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2021年07月22日

「大きな欲」と「小さな欲」―山岡荘八『徳川家康』第6巻

『徳川家康』6巻
《令和6年1月27日更新》

皆さんこんばんは。
今回は山岡荘八氏の大作『徳川家康』(全26巻)の第6巻「燃える土の巻」のご紹介です。

個人的にはこの『徳川家康』は祖母が愛読していたということで、愛着のある作品です。

読み始めたのは去る平成24年。今から9年前です。

他の本に浮気しつつも全26巻を最初に読み終えたのが、2年後の平成26年ごろだったと思います。

直後に2回目を読み始め、それが終わったのがまた2年後の平成28年ごろ。
またすぐに3回目を読み始めて今は23巻を読み終わったところです。

徳川家康というと、「織田信長と豊臣秀吉が作り上げた天下統一の功績を、関ヶ原(せきがはら)の戦いと大坂(おおさか)の陣で豊臣(とよとみ)家を滅ぼしてかっさらった」みたいな言われ方をしていますが、僕はそれを払拭(ふっしょく)したい!

この小説は全26巻あるので非常にハードルが高いのですが、この小説さえ読んでいただければ、家康のそういった「古狸」的なイメージは一新できると信じているのです。

【これまでのレビュー】
第1巻:
平和への願いとともに生まれた徳川家康(山岡荘八『徳川家康』第1巻)

第2巻:
これぞ徳川家の柱石・三河武士の死にざまだ!!(山岡荘八『徳川家康』第2巻)

第3巻:
言葉と人間の本質を見極めた「人間学」―山岡荘八『徳川家康』第3巻

第4巻:
徳川家康の生涯を貫く思想―山岡荘八『徳川家康』第4巻

第5巻:
苦難の時代の幕開け―山岡荘八『徳川家康』第5巻

では、まずは第6巻のあらすじです。
※記事を書く都合上、小説中でのエピソードの登場順と下記あらすじは前後することがあります。
※記事下部に武家や公家の人物名の読み仮名を載せています。


↓こちらの本について書いています。

【中古】 徳川家康 燃える土の巻(6) 山岡荘八歴史文庫 28 講談社文庫/山岡荘八【著】 【中古】afb
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Posted by 鷲谷 城州 at 20:00Comments(0)

2021年02月28日

苦難の時代の幕開け―山岡荘八『徳川家康』第5巻

山岡荘八『徳川家康』第5巻
《令和6年2月13日更新》

皆さんこんばんは。
今回は山岡荘八氏の大作『徳川家康』(全26巻)の第5巻「うず潮の巻」のご紹介です。

個人的にはこの『徳川家康』は祖母が愛読していたということで、愛着のある作品です。

読み始めたのは去る平成24年。今から8年前です。

他の本に浮気しつつも全26巻を最初に読み終えたのが、2年後の平成26年ごろだったと思います。

直後に2回目を読み始め、それが終わったのがまた2年後の平成28年ごろ。
またすぐに3回目を読み始めて今は23巻を読み終わったところです。

徳川家康というと、「織田信長と豊臣秀吉が作り上げた天下統一の功績を、関ヶ原(せきがはら)の戦いと大坂(おおさか)の陣で豊臣(とよとみ)家を滅ぼしてかっさらった」みたいな言われ方をされていますが、僕はそれを払拭(ふっしょく)したい!

この小説は全26巻あるので非常にハードルが高いのですが、この小説さえ読んでいただければ、家康のそういった「古狸(ふるだぬき)」的なイメージは一新できると信じているのです。

【これまでのレビュー】
第1巻:
平和への願いとともに生まれた徳川家康(山岡荘八『徳川家康』第1巻)

第2巻:
これぞ徳川家の柱石・三河武士の死にざまだ!!(山岡荘八『徳川家康』第2巻)

