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2021年09月04日

『青天を衝け』第23回―栗本鋤雲について

パリ
Free-PhotosによるPixabayからの画像
《令和6年3月18日更新》

皆さんこんばんは。
今回は令和3年の大河ドラマ『青天を衝け』第23回に関しての楽しみ方を解説したいと思います。

大河ドラマを見てみたけれど、歴史もよくわからないし、どう楽しんでいいのかわからない
歴史には興味あるけど、自分では積極的に勉強する気になれない、という方必見です!
※記事下部に武家や公家の人物名の読み仮名を載せています。

【『青天を衝け』の楽しみ方】
・第1回―渋沢家について ・第2回―身分秩序について
・第3回―平岡家について ・第4回―阿部家について
・第5回―藤田家について ・第6回―美賀君の血筋
・第7回―井伊家について ・第8回―岩瀬忠震の出自
・第9回―安政頃の西郷吉之助 ・第10回―安藤信正について
・第11回―高崎城について・第12回―一橋徳川家について
・第13回―越前松平家について・第14回―島津家について
・第15回―三島家について ・第16回―池田屋事件について
・第17回―武田耕雲斎について ・第18回―天狗党の乱について
・第19回―小栗家について ・第20回―土方家について
・第21回―杉浦愛蔵について ・第22回―保科俊太郎について


まずはあらすじ。



第23回のあらすじ


慶応(けいおう)3年(1867年)、パリにいた民部公子(みんぶこうし)こと清水民部大輔昭武(板垣李光人)一行は、薩摩の暗躍によりフランスからの600万ドルの借款(しゃっかん)の話がなくなったと聞き、動揺した。

このままでは予定されていたヨーロッパ各国の訪問ができないと焦る一行だったが、書記官であった田辺定輔太一(山中聡)のアイディアにより、為替を発行することでヨーロッパ訪問の費用を捻出した。

各国との交渉役を担ったのは渋沢篤太夫美雄(吉沢亮)であった。

スイス訪問中に外国奉行である栗本鋤雲(池内万作)らが民部公子一行に合流し、小栗上野介忠順(武田真治)から預かってきた為替を篤太夫に手渡した。

杉浦愛蔵譲(志尊淳)には帰国命令が出たため、篤太夫は家族への手紙を託した。

その頃日本では、暗殺により腹心・原市之進忠敬(尾上寛之)を失った将軍家・徳川内大臣慶喜(草彅剛)が薩摩(さつま)への対応に苦慮していた。

10月12日、慶喜はなんとか戦を避けるため、政権を幕府から朝廷に返上するという挙に出た。

後の世にいう大政奉還(たいせいほうかん)である。

ヨーロッパでは、民部公子の師・ヴィレット(サンシモン)の勧めにより、一行は(まげ)を切って洋装に着替えることとなった。

涙ながらに髷を切る水戸藩士たちであったが、篤太夫は嬉々として洋装に身を包んだ。

12月になり、朝廷では岩倉具視(山内圭哉)の暗躍により、小御所(こごしょ)会議が開かれた。

そこには慶喜の姿はなく、慶喜の参加を求める前土佐藩主・山内容堂(水上竜士)を後目に、会議では慶喜に領地の返上を求めることが決まった。

江戸(えど)では薩摩が江戸城にいる天璋院(てんしょういん)(上白石萌音)を奪うため火を放ち、それを受けた老中が薩摩藩邸を攻撃してしまった。

なんとか戦を避けようとする慶喜をよそに、日本中を巻き込んだ内戦が起ころうとしていた。

ということで、



第23回「篤太夫と最後の将軍」の感想


この回も非常に面白かったです!

