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2021年02月04日

『麒麟がくる』第36回―足利家について(1)

京都御苑
《令和6年8月14日更新》

皆さんこんばんは。
今回は令和2年の大河ドラマ『麒麟(きりん)がくる』第36回に関しての楽しみ方を解説したいと思います。

大河ドラマを見てみたけれど、歴史もよくわからないし、どう楽しんでいいのかわからない
歴史には興味あるけど、自分では積極的に勉強する気になれない、という方必見です!
※記事下部に武家や公家の人物名の読み仮名を載せています。

【『麒麟がくる』の楽しみ方】
・第1~2回―当時の三傑と明智家/リアルな戦の描写・第3~4回―美濃の情勢/織田家の状況
・第5~6回―当時の京都の情勢・第7~8回―尾張国内の政治情勢/当時の三河情勢
・第9~10回―土岐一族とは/織田家の血縁関係・第11~12回―なぜ朽木谷か?/信長家臣団の萌芽
・第13~14回―戦国最強の傭兵団/村木砦の戦い・第15~16回―織田一族の関係性/新九郎高政の重臣たち
・第17~18回―斎藤家の血族関係/永禄元年までの織田家・第19~20回―足利将軍家の動き/桶狭間の戦い
・第21回―松平蔵人の親族
・『麒麟がくるまでお待ちください』第2~3回―斎藤道三二代説/前田利家の生涯
・『麒麟がくるまでお待ちください』第4回―羽柴藤吉郎の名称
・総集編第1回・第22回―三好氏の血縁関係
・第23回―三好氏の血縁関係(2)・第24回―剣豪の系譜
・第25回―朝倉氏の系譜・第26回―摂関家の系譜
・第27回―会合衆とは何者か?・第28回―摂津晴門とは何者?
・第29回―押領と何か・第30回―三淵氏の来歴
・第31回―浅井家の来歴・第32回―森可成とは?
・第33回―延暦寺の歴史・第34回―松永弾正の出自
・第35回―細川藤孝について


まずはあらすじ。




第36回のあらすじ


元亀(げんき)3年(1572年)、明智十兵衛光秀(長谷川博己)は内大臣三条西実澄(石橋蓮司)の計らいで(みかど)(坂東玉三郎)の声を聴くことができた。

十兵衛が御所(ごしょ)から帰ると、明智(あけち)邸には佐久間右衛門尉信盛(金子ノブアキ)、柴田権六勝家(安藤政信)、木下藤吉郎秀吉(佐々木蔵之介)らが来ていた。

織田弾正大弼信長(染谷将太)は松永弾正久秀(吉田鋼太郎)を討てという。
しかし3人はそれに納得がいかず、十兵衛に相談に来ていたのだ。

家臣達の声は信長には届かず、織田(おだ)家と松永久秀との対立は深まっていくばかり。

そんな中、甲斐(かい)・信濃(しなの)武田信玄(石橋凌)が上洛(じょうらく)を目指し、信長の盟友(めいゆう)・徳川侍従家康(風間俊介)の領地・遠江(とおとうみ)に侵入し徳川(とくがわ)軍と衝突したという知らせが届いた。

信長はそれを受け、将軍家・足利権大納言義昭(滝藤賢一)に対して遠慮が足りなかったと気づいたが、その時には義昭はすでに反信長の兵を挙げることを決意していた。

決断を迫られた十兵衛は信長の下へ奔(はし)のであった。

ということで、


第36回「訣別」の感想


足利義昭と織田信長の訣別(けつべつ)が丁寧に描かれていましたね。

元はといえば、将軍の威光を笠に着た摂津晴門(片岡鶴太郎)ら幕臣(ばくしん)たちの私利私欲が原因ではありました。

摂津晴門について知りたい方は、下記リンクをタップしてください:
『麒麟がくる』第28回―摂津晴門とは何者?

