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2021年01月31日

『麒麟がくる』第35回―細川藤孝について

百人一首


皆さんこんばんは。
今回は令和2年の大河ドラマ『麒麟がくる』第35回に関しての楽しみ方を解説したいと思います。

大河ドラマを見てみたけれど、歴史もよくわからないし、どう楽しんでいいのかわからない
歴史には興味あるけど、自分では積極的に勉強する気になれない、という方必見です!

【『麒麟がくる』の楽しみ方】
・第1~2回 ・第3~4回
・第5~6回 ・第7~8回
・第9~10回 ・第11~12回
・第13~14回 ・第15~16回
・第17~18回 ・第19~20回
・第21回
・『麒麟がくるまでお待ちください』第2~3回
・『麒麟がくるまでお待ちください』第4回
・総集編第1回 ・第22回
・第23回 ・第24回
・第25回―朝倉氏の系譜・第26回―摂関家の系譜
・第27回―会合衆とは何者か? ・第28回―摂津晴門とは何者?
・第29回―押領と何か・第30回―三淵氏の来歴
・第31回―浅井家の来歴 ・第32回―森可成とは?
・第33回―延暦寺の歴史 ・第34回―松永弾正の出自


まずはあらすじ。

元亀2(1571)年、比叡山焼き討ちの功で織田弾正大弼信長(染谷将太)より近江志賀郡の地を与えられた明智十兵衛光秀(長谷川博己)は、坂本の地に城を建てていた。

織田信長の下で活躍し出世を重ねていた十兵衛は、将軍家・足利権大納言義昭(滝藤賢一)に警戒されていた。

そんな十兵衛は義昭の開く茶会に出席するため本圀寺を訪れた。

そこで細川兵部大輔藤孝(眞島秀和)に、幕臣・摂津掃部頭晴門(片岡鶴太郎)が十兵衛を斬ろうとしていることを告げられる。

藤孝の助言をきかず、義昭の元に向かう十兵衛は、脚を斬られながらも義昭の下に到着する。

十兵衛の必死の訴えに心を動かされた義昭は、三淵弾正左衛門尉藤英(谷原章介)に命じて藤孝の兵を本圀寺に入れ、摂津を捕縛。
政所執事の任を解き、摂津は失脚した。

一方で十兵衛は帝(坂東玉三郎)に興味をもち、伊呂波太夫(尾野真千子)に相談し、帝に近い位置にいる三条西実澄(石橋蓮司)の下を訪れる。

ということで、




<第35回「義昭、まよいの中で」の感想>


相変わらず義昭の寵愛を受ける駒(門脇麦)の立ち位置はよくわかりませんが、駒のお陰で十兵衛は一命を取り留めました。

そして、ついに摂津晴門が失脚!

悪い奴がとことん悪いことをして、スカッと失脚していくのはたまりませんねw

これぞ物語の醍醐味というところでしょうかw

関連記事:
川島正次郎のお陰で面白くなってきた!(『いだてん』第41~42回)

もちろん史実の摂津晴門がドラマのような悪い奴だったという記録は残っていませんので、その辺は注意が必要です。

摂津晴門も片岡鶴太郎氏もお疲れ様でした!

関連記事:
大河ドラマを楽しむ方法(21)(『麒麟がくる』第28回)

また、羽柴藤吉郎(佐々木蔵之介)の怪しさもいいですね。

明るい振る舞いの裏に見え隠れする陰湿な策謀が恐ろしいですね。

この辺は『信長協奏曲』の影響が見られる気がします。

関連記事:
『麒麟がくるまでお待ちください』第4回―羽柴藤吉郎の名称

<第35回の楽しみ方―細川藤孝について―>


今まで摂津掃部頭晴門、三淵弾正左衛門尉藤英(以降「弾正」)と書いてきましたが、今回はついに細川兵部大輔藤孝(以降「兵部」)について取り上げたいと思います。

参考記事:
大河ドラマを楽しむ方法(21)(『麒麟がくる』第28回)

参考記事:
大河ドラマを楽しむ方法(23)(『麒麟がくる』第30回)

天文3(1534)年に生まれた細川兵部は、実は織田弾正大弼(以降「弾正」)と同年齢なのであります。

父は三淵大和守晴員(以降「大和守」)で、ドラマ中でも述べられているように三淵弾正の弟です。

参考記事:
大河ドラマを楽しむ方法(23)(『麒麟がくる』第30回)

上記記事にも書いたように、大和守は元々和泉守護細川家・刑部少輔元有の子で三淵家に養子に入っています。

兵部は父の兄である播磨守元常の養子に入っていますので、血筋的には実家に戻った形になります。

通称は与一郎です。
※息子の忠興も「与一郎」を名乗っておりますので、筆者としては藤孝の呼び方は「兵部」というより「与一郎」の方が親しみがあって好きですw

元服時には主君・将軍家足利左近衛中将義輝(以降「左中将」)の旧諱である「義藤」の偏諱を受けて「藤孝」という諱を名乗ります。

その後、永禄の変で左中将が討たれると、その弟・一乗院覚慶(のちの足利権大納言義昭。以降「権大納言」)を奉じて兄・三淵弾正や明智十兵衛らとともに織田弾正の協力を得、次期将軍に擁立することに成功しています。