第3巻:
言葉と人間の本質を見極めた「人間学」―山岡荘八『徳川家康』第3巻

第4巻:
徳川家康の生涯を貫く思想―山岡荘八『徳川家康』第4巻

では、まずは第5巻のあらすじです。
※記事下部に武家や公家の人物名の読み仮名を載せています。

↓こちらの本について書いています。

徳川家康(5) うず潮の巻 (山岡荘八歴史文庫)
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Posted by 鷲谷 城州 at 20:00Comments(2)

2020年10月11日

山岡荘八『徳川家康』第4巻―徳川家康の生涯を貫く思想

徳川家康4巻
《令和6年5月18日更新》

皆さんこんばんは。
今回は山岡荘八氏の大作『徳川家康』(全26巻)の草創期である第4巻「葦(あし)かびの巻」のご紹介です。

個人的にはこの『徳川家康』は祖母が愛読していたということで、愛着のある作品です。

読み始めたのは去る平成24年。今から8年前です。

他の本に浮気しつつも全26巻を最初に読み終えたのが、2年後の平成26年ごろだったと思います。

直後に2回目を読み始め、それが終わったのがまた2年後の平成28年ごろ。
またすぐに3回目を読み始めて今は23巻を読み終わったところです。

徳川家康というと、「織田信長と豊臣秀吉が作り上げた天下統一の功績を、関ヶ原(せきがはら)の戦いと大坂(おおさか)の陣で豊臣(とよとみ)家を滅ぼしてかっさらった」みたいな言われ方をしていますが、僕はそれを払拭(ふっしょく)したい!

この小説は全26巻あるので非常にハードルが高いのですが、この小説さえ読んでいただければ、家康のそういった「古狸(ふるだぬき)」的なイメージは一新できると信じているのです。
※記事下部に武家や公家の人物名の読み仮名を載せています。

【これまでのレビュー】
平和への願いとともに生まれた徳川家康(山岡荘八『徳川家康』第1巻)

山岡荘八『徳川家康』第2巻―これぞ徳川家の柱石・三河武士の死にざまだ!!

言葉と人間の本質を見極めた「人間学」―山岡荘八『徳川家康』第3巻

では、まずは第4巻のあらすじです。
※説明の都合上、エピソードの登場順は多少前後しています。

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Posted by 鷲谷 城州 at 20:00Comments(2)

2020年07月23日

山岡荘八『徳川家康』第3巻―言葉と人間の本質を見極めた「人間学」

山岡荘八『徳川家康』第3巻
《令和6年8月27日更新》

皆さんこんばんは。
今回は山岡荘八氏の大作『徳川家康』(全26巻)の草創期である第3巻「朝露の巻」のご紹介です。

個人的にはこの『徳川家康』は祖母が愛読していたということで、愛着のある作品です。

読み始めたのは去る平成24年。今から8年前です。

他の本に浮気しつつも全26巻を最初に読み終えたのが、2年後の平成26年ごろだったと思います。

直後に2回目を読み始め、それが終わったのがまた2年後の平成28年ごろ。
またすぐに3回目を読み始めて今は23巻を読み終わったところです。

徳川家康というと、「織田信長と豊臣秀吉が作り上げた天下統一の功績を、関ヶ原(せきがはら)の戦いと大坂(おおさか)の陣で豊臣(とよとみ)家を滅ぼしてかっさらった」みたいな言われ方をしていますが、僕はそれを払拭(ふっしょく)したい!

この小説は全26巻あるので非常にハードルが高いのですが、この小説さえ読んでいただければ、家康のそういった「古狸(ふるだぬき)」的なイメージは一新できると信じているのです。
※記事下部に武家や公家の人物名の読み仮名を載せています。


【これまでの記事】
・第1巻―平和への願いとともに生まれた徳川家康・第2巻―これぞ徳川家の柱石・三河武士の死にざまだ!!



では、第3巻のレビューをどうぞ!
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Posted by 鷲谷 城州 at 20:00Comments(0)

2020年05月04日

山岡荘八『徳川家康』第2巻―これぞ徳川家の柱石・三河武士の死にざまだ!!