彼らにとって自分達の利権を破壊していく信長は邪魔者でしかなく、義昭を裏で動かして反信長路線のレールにのっけてしまいました。

武家(ぶけ)の棟梁(とうりょう)として武士たちを束ねていきたい義昭。

自分を褒めてくれず、勝手に他の大名(だいみょう)たちに手紙を送りけしかける義昭に価値を感じなくなった信長。

そして話は変わりますが、ついに十兵衛が信長家臣(かしん)となったことでだいぶスッキリしましたね。
今までは幕臣だったのに織田信長の家臣みたいな動きをする十兵衛に、違和感しか感じませんでしたw

しかし、十兵衛と帝のつながりが描かれたことは盲点でした。

本能寺(ほんのうじ)の変のバックには帝の影がちらつくと、そういう解釈ですね。

面白いです!




第36回の楽しみ方―足利家について(1)―


今回は、今までなぜか特集してこなかった足利(あしかが)家について説明しようと思います。
といっても、細かく説明しようと思うとものすごい分量の文章になってしまうので、あくまで概要です。

足利家は清和源氏(せいわげんじ)の嫡流(ちゃくりゅう)河内源氏(かわちげんじ)の分流に当たります。

前九年(ぜんくねん)の役、後三年(ごさんねん)の役で活躍した八幡太郎源義家の孫、足利陸奥判官源義康が祖とされます。

関連記事:
庄司浩『辺境の争乱』

その子・上総介義兼は治承・寿永(じしょう・じゅえい)の乱(源平合戦(げんぺいがっせん))時に武衛源頼朝の御家人(ごけにん)となり、その血縁から将軍家一門として高い地位に就きます。

足利家は鎌倉時代中は三河(みかわ)・上総(かずさ)の守護(しゅご)に任じられますが、その時に吉良(きら)家、斯波(しば)家、細川(ほそかわ)家、一色(いっしき)家、源姓畠山(げんせい・はたけやま)家、今川(いまがわ)などの別家(べっけ)が生まれ、彼らの子孫は室町(むろまち)時代に守護や要職に就き、活躍しました。

【吉良家についての関連記事】
言葉と人間の本質を見極めた「人間学」―山岡荘八『徳川家康』第3巻

【斯波家についての関連記事】
『麒麟がくる』第7~8回ー尾張国内の政治情勢/当時の三河情勢

【細川家についての関連記事】
『麒麟がくる』第35回―細川藤孝について

【畠山家についての関連記事】
『麒麟がくる』第13~14回―戦国最強の傭兵団/村木砦の戦い

【今川家についての関連記事】
『麒麟がくる』第21回―松平蔵人の親族


その後、足利家は鎌倉(かまくら)幕府の実権を握っていた北条得宗家(ほうじょう・とくそうけ)と良好な関係を続け、最有力御家人(ごけにん)としての地位を保ち続けます。

鎌倉時代末期に当主となった足利又太郎高氏〔後の尊氏〕は元弘(げんこう)3年(1333年)、後醍醐天皇(ごだいご・てんのう)の挙兵を鎮圧するために京都(きょうと)へ向かいますが、そのまま天皇方に寝返り、六波羅探題(ろくはら・たんだい)を滅ぼし、天皇の倒幕(とうばく)の戦いに協力します。

その後武家への恩賞問題で天皇と対立し、建武(けんむ)3年(1336年)、光明(こうみょう)天皇を立てて北朝(ほくちょう)を樹立し、将軍宣下(しょうぐん・せんげ)を受けて征夷大将軍となり室町幕府を開きます。

この後は南北朝(なんぼくちょう)の動乱や観応の擾乱(かんのうのじょうらん)を経て権大納言義昭に至るまでの歴代将軍家の概要を書きたいのですが、もうすでに結構な分量に達してしまっているので、次の機会に譲りますw

こんな感じで、ドラマの背景にある知識が分かるとドラマをもっと楽しめます!

というわけでまだまだ説明したいことはたくさんありますが、今回は以上です!

最後まで読んでいただきありがとうございました!


