ『麒麟がくる』第23回に関しての楽しみ方を解説したいと思います。

大河ドラマを見てみたけれど、歴史もよくわからないし、どう楽しんでいいのかわからない
歴史には興味あるけど、自分では積極的に勉強する気になれない、という方必見です!

【『麒麟がくる』の楽しみ方】
・第1~2回  ・第3~4回
・第5~6回  ・第7~8回
・第9~10回  ・第11~12回
・第13~14回  ・第15~16回
・第17~18回  ・第19~20回
・第21回  ・『麒麟がくるまでお待ちください』第2~3回
・『麒麟がくるまでお待ちください』第4回
・総集編第1回  ・第22回
・第23回

まずはあらすじ。

将軍家足利義輝(向井理)は京・二条御所にて三好家の凶刃に倒れた。
越前でその知らせを聞いた明智十兵衛光秀(長谷川博己)は怒り、朝倉左衛門督義景(ユースケ・サンタマリア)の許しを請うて大和へ向かう。

大和で松永弾正久秀(吉田鋼太郎)を糾弾する十兵衛。
久秀は、三好の暴挙は自分の落ち度だという。
十兵衛は怒りの矛先を久秀に向けそうになるも回避し、久秀は十兵衛に近江・甲賀へ向かえという。
甲賀には前将軍家義輝の弟・一乗院覚慶(滝藤賢一)が匿われているという。
そして、越前の朝倉義景から久秀に届いた文によれば、覚慶の器如何によっては義景は越前で引き受けてもよいと言っているとのこと。

甲賀に着いた十兵衛は覚慶に謁見した。
覚慶は「将軍」という役職を重圧に感じており、大和から出てきたのも「死にたくない一心で逃げてきた」という。

覚慶の器に疑問を感じた十兵衛は、越前に帰った。
十兵衛は、義景の質問に「(義昭の器は)いかがなものかと思う」と答えるのであった。

ということで、


<第24回「将軍の器」の感想>


ついに迎えた将軍家・義輝の最期でしたが、まぁ、あれもありかな、と思いました。

義輝の最期といえばやはり、畳の上にもてる限りの刀を刺し、次々と襲い掛かる三好勢を斬って斬って、刃こぼれしたら刀を替えて、斬って斬って…と鹿島新當流・塚原卜伝の弟子として思う存分剣術の腕を奮う…というイメージでした。

しかし、今回の義輝は薙刀をもち、舞うように三好勢を斬っていきました。
優雅ではあったものの、上記剣豪としての鮮やかな手並みはきちんと描かれていてよかったと思います。
※「畳の上に刀を刺し…」という話はのちの創作の可能性が高く、どちらかというと薙刀説の方が信ぴょう性が高いようです。

そしてやはり障子に挟み込まれて串刺し、は結構ショッキングですよね。

あと第22回の記事ではスルーしてしまったのですが、前々から気になっていたのが、伊呂波太夫(尾野真千子)が関白近衛前久(本郷奏多)のことを「前様(さきさま)」と呼ぶことですね。

関連記事:
大河ドラマを楽しむ方法(15)(『麒麟がくる』第22回)

いくら姉弟みたいに育ったとは言え、日常会話で諱の一文字目を取って「前様」はないと思います。
※「坂本龍馬」を「直様(なおさま)」と呼ぶような感じです。誰?って感じですよね。リアルタイムではほとんど諱は使わなかったはずです。
(龍馬の諱は直陰、または直柔)


関連記事:
武家や公家の名前について

ただ、近衛前久の場合、幼名も通称(仮名)もわからない(というか通称がつく前に任官している)ので、無理もない話なのかなと思っています。

<第24回の楽しみ方―剣豪の系譜―>


今回は、剣豪将軍・義輝が三好家の凶刃に倒れたということで、剣豪の師弟関係を追っていこうかなと思います。

関連記事:
学校

大河ドラマ中では全く触れられていないのですが、この師弟関係が当時の武将たちの隠れたコネクションとなっていたりして、政治的視点だと見えないつながりが見えてきたりするので面白いです。

まずは、将軍家義輝の師である塚原卜伝について。

卜伝は常陸国鹿島の出身で、鹿島神宮の卜占を担っていた卜部氏の一族である吉川家の生まれです。
その後、桓武平氏大掾氏流の塚原家に養子に入ったため、塚原の名字を名乗りました。諱は高幹といいます。

父、養父、それぞれから剣術の手ほどきを受け、武者修行のため日本全国を旅します。

その中で試合により評判を作っていき、多くの弟子をもちました。

↓塚原卜伝より始まる師弟関係
※クリックで拡大されます。
剣豪の系譜

※今回の観点で必要最低限と思われる人物のみ記載しています。
※現時点で本ブログに登場する人物は青文字とし、登場はしていないが今回の記事で重要だと判断した人物は紫文字で示しています。


卜伝の直弟子として将軍家義輝の他に、

・総見公織田信長・北畠侍従信雄父子によって暗殺された北畠権中納言具教
・さりげなく大河に登場することの多い、今川治部大輔義元の嫡子・治部大輔氏真

などがいるんですね。

関連記事:
天正伊賀の乱から学ぶ―リーダーがいないと組織はどうなる?

