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2020年02月26日

大河ドラマを楽しむ方法(2)(『麒麟がくる』第3~4回)

春日山城


皆さんこんばんは。
今回は今年の大河ドラマ『麒麟がくる』第3~4回)に関しての楽しみ方を解説したいと思います。

大河ドラマを見てみたけれど、歴史もよくわからないし、どう楽しんでいいのかわからない
歴史には興味あるけど、自分では積極的に勉強する気になれない、という方必見です!

まずはあらすじ。

斎藤山城守利政(本木雅弘)の策略により美濃井ノ口に攻め寄せた織田弾正忠信秀(高橋克典)を撃退した美濃勢。
山城守は戦の裏で暗躍していた守護の土岐次郎頼純(矢野聖人)を暗殺したのち、頼純の叔父にあたる美濃守頼芸(尾美としのり)に守護再任を依頼しにいく。

一方の明智十兵衛光秀(長谷川博己)は叔父兵庫頭光安(西村雅彦)をはじめとした負傷者の手当のために、医者である望月東庵(堺正章)の助手駒(門脇麦)を連れて明智荘に戻り、しばし平穏な日々を過ごすのであった。

山城守の妻小見の方(片岡京子)は無事回復し、役目を終えた東庵だったが、山城守に尾張の織田信秀の情勢を探るように命じられる
東庵は尾張に潜入し旧知の織田信秀に接近する。

一方の十兵衛は三河出身だという農民の菊丸(岡村隆史)を連れて東庵を追って尾張に潜入した。

薬草売りに扮して東庵のいる古渡城に潜入し、東庵に薬草を売ると見せて東庵から情報を手に入れた十兵衛たちであったが、美濃への帰り道で何者かに襲われるのであった。

ということで、


<第3回「美濃の国」の感想>


まずは感想です。
まぁ不満を言えば題名ですかね笑

「美濃国」の表記で「みののくに」と読むのですが、まぁそこは「歴史に詳しくなくても楽しめる」というコンセプトによるのでしょう。

あとはあんまり不満はなかったですよ。

他の方も下記ブログでおっしゃっていますが、このころの明智十兵衛の事績は不明なので、今のうちに思う存分フィクションをやればいいと思います。

ただ、面白いか面白くないかと言えば、展開が緩すぎて面白くなかったです。
まぁ、まだ始まったばかりでエンジンがかかっていないということで僕の中では全然ありです!

あとはいつも言っていますが、登場人物は通称か官職名で呼んでほしいです。
「一般的に浸透していない」なんて言い訳ですね。
ドラマ中でいつも通称・官職名で呼んでれば視聴者はすぐになじみますよ。

<第3回の楽しみ方―美濃の情勢―>


このころの美濃周辺の出来事で解説が必要なのはやはり土岐氏の内部抗争と斎藤道三の台頭なのですが、それについては下記「今日は何の日?徒然日記」さんが詳しくおっしゃっているので、ここではそのポイントだけ簡単に説明します。

【美濃の守護就任のための争い図】
土岐頼武 vs 土岐頼芸
斎藤利良   長井長弘

という状態がありまして、左京大夫(当時。さきょうのだいぶ)頼芸の陣営が勝利します。
その後長井越中守長弘が死んで息子の景弘が長井家を継ぎますが、いつの間にか家臣の長井新九郎規秀が長井家を乗っ取ります。

そのうち守護代の斎藤大和守利良も死んで、なぜか斎藤家を長井新九郎が継ぎます。
そうです、私が変なおじさんです。

じゃなくて(笑)、この長井新九郎がのちの斎藤山城守利政、つまり道三なんですね。

<第4回「尾張潜入指令」の感想>


まぁ、面白かったですかね笑

上でも述べましたが、やはり今の段階ではフィクション要素が多いので、逆に脚本家さんがやりたいようにやれているような気がします。

どうも他の大河(『真田丸』とか『おんな城主直虎』のことです笑)のように史実だと言われるエピソードに脚本家オリジナルのフィクションを挟むと浮くので、フィクションを入れ込むのならこの『麒麟がくる』のように主人公の事績がほぼわからない時期にぶつけていった方がいいと思います。

あとは同じように皆さんが言っておられますが、菊丸の正体が気になりますよね。
どこかのブログさんで明智左馬助(さまのすけ)秀満ではないかという説がありましたが、果たして誰なんでしょうね?
それとも架空の人物でしょうか?