起死回生を期して600万ドルの借款を実現し、未来を見据えて若者たちを留学させる幕府(ばくふ)の努力をことごとくつぶす薩摩の憎いこと憎いことw

そして、下記ぴえーるさんもおっしゃっていますが、栗本鋤雲が意外にいい人でほっとしましたw

また、「幕府をつぶした人」という悪評を背負ってまで戦を避けようとする慶喜と、なんとして幕府をつぶしたい薩摩勢とのつばぜり合いも非常に面白かったです。

『西郷どん』での大政奉還を知りたい方は、下記リンクをタップしてください:
『西郷どん』、面白くはある(第35~36回)

何をやっても批判はつきものですが、こんなやり方をやってるんじゃ、そりゃ新政府は反発されますよね。
※僕の祖先のいた丹波福知山(ふくちやま)藩も新政府軍の被害にあっていますが、それはまた別のお話ということで。

今まで、長岡(ながおか)藩・会津(あいづ)藩を始めとする奥羽越列藩同盟(おううえつれっぱんどうめい)がなぜ新政府を拒否したのかわかりませんでしたが、この強引な倒幕の進め方に反感をもったのかもしれませんね。

そして話は変わりますが、血洗島(ちあらいじま)の尾高改め渋沢平九郎昌忠(岡田健史)と渋沢てい(藤野涼子)のラブラブっぷりにちょっとドキドキしました。

若人のウキウキな恋を見ていると嬉しくなりますねw

ただ、これは完全にフラグ…いや、これから続きを見る人もいるかもしれないので黙っときますw




第23回の楽しみ方―栗本鋤雲について―


今回は、ぴえーるさんの記事の記述を勝手にリクエストと解釈して、栗本鋤雲について調べたいと思いますw

栗本鋤雲は諱は鯤、通称は瀬兵衛と言い、幕府の典医(てんい)であった喜多村(きたむら)家の子として生まれます。

昌平坂学問所(しょうへいざかがくもんじょ)で優秀な成績を修め、奥医師(おくいし)であった栗本(くりもと)家の養子となって家督(かとく)を継ぎ、自身も奥医師となっています。
※同時期の奥医師には、漫画家・手塚治虫氏の曽祖父に当たる手塚良庵もいたと思われます。


手塚治虫氏原作の漫画『PLUTO』について:
PLUTO 1巻

同関連記事:
PLUTO2巻

同関連記事:
PLUTO 3巻


しかし、先輩医師の讒言(ざんげん)に遭い失脚。

謹慎の後、安政(あんせい)5年(1858年)には箱館(はこだて)に赴任します。

この時なぜか樺太(からふと)・千島(ちしま)探検を命じられ、現地に赴いています。

その後、文久(ぶんきゅう)3年(1863年)に江戸帰還を命じられ、あれよあれよと出世し、外国奉行(がいこくぶぎょう)に任命されます。

そして通訳として活躍し、ドラマで描かれたように渡仏することになります。



では、この栗本家はいったいどういう家なのか?

ちょっと調べてみると藤原氏という説があったのですが、もうちょっと深掘りしてみると面白い説に出会いました。

それは、栗本家が近江源氏(おうみ・げんじ)の佐々木六角(ささき・ろっかく)家の末裔(まつえい)だという説。


六角家の登場する記事:
『麒麟がくる』第31回―浅井家の来歴

同関連記事:
大河ドラマを楽しむ方法(20)(『麒麟がくる』第27回)

同関連記事:
『麒麟がくる』第25回―朝倉氏の系譜


六角次郎満信なる人物が近江栗本(くりもと)郡に住んだことにより栗本の名字を名乗ったのが始まりということです。

その子孫は右大臣羽柴(豊臣)秀頼に仕え、大坂(おおさか)冬の陣で討死したそうです。

さらにその子孫は医師として紀州(きしゅう)藩に仕え、右大臣徳川吉宗が将軍(しょうぐん)に就任した時に一緒に幕府に移り、奥医師となったそうです。
(出典:「探検!日本の歴史」)


徳川吉宗の登場する記事:
『青天を衝け』第13回―越前松平家について

同関連記事:
『青天を衝け』第12回―一橋徳川家について


残念ながら、その祖である六角次郎満信が何者なのかまでは追えませんでした。

「満」の字がつくので、室町(むろまち)幕府3代将軍・太政大臣足利義満の時代の人物かと思われますが、六角宗家の誰とつながるのかわかりませんでした。

また、鋤雲の実家の喜多村家については調査するには気合いが足りなかったので、別の機会に譲りたいと思いますw

こんな感じで、ドラマの背景にある知識が分かるとドラマをもっと楽しめます!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

以下もご覧ください!

