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2021年02月24日

『麒麟がくる』第39回―原田備中守について

大阪 四天王寺 庚申堂


皆さんこんばんは。
今回は令和2年の大河ドラマ『麒麟がくる』第39回に関しての楽しみ方を解説したいと思います。

大河ドラマを見てみたけれど、歴史もよくわからないし、どう楽しんでいいのかわからない
歴史には興味あるけど、自分では積極的に勉強する気になれない、という方必見です!

【『麒麟がくる』の楽しみ方】
・第1~2回 ・第3~4回
・第5~6回 ・第7~8回
・第9~10回 ・第11~12回
・第13~14回 ・第15~16回
・第17~18回―斎藤家の血族関係/永禄元年までの織田家 ・第19~20回―足利将軍家の動き/桶狭間の戦い
・第21回―松平蔵人の親族
・『麒麟がくるまでお待ちください』第2~3回―斎藤道三二代説/前田利家の生涯
・『麒麟がくるまでお待ちください』第4回―羽柴藤吉郎の名称
・総集編第1回 ・第22回―三好氏の血縁関係
・第23回―三好氏の血縁関係(2) ・第24回―剣豪の系譜
・第25回―朝倉氏の系譜・第26回―摂関家の系譜
・第27回―会合衆とは何者か? ・第28回―摂津晴門とは何者?
・第29回―押領と何か・第30回―三淵氏の来歴
・第31回―浅井家の来歴 ・第32回―森可成とは?
・第33回―延暦寺の歴史 ・第34回―松永弾正の出自
・第35回―細川藤孝について ・第36回―足利家について(1)
・第37回―足利家について(2) ・第38回―斎藤内蔵助について


まずはあらすじ。

天正3(1575)年、織田参議信長(染谷将太)は権大納言兼右近衛大将に任命された。
内大臣三条西実澄(石橋蓮司)は岐阜を訪れ、任官の挨拶をせずに岐阜に戻ってしまった信長に苦言を呈すが、帝(坂東玉三郎)が信長から贈られた蘭奢待を毛利にあげてしまったことを指摘する。

明けて天正4(1576)年、信長は原田備中守直政、佐久間右衛門尉信盛(金子ノブアキ)、明智十兵衛光秀(長谷川博己)、細川兵部大輔藤孝(眞島秀和)らを天王寺砦に入れ、信長に激しく抵抗する大坂本願寺の制圧を目指していた。

しかし織田軍は苦戦し、原田直政が討死してしまう。
しびれを切らした信長は自ら天王寺砦に乗り込み前線に立つも、鉄砲による狙撃を受け脚を負傷してしまう。

この戦いで十兵衛は負傷し、京都の自邸に担ぎ込まれる。
妻の煕子(木村文乃)は望月東庵らを呼び決死の看病をし、雨の日も神社に通い、十兵衛の回復を祈り続けた。

その甲斐あってか十兵衛は回復するも、今度は煕子が病に倒れてしまう。

ということで、




<第39回「本願寺を叩け」の感想>


今回もわかりやすく本能寺の変の伏線が描かれており、非常に面白かったと思います。


関連記事:
本能寺の変に学ぶ―覚悟を決める


権大納言右大将の任官の挨拶をせずに岐阜へ帰ってしまう信長。
そして、帝が蘭奢待を毛利に渡してしまったことを知り、帝と距離を取り始めた信長。

天王寺砦の戦いで討死した原田直政の家臣や武将たちを罵る信長。

これはあくまでもドラマとして脚色された場面だったのですが、こんな光景は一般の会社でもよく見られますよね。

会社が苦戦している時ってのは、大体前線に立たされている社員たちも苦しい状況に立たされていて疲弊しています。

それなのに社長や上司は、いつもは来ないくせにたまにきて「気合いが足りてないぞ」といい、頑張っている社員たちに「頑張りが足りない」という。

本人たちは鼓舞しているつもりなのでしょうが、全く逆効果で、士気が大暴落するパターンですよねw


関連記事:
雑賀・根来合戦から学ぶ―つまらない職場を楽しくする方法

関連記事:
石山合戦から学ぶ―「理念」のもつパワー

関連記事:
記事「大航海時代に日本が侵略されなかった理由wwwww」について(5)


そしてこの回のメインともいえる、煕子の死。

煕子の、十兵衛への愛は美しかったですね。

僕は大河ドラマにラブコメ的要素はいらないと思っているのですが、この二人はラブコメではなく美しい夫婦愛でしたね。

木村文乃さん、綺麗でした。

そして、お疲れ様でした!