関連記事:
大河ドラマを楽しむ方法(17)(『麒麟がくる』第24回)


関連記事:
大河ドラマを楽しむ方法(21)(『麒麟がくる』第28回)

この時兵部は山城・勝竜寺城を賜っていますが、この城は実は養父・播磨守元常の居城だったんです。

それを三好三人衆に奪われていたのですが、この時織田弾正の協力を得て奪還したんですね。

関連記事:
『麒麟がくる』第23回―三好氏の血縁関係(2)

その後、(これは有名な話なのでネタバレをしてしまいますが)足利権大納言が織田弾正に追放されて以降は織田弾正に仕え(※)、本能寺の変時には明智十兵衛に味方せずにのらりくらりとしています。
※この時、名字を「長岡」に改めています。

関連記事:
本能寺の変に学ぶ―覚悟を決める

羽柴藤吉郎秀吉(以降「藤吉郎」)が山崎の戦いにて十兵衛を討って以降は藤吉郎に仕え、各地を転戦します。
※この時剃髪し、「幽斎玄旨」を名乗っています。

関連記事:
山崎の戦いに学ぶ―大事なことをひとつ決める

慶長3(1598)年に藤吉郎が死去したのちは、元々親交のあった内大臣徳川家康(慶長3年時の官職)に接近し、関ヶ原の合戦時は東軍に味方します。

居城であった丹後田辺城を西軍に攻められ、籠城します。

この時、正親町天皇の孫である智仁親王の働きかけにより講和していますが、その背景には彼が古今伝授を受けるなど、一流の文化人であったことがあります。
※この後、名字を「細川」に戻しています。

古今伝授とは『古今和歌集』の解釈の秘伝で、師から弟子への直伝のみで伝えられたものです。
これを知っている人物は大変希少でした。

で、兵部がこの「古今伝授」を誰から受けたのかというと、実はそれが今回ドラマに登場した内大臣三条西実澄(以降内府」)だったんですね。

ドラマでは描写されませんでしたが「実澄じいさま」は細川藤孝とも深い交流があったのです。
※ちなみにドラマでは伊呂波太夫が「実澄じいさま」と呼んでいますが、何度も書いているように、諱を呼び名として用いるのは本当は大変失礼な行為なんです。そのため、相手を罵倒するときなどには諱を使ったようですw
※田辺城の戦いの時に勅使として田辺城に入った中の1人として、内府実澄の孫・右大臣実枝がいたりします。


関連記事:
武家や公家の名前について

関連記事(三条西家と同族である浅井家について):
『麒麟がくる』第31回―浅井家の来歴

その後、嫡子・与一郎忠興は豊前小倉に知行を得、兵部自身は京都にて生涯を閉じます。
慶長15(1610)年、77歳でした。

こんな感じで、ドラマの背景にある知識が分かるとドラマをもっと楽しめます!

というわけでまだまだ説明したいことはたくさんありますが、今回は以上です!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

以下もご覧ください!

※トップ画像はイメージです。

○今回登場した人物のフルネーム(参考:「武家や公家の名前について」)
・織田 弾正大弼(通称は三郎) 平(藤原、忌部) 朝臣 信長
・明智 十兵衛 源 光秀
・征夷大将軍 足利 権大納言(通称不明) 源 朝臣 義昭(義秋、一乗院覚慶)
・細川(長岡) 兵部大輔(通称は与一郎) 源 朝臣 藤孝(幽斎玄旨)
・摂津 掃部頭(中務大輔。通称不明) 藤原(中原) 朝臣 晴門(晴直)
・三淵 弾正左衛門尉(または弥四郎) 源 藤英
・方仁(諡号:正親町帝)
・三条西 内大臣(通称不明) 藤原 朝臣 実枝(実世、実澄)
・羽柴(木下) 藤吉郎 (平、豊臣) 秀吉
・三淵 大和守(通称不明) 源 朝臣 晴員
・細川 刑部少輔(通称は五郎) 源 朝臣 元有
・細川 播磨守(通称不明) 源 朝臣 元常
・細川(長岡) 与一郎 源 忠興
・征夷大将軍(将軍家) 足利 左近衛中将(略称「左中将」。通称不明) 源 朝臣 義輝(義藤)
・徳川(松平) 内大臣(通称は次郎三郎) 源 朝臣 家康(元信、元康)
・八条宮智仁親王
・三条西 右大臣(通称不明) 藤原 朝臣 実条
☆武家の「通称」の普及を切に願います!

参考
ぴえーるのテレビブログ
韓ドラ大好きおばさんの「言いたい放題いわせてヨ!」
歴史上の偉人、有名人と子孫の大百科

↓時代背景のイメージを感じられたかなと思ったら下記リンクのドラマガイドなどでドラマの内容を復習してみてください!




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Posted by Sosuke Washiya at 20:00│Comments(0)テレビ
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