さぽろぐ

  映画・TV・音楽  |  その他の都道府県・海外

ログインヘルプ


2021年02月04日

『麒麟がくる』第36回―足利家について(1)

京都御苑


皆さんこんばんは。
今回は令和2年の大河ドラマ『麒麟がくる』第36回に関しての楽しみ方を解説したいと思います。

大河ドラマを見てみたけれど、歴史もよくわからないし、どう楽しんでいいのかわからない
歴史には興味あるけど、自分では積極的に勉強する気になれない、という方必見です!

【『麒麟がくる』の楽しみ方】
・第1~2回 ・第3~4回
・第5~6回 ・第7~8回
・第9~10回 ・第11~12回
・第13~14回 ・第15~16回
・第17~18回 ・第19~20回
・第21回
・『麒麟がくるまでお待ちください』第2~3回
・『麒麟がくるまでお待ちください』第4回
・総集編第1回 ・第22回
・第23回―三好氏の血縁関係(2) ・第24回―剣豪の系譜
・第25回―朝倉氏の系譜・第26回―摂関家の系譜
・第27回―会合衆とは何者か? ・第28回―摂津晴門とは何者?
・第29回―押領と何か・第30回―三淵氏の来歴
・第31回―浅井家の来歴 ・第32回―森可成とは?
・第33回―延暦寺の歴史 ・第34回―松永弾正の出自
・第35回―細川藤孝について


まずはあらすじ。

元亀3(1572)年、明智十兵衛光秀(長谷川博己)は内大臣三条西実澄(石橋蓮司)の計らいで帝(坂東玉三郎)の声を聴くことができた。

十兵衛が御所から帰ると、明智邸には佐久間右衛門尉信盛(金子ノブアキ)、柴田権六勝家(安藤政信)、木下藤吉郎秀吉(佐々木蔵之介)らが来ていた。

織田弾正大弼信長(染谷将太)は松永弾正久秀(吉田鋼太郎)を討てという。
しかし3人はそれに納得がいかず、十兵衛に相談に来ていたのだ。

家臣達の声は信長には届かず、織田家と松永久秀との対立は深まっていくばかり。

そんな中、甲斐・信濃の武田信玄(石橋凌)が上洛を目指し、信長の盟友・徳川侍従家康(風間俊介)の領地・遠江に侵入し徳川軍と衝突したという知らせが届いた。

信長はそれを受け、将軍家・足利権大納言義昭(滝藤賢一)に対して遠慮が足りなかったと気づいたが、その時には義昭はすでに反信長の兵を挙げることを決意していた。

決断を迫られた十兵衛は信長の下へ奔るのであった。

ということで、




<第36回「訣別」の感想>


足利義昭と織田信長の訣別が丁寧に描かれていましたね。

元はといえば、将軍の威光を笠に着た摂津晴門(片岡鶴太郎)ら幕臣たちの私利私欲が原因ではありました。

関連記事:
大河ドラマを楽しむ方法(21)(『麒麟がくる』第28回)

彼らにとって自分達の利権を破壊していく信長は邪魔者でしかなく、義昭を裏で動かして反信長路線のレールにのっけてしまいました。

武家の棟梁として武士たちを束ねていきたい義昭。

自分を褒めてくれず、勝手に他の大名たちに手紙を送りけしかける義昭に価値を感じなくなった信長。

そして話は変わりますが、ついに十兵衛が信長家臣となったことでだいぶスッキリしましたね。
今までは幕臣だったのに織田信長の家臣みたいな動きをする十兵衛に、違和感しか感じませんでしたw

しかし、十兵衛と帝のつながりが描かれたことは盲点でした。

本能寺の変のバックには帝の影がちらつくと、そういう解釈ですね。

面白いです!


<第36回の楽しみ方―足利家について(1)―>


今回は、今までなぜか特集してこなかった足利家について説明しようと思います。
といっても、細かく説明しようと思うとものすごい分量の文章になってしまうので、あくまで概要です。

足利家は清和源氏の嫡流・河内源氏の分流に当たります。

前九年の役、後三年の役で活躍した八幡太郎源義家の孫、足利陸奥判官源義康が祖とされます。

関連記事:
庄司浩『辺境の争乱』

その子・上総介義兼は治承・寿永の乱(源平合戦)時に武衛源頼朝の御家人となり、その血縁から将軍家一門として高い地位に就きます。

足利家は鎌倉時代中は三河・上総の守護に任じられますが、その時に吉良家、斯波家、細川家、一色家、源姓畠山家、今川家などの別家が生まれ、彼らの子孫は室町時代に守護や要職に就き、活躍しました。

【吉良家についての関連記事①】
言葉と人間の本質を見極めた「人間学」―山岡荘八『徳川家康』第3巻

【同関連記事②】
平和への願いとともに生まれた徳川家康(山岡荘八『徳川家康』第1巻)

【斯波家についての関連記事①】
大河ドラマを楽しむ方法(4)(『麒麟がくる』第7~8回)

【同関連記事②】
大河ドラマを楽しむ方法(2)(『麒麟がくる』第3~4回)

【細川家についての関連記事①】
『麒麟がくる』第35回―細川藤孝について

【同関連記事②】
『麒麟がくる』第22回―三好氏の血縁関係

【同関連記事③】
大河ドラマを楽しむ方法(3)(『麒麟がくる』第5~6回)