山岡荘八『徳川家康』第2巻
《令和6年5月14日更新》

皆さんこんばんは。
今回は山岡荘八氏の大作『徳川家康』(全26巻)の草創期である第2巻「獅子の座の巻」のご紹介です。

個人的にはこの『徳川家康』は祖母が愛読していたということで、愛着のある作品です。

読み始めたのは去る平成24年。今から8年前です。

他の本に浮気しつつも全26巻を最初に読み終えたのが、2年後の平成26年ごろだったと思います。

直後に2回目を読み始め、それが終わったのがまた2年後の平成28年ごろ。
またすぐに3回目を読み始めて今は23巻を読んでいるところです。

徳川家康というと、「織田信長と豊臣秀吉が作り上げた天下統一の功績を、関ヶ原の戦いと大坂の陣で豊臣家を滅ぼしてかっさらった」みたいな言われ方をしていますが、僕はそれを払拭したい!

この小説は全26巻あるので非常にハードルが高いのですが、この小説さえ読んでいただければ、家康のそういった「古狸(ふるだぬき)」的なイメージは一新できると信じているのです。
※記事下部に武家や公家の人物名の読み仮名を載せています。

【これまでのレビュー】
第1巻


『徳川家康』についての他の記事を読みたい方は、下記リンクをタップしてください:
徳川家康の生涯を貫く思想―山岡荘八『徳川家康』第4巻

関連記事:
言葉と人間の本質を見極めた「人間学」―山岡荘八『徳川家康』第3巻

関連記事:
司馬遼太郎『関ヶ原』上

では、第2巻のレビューをどうぞ!
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Posted by 鷲谷 城州 at 21:00Comments(0)

2020年01月29日

平和への願いとともに生まれた徳川家康―山岡荘八『徳川家康』第1巻

山岡荘八『徳川家康』第1巻
《令和6年10月25日更新》

皆さんこんばんは。
今回は山岡荘八氏の大作『徳川家康』(全26巻)の黎明である第1巻「出生乱離の巻」のご紹介です。


【歴史創作についてのこれまでの記事】
・津本陽『椿と花水木』―幕末の勇者・ジョン万次郎の波乱万丈の人生・吉川英治『三国志』(一)~(四)



個人的にはこの『徳川家康』は祖母が愛読していたということで、いつか読もうと思っていた作品でした。

読み始めたのは先の平成24年。今から8年前です。

他の本に浮気しつつも全26巻を最初に読み終えたのが、2年後の平成26年ごろだったと思います。

直後に2回目を読み始め、それが終わったのがまた2年後の平成28年ごろ。
またすぐに3回目を読み始めて今は23巻を読んでいるところです。

徳川家康というと、「織田信長と豊臣秀吉が作り上げた天下統一の功績を、関ヶ原(せきがはら)の戦いと大坂(おおさか)の陣で豊臣家を滅ぼしてかっさらった」みたいな言われ方をしていますが、僕はそれを払しょくしたい!

この小説は全26巻あるので非常にハードルが高いのですが、この小説さえ読んでいただければ、家康のそういった「古狸(ふるだぬき)」的なイメージは払しょくできると信じているのです。

では、第1巻のレビューをどうぞ!
※記事下部に人物の読み仮名をのせています。


『徳川家康』の他の巻についての記事を読みたい方は、下記リンクをタップしてください:
徳川家康の生涯を貫く思想―山岡荘八『徳川家康』第4巻

関連記事:
言葉と人間の本質を見極めた「人間学」―山岡荘八『徳川家康』第3巻

関連記事:
苦難の時代の幕開け―山岡荘八『徳川家康』第5巻

関連記事:
小牧長久手の戦いに学ぶ―勝ちすぎてはいけない


↓こちらの本について書いています。

徳川家康(1) 出生乱離の巻 (山岡荘八歴史文庫)
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Posted by 鷲谷 城州 at 22:00Comments(0)

