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2016年10月08日

大河ドラマ『おんな城主直虎』は大丈夫なの?

安土城

皆さんこんばんは。
今回は来年の大河ドラマ『おんな城主直虎』についての心配ごとです。

今年の大河ドラマ『真田丸』は僕の中では絶不調ですが、その理由は、「真田信繁」という史料の少ない人物を「真田十勇士」などの完全フィクションとして扱うのではなく、史実に近い「大河ドラマ」として扱うためには、史料に登場しない部分を脚本によって補わなくてはいけないですが、肝心の脚本が面白くない、ということでしょう。

『直虎』でもそれが予想されます。

そもそも、主人公の「井伊直虎」については歴史マニアしか知らないと思いますので、軽く解説。

「井伊直虎」は16世紀中ごろ(織田信長や豊臣秀吉、徳川家康らが活躍する前夜)~後半(本能寺の変の1582年まで)の井伊家(「井伊直弼」で有名な井伊家ですね)の当主です。
もともとは井伊家は遠江国(静岡県西部)の「井伊谷」というところの領主で、14世紀の南北朝時代には正統とされる南朝方として活躍。「勤王」の家として知られていたようです。

ところが16世紀になると、駿河国(静岡県東部)の今川氏が力をつけ、小領主であった井伊氏は今川氏の干渉を受けるようになります。
そんな中、当時の当主井伊直盛は男子がいなかったため、娘(後の直虎)の婿として従弟の井伊直親を迎え、直親を次期当主としようとしますが、家臣の陰謀により直親は命を狙われ逃亡。父の直盛は桶狭間で戦死。戻ってきた直親にはすでに正室がおり、さらに直親も今川氏真の陰謀で死亡。曽祖父の直平が暗殺されるなどの不運が起こり、女ながらに井伊家の当主となったのが直虎です。

その後、直親の嫡子直政(徳川四天王、近江彦根藩初代藩主)に家督を譲るまで活躍します。

で、心配なのが、ただの「戦国ラブロマンス」に陥らないかということ。
そもそもおかしいと思いませんか?
直虎と直親が結婚する話は親が決めた「許婚(いいなずけ)」であって、そこに「恋」があったのかかなり疑わしいです。
直虎は直親が行方不明になったあと、他の人との縁談を断って出家したそうですが、それは恋心云々ではなく、直親以外に跡継ぎのいない井伊家の当主となる算段があってのことではないでしょうか?
(しかもこの「許婚」説は創作の可能性大)

そして、心配その2は、また史料が乏しい人を主人公に据えたということ。
上に書いたように『真田丸』もそうですが、結局、面白くなるかどうかは脚本家の腕にかかる比重が高いのですが、ここ20年くらいの大河ドラマを総合すると、あまり期待できませんね。

大河の脚本家としては、新規ファン獲得もそうですが、それよりもディープな大河ファンを納得させねばなりません。

そのためには、過去の大河ドラマ(特に名作といわれる古い作品)を研究しつくし、歴史を深く学び、さらに本懐であるストーリーテラーとしての力量がいりますが、はっきりいって、ここ20年の大河ドラマでそこまでできた人はまれだったと思います。

まったく期待していませんが、面白い作品になるといいですね。

※写真はイメージです。

参考
脊髄反射かわら版
武蔵の五遁、あっちへこっちへ
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」非公式ナビ

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Posted by Sosuke Washiya at 22:05│Comments(0)テレビ
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