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2020年12月22日

大河ドラマを楽しむ方法(24)(『麒麟がくる』第31回)

金ヶ崎宮


皆さんこんばんは。
今回は今年の大河ドラマ『麒麟がくる』第31回に関しての楽しみ方を解説したいと思います。

大河ドラマを見てみたけれど、歴史もよくわからないし、どう楽しんでいいのかわからない
歴史には興味あるけど、自分では積極的に勉強する気になれない、という方必見です!

【『麒麟がくる』の楽しみ方】
・第1~2回 ・第3~4回
・第5~6回 ・第7~8回
・第9~10回 ・第11~12回
・第13~14回 ・第15~16回
・第17~18回 ・第19~20回
・第21回
・『麒麟がくるまでお待ちください』第2~3回
・『麒麟がくるまでお待ちください』第4回
・総集編第1回 ・第22回
・第23回 ・第24回
・第25回・第26回
・第27回 ・第28回
・第29回・第30回


まずはあらすじ。

勅許を得た織田弾正少忠信長(染谷将太)は畿内の大名たちを従え、若狭に出陣した。

しかし途中で進路を変え、越前の朝倉左衛門督義景(ユースケ・サンタマリア)の領する敦賀へ向かう。

天筒山城、金ヶ崎城と落城させたところで明智十兵衛光秀(長谷川博己)は従弟の左馬之助秀満からある知らせを受け取る。
北近江の浅井備前守長政(金井浩人)が信長を裏切り、兵を率いて越前へ向かっているという。

十兵衛はその知らせを信長にもたらすが、信長は激怒。
十兵衛は討ち死にするという信長をいさめ、信長らは撤退することに。

十兵衛は木下藤吉郎秀吉(佐々木蔵之介)らとともに殿軍を務め、見事京都に生還する。

ということで、


<第31回「逃げよ信長」の感想>


素晴らしかったです!神回でした!

信長が浅井備前の裏切りを知った時の迫真の演技は素晴らしかったです。
キレる、怒鳴る、蹴る、うなる!

今まで見た「金ヶ崎の退き口」の中でいちばんよかったです。

そして、京都に帰った後、柴田権六(安藤政信)たちに怒鳴る十兵衛もよかったですね。
木下藤吉郎は「百姓の出」と柴田権六らにいつまでも侮られていたようですが、その悔しさをちょっとは払拭できたのではないでしょうか。

そして、摂津晴門(片岡鶴太郎)の悪さも相変わらずよかったですし、信長に徐々に不信感を募らせていく将軍家・足利義昭(滝藤賢一)の描写もよかったです。
※信長に浅井備前の裏切りを知らせたのが十兵衛だった、とか、幕臣であるはずの十兵衛が織田軍の殿軍を務めるという不自然な展開には目をつぶりますw

ただ、この戦いでいちばん活躍したという池田民部大輔勝正の活躍がスルーされていたのは残念でしたね。
※朽木越えが描かれなかったのは、明智十兵衛が主役ということでよしとしましょうw

関連記事:
ビジネスに活かす戦国合戦術⑧金ヶ崎城の合戦

関連記事:
大河ドラマを楽しむ方法(23)(『麒麟がくる』第30回)

関連記事:
大河ドラマを楽しむ方法(6)(『麒麟がくる』第11~12回)

<第31回の楽しみ方―浅井家の来歴―>


今回は、織田弾正少忠信長を激怒させる見事な裏切りっぷりを見せた浅井備前守長政の浅井家の来歴について書きたいと思います。

浅井家が歴史上に現れるのは、それほど古くなく15世紀中ごろの重政に始まると言われています。

元々北近江を支配していた佐々木家の庶流・京極家の被官でした。

その血筋は藤原北家閑院流正親町三条家(※)の落胤であるというのが公式のものですが、実際には北近江の豪族で物部氏を名乗っていた一族であると言われています。
※正親町三条家:幕末に内大臣三条実美を輩出した三条家の分流です。

力をつけ始めるのは備前守の祖父に当たる備前守(通称は新三郎:以降「新三郎」)亮政の頃です。

延徳3年(1491年)、新三郎は主君・京極家の跡目騒動で主導権を握り、京極家内の実権を握ります。

北近江で勢力を伸ばした新三郎ですが、南近江に勢力をもつ近江守護・六角弾正少弼定頼と対立します。
この時、強大な六角家に対抗するため、新三郎は越前・朝倉家と手を結びます。