<第4回の楽しみ方>


というわけで、今回の舞台は尾張の織田弾正忠の古渡城が多かったですが、当時の織田家の状況をご説明しましょう。

織田弾正忠信秀というとやはり織田(三郎)信長の父ということで、戦も強いし政治的にもやり手だし、イケイケだったと思っている方が多いかもしれませんが、実際はそうではありませんでした。

確かに織田弾正は戦も強いし政治的にもうまいところがありますが、世の中そんなに甘くないんですね笑

三郎信長の織田家(世襲の役職名を取って「織田弾正忠家」または「勝幡(しょうまん)織田家」と言われています)は弾正忠信秀の父信定(彼ももちろん「弾正忠」です笑)の代にようやく勢力を伸ばしてきた家です。

尾張の守護は斯波家ですが、織田家は美濃の斎藤家と同じように守護代の家でした。

しかし、代々守護代を世襲していたのは織田伊勢守家(岩倉織田家)と言われる嫡流の家でした。
弾正忠信秀の家はその伊勢守家の家来の大和守家(清州織田家)のそのまた家来の家でした。

つまり、信秀や信長の弾正忠家が尾張の実権を握るには、織田大和守家、伊勢守家、斯波家の三家を打倒しなくてはいけなかったんですね。

しかも、斎藤山城守のようにうまく多勢力を駆逐できていたわけではなく、このドラマの当時天文17(1548)年にはまだ大和守家も伊勢守家も健在で、さらに勢力が弱まっていたとは言え斯波家も健在でした。

そんな中で、弾正忠は三河にも美濃にも進出していたわけです。

なかなかの離れ業ですが、尾張国内でも戦っている、三河で松平家や今川家と戦っている、美濃では斎藤家と戦っている、というように周りは敵だらけだったわけですね。

そんな状況下で(ドラマのように小豆坂の合戦の負傷が原因かどうかは不明ですが)怪我か病かで弾正忠は勢いを失っていくのです。

そう考えるとこののちの織田家と斎藤家との関係に筋道が通っていきますし、信秀があまり美濃に深入りしなかった理由もわかります。
(美濃に長帯陣すると、その隙に大和守家や伊勢守家、今川家などに足元をすくわれる可能性があった)

こんな感じで、気楽に知識を身に着けて、大河ドラマをもっと楽しみましょう!

今回は以上です!

※トップ画像はイメージです。

○今回登場した人物のフルネーム(参考:「武家や公家の名前について」)
・斎藤 山城守(通称は新九郎) 藤原 朝臣 利政(道三。他多数)
(長井 新九郎 藤原 規秀)
・織田 弾正忠(通称は三郎) 藤原(忌部) 朝臣 信秀
・土岐 次郎 源 頼純
・土岐 美濃守(通称不明。左京大夫) 源 朝臣 頼芸
・明智 十兵衛 源 光秀
・明智 兵庫頭(通称は弥次郎) 源 朝臣 光安
・土岐 修理大夫(通称は次郎) 源 朝臣 頼武
・斎藤 大和守(通称は新四郎) 藤原 朝臣 利良(読みは「としなが」)
・長井 越中守(通称は藤左衛門尉) 藤原 朝臣 長弘
・長井 (官職・通称不明) 藤原 景弘
・明智 左馬助(通称は弥平次) 源 朝臣 秀満
・織田 三郎 平(藤原、忌部) 信長
・織田 弾正忠(通称は三郎) 平(藤原、忌部) 朝臣 信定
☆武家の「通称」の普及を切に願います!

戦国時代のイメージを身についてきたなと思ったら下記リンクのドラマガイドなどでドラマの内容を復習してみてください!



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参考
第3回
今日は何の日?徒然日記
大河ワークス
みはいる・BのB
第4回
今日は何の日?徒然日記
大河ワークス

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Posted by Sosuke Washiya at 21:00│Comments(0)テレビ
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