次回の記事を読みたい方は、下記リンクをタップしてください:
『麒麟がくる』第37回―足利家について(2)


以下もご覧ください!

※トップ画像はイメージです。

○今回登場した人物のフルネーム(参考:「武家や公家の名前について」)
・明智 十兵衛 源 光秀
あけち じゅうべえ みなもと の みつひで
・三条西 内大臣〔通称不明〕 藤原 朝臣 実枝〔実世、実澄〕
さんじょうにし ないだいじん〔通称不明〕 ふじわら の さねき〔さねよ、さねずみ〕
・方仁〔諡号:正親町帝〕
みちひと〔諡号:おおぎまちのみかど〕
・佐久間 右衛門尉 平 朝臣 信盛
さくま うえもんのじょう たいら の あそん のぶもり
・柴田 権六 源 勝家
しばた ごんろく みなもと の かついえ
・木下〔羽柴〕 藤吉郎 (平、豊臣) 秀吉
きのした〔はしば〕 とうきちろう (たいら の、とよとみ の) ひでよし
・織田 弾正大弼〔通称は三郎〕 平〔藤原、忌部〕 朝臣 信長
おだ だんじょうのだいひつ〔通称はさぶろう〕 たいら〔ふじわら、いんべん〕 の あそん のぶなが
・松永 弾正忠〔または弾正少弼。通称は不明〕 紀〔藤原?源?〕 朝臣 久秀
まつなが だんじょうのじょう〔またはだんじょうのしょうひつ〕 き〔ふじわら?みなもと?〕 の あそん ひさひで
・武田 大膳大夫〔通称は太郎〕 源 朝臣 晴信〔入道信玄〕
たけだ だいぜんのだいぶ〔通称はたろう〕 みなもと の あそん はるのぶ〔入道しんげん〕
・徳川〔松平〕 侍従〔通称は次郎三郎〕 源 朝臣 家康〔元信、元康〕
とくがわ〔まつだいら〕 じじゅう〔通称はじろうさぶろう〕 みなもと の あそん いえやす〔もとのぶ、もとやす〕
・征夷大将軍 足利 権大納言〔通称不明〕 源 朝臣 義昭〔義秋、一乗院覚慶〕
せいいたいしょうぐん あしかが ごんのだいなごん〔通称不明〕 みなもと の あそん よしあき〔よしあき、いちじょういんかくけい〕
・摂津 掃部頭〔中務大輔。通称不明〕 藤原〔中原〕 朝臣 晴門〔晴直〕
せっつ かもんのかみ〔なかつかさのたゆう。通称不明〕 ふじわら〔なかはら〕 の あそん はるかど〔はるなお〕
・鎮守府将軍 陸奥守〔通称は八幡太郎〕 源 朝臣 義家
ちんじゅふしょうぐん むつのかみ〔通称ははちまんたろう〕 みなもと の あそん よしいえ
・足利 陸奥守〔通称は陸奥判官等〕 源 朝臣 義康
あしかが むつのかみ〔通称はむつはんがん等〕 みなもと の あそん よしやす
・足利 上総介〔通称は三郎〕 源 朝臣 義兼
あしかが かずさのすけ〔通称はさぶろう〕 みなもと の あそん よしかね
・征夷大将軍 右近衛大将〔通称は三郎、武衛、鎌倉殿等〕 源 朝臣 頼朝
せいいたいしょうぐん うこんえのだいしょう〔通称はさぶろう、ぶえい、かまくらどの等〕 みなもと の あそん よりとも
・足利 権大納言〔通称は又太郎〕 源 朝臣 尊氏〔高氏〕
あしかが ごんのだいなごん〔通称はまたたろう〕 みなもと の あそん たかうじ〔たかうじ〕
☆武家の「通称」の普及を切に願います!

参考
OLDIES 三丁目のブログ
ぴえーるのテレビブログ
韓ドラ大好きおばさんの「言いたい放題いわせてヨ!」


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Posted by 鷲谷 城州 at 20:00│Comments(0)テレビ
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