六角家との激しい戦いの中、天文10年(1541年)には傀儡であった主君・京極家が新三郎と対立し始めます。

その対立が解決しないまま、天文11(1542)年、新三郎は死去します。

新三郎の死後、庶長子とされる下野守久政と、浅井一族の出で新三郎の婿養子であった田屋石見守明政との間に家督争いがあったとされています。

下野守は石見守を制するため越前・朝倉氏からの支援を得たほか、六角氏へ臣従し、六角氏からの支援を得ることにも成功しています。

そのため、下野守の嫡男であった新九郎(のちの備前守長政)は初め、六角家臣であり佐々木一族である平井氏の娘を正室としており、諱も六角家当主・左京大夫義賢の偏諱を受けて「賢政」としていました。

六角氏からの圧迫は次第に強くなっていき、浅井家臣団には六角家に臣従することに反対する声が大きくなっていきました。

永禄3(1560)年には嫡子・新九郎賢政が正室を六角家に返上し、六角左京大夫に大勝しました。

この時、下野守に不満をもっていた浅井家臣団は新九郎を新当主として仰ぎ、下野守を隠居させることに成功します。
※Wikipediaの「浅井久政」のページでは、この時浅井長政は「『賢政』の名も新九郎に戻した」と記述されていますが、名前の形式上、諱である「賢政」を通称である「新九郎」に戻すということは考えられません。おそらく「新九郎」は「賢政」時代もそのまま併存し、この時は「賢政」を別の名前に改めたものと思われます→参考「武家や公家の名前について

永禄10(1567)年頃には新九郎改め備前守は、美濃を制圧した織田弾正少忠信長の妹・市を正室に迎え、諱を「信長」の偏諱を受けて「長政」と改め、織田弾正の足利義昭の将軍擁立に協力します。

備前守が金ヶ崎の戦いの時に織田弾正を裏切った理由については、これまでは「信長が、約束を破って朝倉家を攻めたため」という説が有力でしたが、何となく腑に落ちない思いがしていました。

最近、twitterのフォロワーさんから「織田弾正が備前守に、京極家に所領を返せと言い始めたため」という説を知り、合理的だなと思っています。

史料による裏付けが待たれます!

こんな感じで、ドラマの背景にある知識が分かるとドラマをもっと楽しめます!

というわけでまだまだ説明したいことはたくさんありますが、今回は以上です!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

以下もご覧ください!

※トップ画像はイメージです。

○今回登場した人物のフルネーム(参考:「武家や公家の名前について」)
・織田 弾正少忠(通称は三郎) 平(藤原、忌部) 朝臣 信長
・朝倉 左衛門督(通称は孫次郎) 日下部 朝臣 義景
・明智 十兵衛 源 光秀
・明智(三宅) 左馬助(通称は弥平次?) 源 朝臣 秀満
・浅井 備前守(通称は新九郎) 藤原(物部) 朝臣 長政(賢政)
・木下(羽柴) 藤吉郎 (平(豊臣)) 秀吉
・柴田 権六(郎) 源 勝家
・摂津 掃部頭(中務大輔。通称不明) 藤原(中原) 朝臣 晴門(晴直)
・征夷大将軍 足利 権大納言(通称不明) 源 朝臣 義昭(義秋、一乗院覚慶)
・池田 民部大輔(通称は八郎三郎) 源 朝臣 勝正
・浅井 (官職・通称不明) 藤原(物部) 重政
・三条 内大臣(通称不明) 藤原 朝臣 実美
・浅井 備前守(通称は新三郎) 藤原(物部) 朝臣 亮政
・(佐々木)六角 弾正少弼(通称は四郎) 源 朝臣 定頼
・浅井 下野守(通称は新九郎) 藤原(物部) 朝臣 久政(祐政)
・田屋(浅井) 石見守(通称は新三郎) 藤原(物部) 朝臣 明政
☆武家の「通称」の普及を切に願います!

参考
地図から見る大河ドラマ
今日は何の日?徒然日記
韓ドラ大好きおばさんの「言いたい放題いわせてヨ!」

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Posted by Sosuke Washiya at 20:00│Comments(0)テレビ
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