※トップ画像はイメージです。

○今回登場した人物のフルネーム(参考:「武家や公家の名前について」)
・(清水)徳川〔松平〕 侍従兼民部大輔〔幼名は余八麿〕 源 朝臣 昭武〔昭徳〕
(しみず)とくがわ〔まつだいら〕 じじゅうけんみんぶのたゆう〔幼名はよはちまろ〕 みなもと の あそん あきたけ〔あきのり?〕
・田辺 定輔 藤原? 太一
たなべ じょうすけ? ふじわら? の やすかず?
・渋沢 篤太夫〔栄一、栄二郎、栄一郎〕 源 美雄
しぶさわ とくだゆう〔えいいち、えいじろう、えいいちろう〕 みなもと の よしお
・小栗 上野介〔通称は又一、剛太郎〕 平〔源〕 朝臣 忠順
おぐり こうづけのすけ〔通称はまたいち、ごうたろう〕 たいら の あそん ただまさ
・栗本 安芸守〔通称は瀬兵衛〕 源 朝臣 鯤
くりもと あきのかみ〔通称はせべえ〕 みなもと の あそん こん
・杉浦 愛蔵 平? 譲
すぎうら あいぞう たいら? の ゆずる
・征夷大将軍 (一橋)徳川〔松平〕 内大臣〔幼名は七郎麻呂〕 源 朝臣 慶喜〔昭到〕
せいいたいしょうぐん (ひとつばし)とくがわ〔まつだいら〕 ないだいじん〔幼名はしちろうまろ〕 みなもと の あそん よしのぶ〔あきむね〕
・岩倉 (官職・通称不明) 源 朝臣 具視
いわくら (官職・通称不明) みなもと の あそん ともみ
・山内 左近衛権少将〔通称不明〕 藤原 朝臣 豊信〔号:容堂〕
やまうち〔やまのうち〕 さこんえごんのしょうしょう〔通称不明〕 ふじわら の あそん とよしげ〔号:ようどう〕
・渋沢 平九郎 源 昌忠
しぶさわ へいくろう みなもと の まさただ
・手塚 (通称・官職不明) 金刺 光亨〔号:良庵、良仙〕
てづか (通称・官職不明) かなさし の みつとお?〔号:りょうあん、りょうせん〕
・(佐々木)六角 次郎 源 満信
(ささき)ろっかく じろう みなもと の みつのぶ
・羽柴 右大臣〔通称は藤吉郎〕 豊臣 朝臣 秀頼
はしば うだいじん〔通称はとうきちろう〕 とよとみ の あそん ひでより
(文献上「羽柴」を名乗った例はありませんが、名字に該当するものは「羽柴」です)
・征夷大将軍〔将軍家〕 (紀州、紀伊)徳川〔松平〕 右大臣〔通称は新之助〕 源 朝臣 吉宗〔頼久、頼方〕
せいいたいしょうぐん〔しょうぐんけ〕 (きしゅう、きい)とくがわ〔まつだいら〕 うだいじん〔通称はしんのすけ〕 みなもと の あそん よしむね〔よりひさ、よりかた〕
・征夷大将軍〔将軍家〕 足利 太政大臣〔略称「相国」。通称不明〕 源 朝臣 義満〔入道道義〕
せいいたいしょうぐん〔しょうぐんけ〕 あしかが だじょうだいじん〔略称「しょうごく」。通称不明〕 みなもと の あそん よしみつ〔入道どうぎ〕
☆武家の「通称」の普及を切に願います!

参考
あくある~む417ブログのお部屋
ぴえーるのテレビブログ
韓ドラ大好きおばさんの「言いたい放題いわせてヨ!」


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次回は「安濃津城の戦いに学ぶ」。

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Posted by 鷲谷 城州 at 20:00│Comments(0)テレビ
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