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2020年12月06日

『麒麟がくる』第29回―押領とは何か

田園
Kohji AsakawaによるPixabayからの画像
《令和5年10月11日更新》

皆さんこんばんは。
今回は今年の大河ドラマ『麒麟(きりん)がくる』第29回に関しての楽しみ方を解説したいと思います。

大河ドラマを見てみたけれど、歴史もよくわからないし、どう楽しんでいいのかわからない
歴史には興味あるけど、自分では積極的に勉強する気になれない、という方必見です!
※記事下部に武家や公家の人物名の読み仮名を載せています。


【『麒麟がくる』の楽しみ方】
・第1~2回―当時の三傑と明智家/リアルな戦の描写 ・第3~4回―美濃の情勢/織田家の状況
・第5~6回―当時の京都の情勢 ・第7~8回―尾張国内の政治情勢/当時の三河情勢
・第9~10回―土岐一族とは/織田家の血縁関係 ・第11~12回―なぜ朽木谷か?/信長家臣団の萌芽
・第13~14回―戦国最強の傭兵団/村木砦の戦い ・第15~16回―織田一族の関係性/新九郎高政の重臣たち
・第17~18回―斎藤家の血族関係/永禄元年までの織田家 ・第19~20回―足利将軍家の動き/桶狭間の戦い
・第21回―松平蔵人の親族
・『麒麟がくるまでお待ちください』第2~3回―斎藤道三二代説/前田利家の生涯
・『麒麟がくるまでお待ちください』第4回―羽柴藤吉郎の名称
・総集編第1回 ・第22回―三好氏の血縁関係
・第23回―三好氏の血縁関係(2) ・第24回―剣豪の系譜
・第25回―朝倉氏の系譜・第26回―摂関家の系譜
・第27回―会合衆とは何者か? ・第28回―摂津晴門とは何者?


まずはあらすじ。



第29回のあらすじ


永禄(えいろく)12年(1569年)、三好三人衆(みよし・さんにんしゅう)によって将軍家(しょうぐんけ)・足利義昭(滝藤賢一)の御座所(ござしょ)である本圀寺(ほんこくじ)が襲われたことを鑑みて、織田尾張守信長(染谷将太)は京都(きょうと)二条(にじょう)に新しく城を建設した。

その資材や調度品は周辺の寺社などから強制的に徴収されており、僧などからの不満が噴出していた。

そんな中、明智十兵衛光秀(長谷川博己)は伊呂波太夫(いろはだゆう)(尾野真千子)に呼び出されて前関白近衛前久(本郷奏多)と密会していた。

前久は、幕府(ばくふ)の役人(やくにん)たちが私利私欲しか顧みず、(みかど)がないがしろにされている現状を訴えた。

幕府の腐敗を認識した十兵衛は信長に改革を進言するが、信長は、それは幕府の家臣たる十兵衛の役目だという。
さらに、越前(えちぜん)の朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)が三好三人衆と通じて美濃に攻めてくる気配があると言って信長は岐阜(ぎふ)へ帰っていった。

十兵衛は京都に家族を呼び寄せるために新たに土地を拝領したが、その土地は東寺八幡宮(とうじはちまんぐう)の領地を押領(おうりょう)したものであることを知る。

事実を確かめるため、十兵衛は摂津掃部頭晴門(片岡鶴太郎)に真偽を糾すが、晴門はわからないという。
さらに、帝の御料地(ごりょうち)を押領していることについては「帝を守ってやっているのだから、謝礼代わりに押領するのは当然だ」と開き直る晴門。

十兵衛は、幕府役人のどうしようもない腐敗を痛感するのであった…

ということで、
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Posted by 鷲谷 城州 at 20:00Comments(2)テレビ