<第39回の楽しみ方―原田備中守について―>


右大将織田信長(以下「右大将」)の家臣といえば、羽柴筑前守秀吉や明智日向守光秀(以下「日向守」)(※)の他、柴田修理亮勝家や佐久間右衛門尉信盛、丹羽五郎左衛門長秀や滝川左近将監一益などが有名です。
※今回ドラマで描かれた頃には、明智十兵衛は「惟任」の賜姓を受け、「日向守」に叙任されています。

彼らが有名なのはその実力もさることながら、軍団を任されるまでに出世したという事実が重要だったりします。

今回、天王寺砦の戦いで討死した原田備中守直政(以下「備中守」)は織田家中でも重臣中の重臣だったのですが、この時の討死によって存在感が陰ってしまったことが本当に残念です。

今回は、そんな原田備中守について書きたいと思います。


参考記事:
谷口克広『信長と消えた家臣たち』


備中守直政は、元々の名字は塙(ばん)といいます。
塙九郎左衛門直政です。

尾張の出身で、右大将信長の馬周り衆や赤母衣衆を務めていました。

『麒麟がくる』ではほとんど取り上げられていませんでしたが、永禄11(1568)年に右大将が足利左馬頭義昭を奉じて入京して以降は畿内の政務を担当していました。

明智日向守は京都の政務を担当していましたから、原田備中とは業務上のやり取りも多かったものと思われます。

天正2(1574)年には南山城の守護に任じられ、翌天正3(1575)年には兼任で大和の守護に任じられていますから、上記の「重臣中の重臣」という表現がしっくりくることがわかると思います。

武将としても活躍しており、主に一向一揆との戦いで手柄を立てています。

畿内で2か国の守護を担当しており、しかも一向一揆での実績があった人物ですから、佐久間右衛門や柴田修理を差し置いて天王寺砦の戦いの総大将に任命されたというのも納得です。

しかし、この戦いで討死したことで史料上からは姿を消し、後世で語られることは比較的少なくなってしまいました。

知名度が低いことで、ドラマなどで描かれることは非常に少ない人物ですが、本来ならば明智日向守が主人公の話では大活躍してもおかしくないはずの人物なんです。

いつの日か、原田備中が大河ドラマでしっかり描かれる日がくることを祈っています!

こんな感じで、ドラマの背景にある知識が分かるとドラマをもっと楽しめます!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

以下もご覧ください!

※トップ画像はイメージです。

○今回登場した人物のフルネーム(参考:「武家や公家の名前について」)
・織田 権大納言兼右近衛大将(通称は三郎) 平(藤原、忌部) 朝臣 信長
・三条西 内大臣(通称不明) 藤原 朝臣 実枝(実世、実澄)
・方仁(諡号:正親町帝)
・原田(塙) 備中守(通称は九郎左衛門) 大蔵(平?源?) 朝臣 直政(正勝、重友)
・佐久間 右衛門尉(通称不明) 平 朝臣 信盛
・明智(惟任) 日向守(通称は十兵衛) 源(大神) 朝臣 光秀
・細川 兵部大輔(通称は与一郎) 源 朝臣 藤孝
・羽柴(木下) 筑前守(通称は藤吉郎) 平(豊臣) 朝臣 秀吉
・柴田 修理亮(通称は権六(郎)) 源 朝臣 勝家
・丹羽(惟住) 五郎左衛門 良岑(大神) 長秀
・滝川 左近将監(通称は彦右衛門) 紀 朝臣 一益
・征夷大将軍 足利 権大納言(通称不明) 源 朝臣 義昭(義秋、一乗院覚慶)
☆武家の「通称」の普及を切に願います!

参考
ゆーくんはどこ?
ぴえーるのテレビブログ
韓ドラ大好きおばさんの「言いたい放題いわせてヨ!」

↓時代背景のイメージを感じられたかなと思ったら下記リンクのドラマガイドなどでドラマの内容を復習してみてください!




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Posted by Sosuke Washiya at 20:00│Comments(2)テレビ
この記事へのコメント
こんにちは
原田備中守というマイナーな武将を
取り上げていただき感謝です❣️
塙九郎左衛門は、信長公記にも何度も登場する腹心中の腹心ですよね。
信頼篤い部下を失った怒りが、佐久間に飛び火したのかも知れません。
Posted by ゆうくんまま at 2021年02月27日 14:31
ゆうくんままさん、こんばんは!

なるほど。
原田備中が討ち死にしたのは佐久間右衛門がしっかり支えなかったからだ!
みたいな心境ですかね?

信盛の追放も、それはそれで不自然ですからね。
原田の討死が飛び火したと考えると理解しやすいかもしれませんね。
Posted by 鷲谷 壮介 at 2021年02月27日 21:11
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