さぽろぐ

映画・TV・音楽  |その他の都道府県・海外

ログインヘルプ


2017年05月28日

『真田丸』第43回―木村重成に注目すべし!

大阪城
《令和6年6月12日更新》

皆さんこんばんは。
今回は去年のNHK大河ドラマ『真田丸(さなだまる)』第43回「軍議」についての感想です。
※記事下部に武家や公家の人物名の読み仮名を載せています。

【『真田丸』シリーズ】
・第1~5回―真田昌幸の魅力 ・第6~7回―現代劇的なドタバタはいらない


あらすじ
大坂(おおさか)城に入り、軍議に参加する真田幸村(堺雅人)。幸村は城を打って出て京都(きょうと)を攻めるように主張し、毛利勝永(岡本健一)、明石全登(小林顕作)、長宗我部盛親(阿南健治)、後藤又兵衛(哀川翔)の了承を得、織田有楽斎(井上順)の反対を抑え、ついに大野治長(今井朋彦)と豊臣秀頼(中川大志)の承諾を得るが、茶々(ちゃちゃ)(竹内結子)の鶴の一声でその決定が覆り…
という感じですが、この辺から登場する木村重成(白石隼也)に注目してほしい!
(といっても、もう放送が終わっているのでドラマ内での注目は難しいですが 笑)


織田有楽斎が登場する戦いについて知りたい方は、下記リンクをクリックしてください:
天目山の戦いから学ぶ―撤退のベスト・タイミングとは

関連記事(羽柴秀吉、豊臣秀頼の正式名について):
『麒麟がくるまでお待ちください』第4回―羽柴藤吉郎の名称

関連記事(関ヶ原合戦時の豊臣秀頼の立場について):
司馬遼太郎『関ヶ原』中


若さゆえか、大坂の陣前夜には主戦派として徳川(とくがわ)家との戦いを主張し、柔弱だが時勢の見えていた片桐且元(小林隆)の排斥に関わるなど豊臣(とよとみ)家の弱体化に一役買ってしまいますが、いざ開戦となると獅子奮迅(ししふんじん)の活躍。

大坂の陣といえば1614年、15年の出来事であり、その直前の戦いといえば1600年の関ヶ原(せきがはら)の戦いです。
大坂の陣で活躍した浪人(ろうにん)のほとんどはベテランで、関ヶ原以前の戦いを経験している猛者たちばかりですが、木村重成は1593年生まれ(不確定ですが、大体この頃)。

大坂冬の陣が初陣(ういじん)なんですね。


大坂の陣関連の記事:
大坂夏の陣に学ぶ―覚悟して手放す

同関連記事:
大坂冬の陣に学ぶ―自分のプライドを自分でたたき折る

同関連記事:
『真田丸』第49回―伊達政宗の天下取り


初めての戦いで後藤又兵衛とともに大活躍。
戦後は秀頼の正使として徳川秀忠(星野源)と会見し、その立ち居振る舞いを絶賛されています。

夏の陣では長宗我部盛親とともに八尾(やお)に出陣して、猛将藤堂高虎と「井伊(いい)の赤備(あかぞな)え」を率いた名将井伊直政の息子直孝の部隊と激突。
藤堂(とうどう)軍の右翼を破るも進撃をやめなかったことで井伊直孝隊と激突。
死闘の末に討死します。

後藤又兵衛や長宗我部盛親などのおっさん勢は死闘を何度も経験しているはずなのでわからなくはないのですが、戦をしなくて済んできた世代である木村重成がこれだけ戦ったというのは心が奮える思いを感じます。


そもそも重成がなぜこれだけ戦ったかというのは、あくまで推測で裏づけはありませんが、理由があるようです。

しかし、今回はこれで結構分量を書いてしまったので次回に持ち越します!
(ドラマの感想を全然書いていませんね 笑)