関連記事:
徳川家康の生涯を貫く思想―山岡荘八『徳川家康』第4巻

関連記事:
ビジネスに活かす戦国合戦術(19)第二次高天神城の合戦

そしてなんと、『麒麟がくる』でも活躍中の細川兵部大輔藤孝(幽斎)もいるんですね。
しれっとした顔して、実は将軍家義輝と兄弟弟子で剣の達人でした 笑
(知ってた 笑)

関連記事:
大河ドラマを楽しむ方法(3)(『麒麟がくる』第5~6回)

他には武田信玄の軍師だったとされる山本勘助晴幸なんかも卜伝の弟子なんですね。

そして松岡兵庫助則方という人物は卜伝の奥義「一の太刀」を伝授されたといい、のち、それを大御所徳川家康に伝授したといいます。

また、上泉伊勢守信綱新陰流の開祖として有名ですが、彼も卜伝の弟子だという説があるんですね。
※新陰流サイドには上泉伊勢守が卜伝の弟子だったという話はないようです。

その上泉伊勢守の弟子として高名なのが柳生石舟斎宗厳で、彼は新陰流を昇華して柳生新陰流を作りました。
大御所家康は石舟斎からも剣術の伝授を受けています。

そして石舟斎の弟子には毛利権中納言輝元もいるんですね。

関連記事:
石山合戦から学ぶ―「理念」のもつパワー

関連記事:
記事「大航海時代に日本が侵略されなかった理由wwwww」について(8)

石舟斎の子である但馬守宗矩は大御所家康と近しい関係になり、徳川将軍家兵法指南役となっています。
さらに但馬守は多数の大名にも手ほどきをしており、有力な情報やコネクションをもっていたとされます。

こんな感じで、剣術の師弟関係を追っていくと武将同士の表面的には見えない関係が浮き彫りになって面白いです。

こんな風に、ドラマの背景にある知識が分かるとドラマをもっと楽しめます!

というわけでまだまだ説明したいことはたくさんありますが、今回は以上です!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

以下もご覧ください!

※トップ画像はイメージです。

参考
ぴえーるのテレビブログ
今日は何の日?徒然日記
真田のよもやま話


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○今回登場した人物のフルネーム(参考:「武家や公家の名前について」)
・征夷大将軍(将軍家) 足利 左近衛中将(略称「左中将」。通称不明) 源 朝臣 義輝(義藤)
・明智 十兵衛 源 光秀
・朝倉 左衛門督(通称は孫次郎) 日下部 朝臣 義景
・松永 弾正忠(または弾正少弼。通称は不明) 藤原(源?) 朝臣 久秀
・関白 近衛 左大臣(通称不明) 藤原 朝臣 前久(晴嗣、前嗣)
・塚原(吉川) 土佐守(通称は新右衛門) 平(卜部) 朝臣 高幹(朝孝。卜伝)
・織田 右大臣(通称は三郎) 平(藤原、忌部) 朝臣 信長(総見公)
・北畠(織田) 侍従(通称は三介) 源(平、藤原) 朝臣 具豊(信雄)
・北畠 権中納言(通称不明) 源 朝臣 具教
・今川 治部大輔(通称不明) 源 朝臣 義元
・今川 治部大輔(通称は彦五郎) 源 朝臣 氏真
・細川 兵部大輔(通称は与一郎) 源 朝臣 藤孝
・武田 大膳大夫(通称は太郎) 源 朝臣 晴信(入道信玄
・山本 勘助(菅助) 源 晴幸
・松岡 兵庫助(通称不明) 卜部(占部) (朝臣?) 則方
・征夷大将軍 徳川 太政大臣(通称は次郎三郎) 源 朝臣 家康
・上泉 伊勢守(通称不明) 藤原 朝臣 信綱
・柳生 但馬守(通称は右衛門等多数) 菅原 朝臣 宗厳(石舟斎)
・毛利 権中納言(通称は少輔太郎) 大江 朝臣 輝元
・柳生 但馬守(通称は又右衛門) 菅原 朝臣 宗矩
☆武家の「通称」の普及を切に願います!

↓時代背景のイメージを感じられたかなと思ったら下記リンクのドラマガイドなどでドラマの内容を復習してみてください!



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記事を読んでいただき、ありがとうございました!他の記事もぜひご覧下さい。
次回は『麒麟がくる』第25回について。

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今期イチオシ曲!ぜひ聞いてください!
【RPGツクールVX】Silver Seat Pop / Sosuke Washiya









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Posted by Sosuke Washiya at 20:00│Comments(0)テレビ
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