【畠山家についての関連記事①】
大河ドラマを楽しむ方法(7)(『麒麟がくる』第13~14回)

【同関連記事②】
合戦における戦術について⑨七尾城の合戦

【今川家についての関連記事①】
『麒麟がくる』第21回―松平蔵人の親族

【同関連記事②】
『麒麟がくる』第19~20回―足利将軍家の動きと桶狭間の戦い

【同関連記事③】
ビジネスに活かす戦国合戦術⑥桶狭間の合戦

その後、足利家は鎌倉幕府の実権を握っていた北条得宗家と良好な関係を続け、最有力御家人としての地位を保ち続けます。

鎌倉時代末期に当主となった足利又太郎高氏(後の尊氏)は元弘3(1333)年、後醍醐天皇の挙兵を鎮圧するために京都へ向かいますが、そのまま天皇方に寝返り、六波羅探題を滅ぼし、天皇の倒幕の戦いに協力します。

その後武家への恩賞問題で天皇と対立し、建武3(1336)年、光明天皇を立てて北朝を樹立し、将軍宣下を受けて征夷大将軍となり室町幕府を開きます。

この後は南北朝の動乱や観応の擾乱を経て権大納言義昭に至るまでの歴代将軍家の概要を書きたいのですが、もうすでに結構な分量に達してしまっているので、次の機会に譲りますw

こんな感じで、ドラマの背景にある知識が分かるとドラマをもっと楽しめます!

というわけでまだまだ説明したいことはたくさんありますが、今回は以上です!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

以下もご覧ください!

※トップ画像はイメージです。

○今回登場した人物のフルネーム(参考:「武家や公家の名前について」)
・明智 十兵衛 源 光秀
・三条西 内大臣(通称不明) 藤原 朝臣 実枝(実世、実澄)
・方仁(諡号:正親町帝)
・佐久間 右衛門尉 平 朝臣 信盛
・柴田 権六 源 勝家
・木下(羽柴) 藤吉郎 (平、豊臣) 秀吉
・織田 弾正大弼(通称は三郎) 平(藤原、忌部) 朝臣 信長
・松永 弾正忠(または弾正少弼。通称は不明) 藤原(源?) 朝臣 久秀
・武田 大膳大夫(通称は太郎) 源 朝臣 晴信(入道信玄)
・徳川(松平) 侍従(通称は次郎三郎) 源 朝臣 家康(元信、元康)
・征夷大将軍 足利 権大納言(通称不明) 源 朝臣 義昭(義秋、一乗院覚慶)
・摂津 掃部頭(中務大輔。通称不明) 藤原(中原) 朝臣 晴門(晴直)
・鎮守府将軍 陸奥守(通称は八幡太郎) 源 朝臣 義家
・足利 陸奥守(通称は陸奥判官等) 源 朝臣 義康
・足利 上総介(通称は三郎) 源 朝臣 義兼
・征夷大将軍 右近衛大将(通称は三郎、武衛、鎌倉殿等) 源 朝臣 頼朝
・足利 権大納言(通称は又太郎) 源 朝臣 尊氏(高氏)
☆武家の「通称」の普及を切に願います!

参考
OLDIES 三丁目のブログ
ぴえーるのテレビブログ
韓ドラ大好きおばさんの「言いたい放題いわせてヨ!」

↓時代背景のイメージを感じられたかなと思ったら下記リンクのドラマガイドなどでドラマの内容を復習してみてください!




☆「このブログ、もっと読みたいかも」と思った方はぜひ読者登録してみてください!

ブログ更新時にお知らせが届きます。

→【PC版】
画面左のサイドバーに読者登録ボタンがあります。メールアドレスを入力して、「登録」ボタンを押すだけです!

→【スマホ版】
こちらのプロフィール画面のプロフィールの下にある「読者登録 登録・解除」をタップし、メールアドレスを入力して「登録」ボタンをタップするだけです!


twitterfacebookでのフォロー、お待ちしてます!

/
記事を読んでいただき、ありがとうございました!他の記事もぜひご覧下さい。
次回は「250 years of the birth of Mozart BEST OF BEST MOZART(3)」。

//
今期イチオシ曲!ぜひ聞いてください!
Autumn Crazy / SLEEPY HOLLOW










パーソナルトレーニング【Global fitness】


書籍ベストセラー
PC周辺機器・パーツ
台所用品


あなたにおススメの記事


follow us in feedly
同じカテゴリー(テレビ)の記事画像
『青天を衝け』第1回―渋沢家について
『麒麟がくる』第44回―南光坊天海について
『麒麟がくる』第43回―波多野家について
『麒麟がくる』第42回―荒木摂津守について
『麒麟がくる』第41回―赤井悪右衛門について
『麒麟がくる』第40回―松永弾正の茶器
同じカテゴリー(テレビ)の記事
 『青天を衝け』第1回―渋沢家について (2021-04-05 20:00)
 『麒麟がくる』第44回―南光坊天海について (2021-04-01 20:00)
 『麒麟がくる』第43回―波多野家について (2021-03-24 20:00)
 『麒麟がくる』第42回―荒木摂津守について (2021-03-16 20:00)
 『麒麟がくる』第41回―赤井悪右衛門について (2021-03-12 20:00)
 『麒麟がくる』第40回―松永弾正の茶器 (2021-03-04 20:00)

Posted by Sosuke Washiya at 20:00│Comments(0)テレビ
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。