続き:
『真田丸』第44回―木村重成推し

今回登場した人物のフルネーム
・真田 左衛門佐〔通称は源次郎〕 滋野〔源〕 朝臣 幸村〔信繁〕
さなだ さえもんのすけ〔通称はげんじろう〕 しげの〔みなもと〕 の あそん ゆきむら〔のぶしげ〕
・毛利〔森〕 豊前守〔通称不明〕 (氏不明) 朝臣 勝永〔吉政〕
もうり〔もり〕 ぶぜんのかみ〔通称不明〕 (氏不明) あそん かつなが〔よしまさ〕
・明石 左近将監〔通称は掃部助?〕 源 朝臣 全登
あかし さこんのしょうげん〔通称はかもんのすけ?〕  みなもと の あそん てるずみ?〔ぜんと?〕
・長宗我部 土佐守〔通称は右衛門太郎〕 秦 朝臣 盛親
ちょうそかべ とさのかみ〔通称はうえもんたろう〕 はた の あそん もりちか
・後藤 隠岐守〔通称は又兵衛〕 藤原 朝臣 基次
ごとう おきのかみ〔通称はまたべえ〕 ふじわら の あそん もとつぐ
・織田 侍従〔通称は源五郎〕 平〔藤原、忌部〕 朝臣 長益〔入道有楽斎如庵〕
おだ じじゅう〔通称はげんごろう〕 たいら〔ふじわら、いんべ〕 の あそん ながます〔入道うらくさいじょあん〕
・大野 修理大夫〔通称不明〕 (氏不明) 朝臣? 治長
おおの しゅりのだいぶ〔通称不明〕 (氏不明) あそん? はるなが
・羽柴 右大臣〔通称は藤吉郎〕 豊臣 朝臣 秀頼
はしば うだいじん〔通称はとうきちろう〕 とよとみ の あそん ひでより
(実際は文献上「羽柴」と記載されたものは見つかっていないそうですが、名字に当たるものは「羽柴」となります)
・木村 長門守〔通称不明〕 源 朝臣 重成
きむら ながとのかみ〔通称不明〕 みなもと の あそん しげなり
・片桐 東市正〔通称は助作〕 源〔豊臣〕 朝臣 且元
かたぎり ひがしいちのかみ〔通称はすけさく〕 みなもと〔とよとみ〕 の あそん かつもと
・徳川 権大納言〔通称不明、官職は他多数〕 源 朝臣 秀忠
とくがわ ごんのだいなごん〔通称不明、官職は他多数〕 みなもと の あそん ひでただ
・藤堂 和泉守〔通称は与右衛門〕 藤原 朝臣 高虎
とうどう いずみのかみ〔通称はようえもん〕 ふじわら の あそん たかとら
・井伊 侍従〔幼名は万千代〕 藤原 朝臣 直政
いい じじゅう〔幼名はまんちよ〕 ふじわら の あそん なおまさ
・井伊 弁之助 藤原 直孝
いい べんのすけ ふじわら の なおたか
☆武家の「通称」の普及を切に願います!

参考
渡る世間は愚痴ばかり
雑記帳
架空と現実の雑記帳


☆「この人の書いてること、ちょっと面白いかも」と思った方はぜひメルマガ登録してみてください!

歴史を学んで、知識をつけるだけではなく「歴史を活かして自分の生きたい人生を歩む」というテーマで、ブログでは語れない話などを書いています。

↓こちらの画像をタップしてください↓
歴史愛通信

また、メルマガに登録してメルマガに記載されているメールアドレス宛にリクエストを送っていただければ、順次お応えします。


・○○(武将、合戦等)について語ってほしい
・大河ドラマ(『軍師官兵衛』以降)について語ってほしい
・今、○○について悩んでいるが、どの武将を参考にしたらいいか

…等々

ブログと違ってほぼリアルタイム配信なので、会話をしているかのようなコミュニケーションが楽しめます!

登録、お待ちしています!

※メルマガが迷惑メールフォルダや「プロモーション」フォルダに入っている可能性があります。
不定期配信なので、ちょこちょこチェックして、迷惑メールフォルダ等に入らないように設定しておいてください。



threadsX(旧twitter)facebookでのフォロー、お待ちしてます!


人生の自由度を自分でコントロールでき、
 自分だけではなく他人も自由にして、
  『子どもが憧れるような、人生を遊べるカッコいい大人』


が集まるコミュニティに参加させていただいています。

上記を既に実現している人だけでなく、これから実現したいという人も参加可能で、実際にそれらを実現している人々の空気感に触れるチャンスだったりします。

一緒に遊び、成長する仲間を募集しているので、

人生を変えたい!

と少しでも思う人は、下記リンクをタップして、とりあえず説明を聞いてみてください。
(ウェビナー配信です)
リバタリストBootCampセミナー

セミナーに参加するだけでも大きな影響があり、自分の人生について深く向き合い、人生を変えるきっかけになります!

少しでも気になった方は、お気軽に参加してみてください!

/
記事を読んでいただき、ありがとうございました!他の記事もぜひご覧下さい。
次回は「腕時計をもらった」。

//
今期イチオシ曲!ぜひ聞いてください!
【Cover】Nowhere Man / Joshu Washiya

※The Beatlesの楽曲のカバー。ボーカル・コーラスは筆者の声。楽器隊は打ち込みですが、機材が整い次第自分で演奏する予定です。







あなたにおススメの記事


follow us in feedly
同じカテゴリー(テレビ)の記事画像
『青天を衝け』第31回―井上家について
『青天を衝け』第30回―五代家について
『青天を衝け』第29回―伊藤博文について
『青天を衝け』第28回―大隈重信について
『青天を衝け』第27回―「藩」はどうなったのか?
『青天を衝け』第26回―高松凌雲について
同じカテゴリー(テレビ)の記事
 『青天を衝け』第31回―井上家について (2021-10-30 20:00)
 『青天を衝け』第30回―五代家について (2021-10-22 20:00)
 『青天を衝け』第29回―伊藤博文について (2021-10-14 20:00)
 『青天を衝け』第28回―大隈重信について (2021-10-06 20:00)
 『青天を衝け』第27回―「藩」はどうなったのか? (2021-10-02 20:00)
 『青天を衝け』第26回―高松凌雲について (2021-09-24 20:00)

Posted by 鷲谷 城州 at 20:00│Comments(0)テレビ
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。