2019年11月10日

武士道を追究したい人はコレ!!津本陽『名臣伝』

津本陽『名臣伝』
《令和6年5月7日更新》

皆さんこんばんは。
今回は歴史小説の大家津本陽氏の名作『名臣伝(めいしんでん)のご紹介です。
※記事下部に武家や公家の人物名の読み仮名を載せています。

津本陽氏の著作についての記事を読みたい方は、下記リンクをタップしてください:
津本陽『椿と花水木』

外国人が流入してきて日本人のアイデンティティが問われ始めて久しい今日この頃。
そのアイデンティティの一要素として「武士道」が叫ばれてこれまた久しいですが、とかく「武士道」というものは尾ひれがついて都市伝説化している感があります。

今回の津本陽(つもと・よう)氏の『名臣伝』は津本氏の出身地である紀州(きしゅう)藩に伝わる武士、特に初期の武士たちの逸話を集めた短編集です。


「武士道」に言及した記事:
一言坂の戦い合戦に学ぶ―がむしゃらになれ

同上:
ラストサムライ

同上:
若松義人『トヨタ流「最強の社員」はこう育つ』

「紀州」関連の記事:
雑賀・根来合戦から学ぶ―つまらない職場を楽しくする方法


↓こちらの作品について書いています。

名臣伝 (文春文庫)
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Posted by 鷲谷 城州 at 22:00Comments(0)

2019年08月22日

司馬遼太郎『関ヶ原』下―徳川家康の真実に迫る!

関ヶ原 徳川家康最後の陣跡
《令和6年9月22日更新》

皆さんこんばんは。
今回は司馬遼太郎(しば りょうたろう)『関ヶ原(せきがはら)』下のブックレビューです。
※記事下部に武家や公家の人物名の読み仮名を載せています。


【司馬遼太郎『関ヶ原』についてのこれまでの記事】
・『関ヶ原』上・『関ヶ原』中―徳川家康の策略と歴史の真実



というわけで、


↓こちらの本について書いてます。

関ケ原(下) (新潮文庫)
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Posted by 鷲谷 城州 at 22:00Comments(0)

2019年06月03日

司馬遼太郎『関ヶ原』中―徳川家康の策略と歴史の真実

関ヶ原の雪景色
《令和6年9月19日更新》

皆さんこんばんは。
今回は3年ぶりのブックレビューでして、しかも3年前に読み終わって返してしまった本についてです笑


【これまでのブックレビュー】
・ポアロ



司馬遼太郎氏の『関ヶ原(せきがはら)』の中の感想です。
※記事下部に武家や公家の人物名の読み仮名を載せています。

上巻についての記事を読みたい方は、下記リンクをタップしてください:
司馬遼太郎『関ヶ原』上

何しろ読んだのは3年前でして、さらに僕は山岡荘八氏の『徳川家康』のファンでありつつも、同時進行で両書を読んだので、多少こんがらがっているところはあります笑

関連記事:
大河ドラマを楽しむ方法(12)(『麒麟がくるまでお待ちください』第2~3回)

関連記事:
これぞ徳川家の柱石・三河武士の死にざまだ!!(山岡荘八『徳川家康』第2巻)

関連記事:
司馬遼太郎『関ヶ原』下


↓こちらの本について書いています。

関ケ原(中) (新潮文庫)
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Posted by 鷲谷 城州 at 22:00Comments(0)

2018年02月20日

子どものころ読んでいた本

十五少年漂流記


皆さんこんばんは。
今回は記事「小学生の頃にどんな本を読んでいたか」に触発されて、自分が子どものころ読んでいた本について書こうと思います。

ブログ上ではあんまり自分の話は書かないようにしているのですが(多分、読んでも面白くないだろうと思って)、たまにはこういう平和的な内容もいいかなと思いまして 笑

あとは、子どものころに読んだ本によってだいぶ年代がわかるというトラップも面白いですね 笑

ちなみに、僕は今でこそ毎晩本を読んでいますが、小学校4年生くらいまでは本を読むのが大嫌いでした。
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Posted by 鷲谷 城州 at 19:00Comments(0)