さぽろぐ

映画・TV・音楽  |その他の都道府県・海外

ログインヘルプ


2018年07月18日

各合戦の動員人数について(12)ディーウ沖の海戦

sunrise
Bishnu SarangiによるPixabayからの画像
《令和6年6月18日更新》

皆さんこんばんは。
今回は「各合戦の動員人数について」シリーズの12回目で「ディーウ沖の海戦」についてです。

今までの記事
第1弾 江古田原沼袋合戦
第2弾 権現山の戦い
第3弾 新井城の戦い
第4弾 第一次国府台の合戦
第5弾 川越城の合戦
第6弾 第二次国府台の合戦
第7弾 ワイアットの乱
第8弾 アルマダの海戦
第9弾 ラヴェンナの戦い
第10弾 チェリニョーラの戦い
第11弾 ホルムズ占領

というわけで、「ディーウ沖の海戦」とはどういう戦いだったのかというと、


1509年にポルトガルとイスラム勢力との間に起きた戦いです。
日本語では「ディウ沖の海戦」とも表記します。


ポルトガルに言及のあるの記事に興味のある方は、下記リンクをタップしてください:
『いだてん』第12~13回―小休止

同関連記事:
各合戦の動員人数について(11)ホルムズ占領

同関連記事:
大航海時代に日本が侵略されなかった理由(16)ーインドネシアの歴史について


前回の「ホルムズ占領」とも関連しますが、16世紀のポルトガルはヴェネツィア共和国とイスラム勢力に独占された香辛料を安価に手に入れるため、本国と「香辛料諸島」といわれたモルッカ諸島とを結ぶ安全な航路を求めていました。


イスラム教に影響を受けた国について:
大航海時代に日本が侵略されなかった理由(15)―マレーシアの歴史について

同関連記事:
大航海時代に日本が侵略されなかった理由(14)―フィリピンの歴史について

イスラム勢力に言及のある記事:
大航海時代に日本が侵略されなかった理由(1)―ヨーロッパと日本の距離について


その途上となったのがインド洋・アラビア海であり、必然的にホルムズや今回のディーウが戦場となったわけです。

当時ディーウはインドのクジャーラ・スルターン朝が支配していましたが、ポルトガルの攻撃を受け、クジャーラ・スルターン朝がオスマン帝国、ヴェネツィア共和国、ラグサ共和国、マムルーク朝、ザモリンに支援を求めました。

数の上では勝っていたクジャーラ・スルターンの同盟側ですが、最新式の船で臨んだポルトガルの前に惨敗を喫し、インド洋の制海権がポルトガルに移りました。
(これが1515年のホルムズ占領にもつながります)

さて、この戦いに参加した人数ですが、

ポルトガル
キャラック船12隻、小型キャラベル船6隻→計1,700人

同盟側
軍艦12隻、小型船80隻(人数不明)

ということで、比べようがありません。
ですので、単純に船の数で計算してみましょう。

ポルトガル→1,700人÷18隻=94人/隻
同盟→94人/隻×92隻=8,648人

となります。
ほんとかよ 笑

というわけで、

ポルトガル:1,700人
同盟:8,648人

ということにしておきましょう 笑

石高換算する意味も感じないくらい小規模な戦いですね。

念のため、日本の海外遠征の基準としている文禄の役の参加人数を書いておきます。

日本軍:158,700人
朝鮮・明軍:247,400人

やはり、当時のポルトガルの動員兵力では日本征服は無理そうです。

※写真はイメージです。

参考
ポルトガルの覇権について
るいネット


☆「この人の書いてること、ちょっと面白いかも」と思った方はぜひメルマガ登録してみてください!

歴史を学んで、知識をつけるだけではなく「歴史を活かして自分の生きたい人生を歩む」というテーマで、ブログでは語れない話などを書いています。

↓こちらの画像をタップしてください↓
歴史愛通信

また、メルマガに登録してメルマガに記載されているメールアドレス宛にリクエストを送っていただければ、順次お応えします。


・○○(武将、合戦等)について語ってほしい
・大河ドラマ(『軍師官兵衛』以降)について語ってほしい
・今、○○について悩んでいるが、どの武将を参考にしたらいいか

…等々

ブログと違ってほぼリアルタイム配信なので、会話をしているかのようなコミュニケーションが楽しめます!

登録、お待ちしています!

※メルマガが迷惑メールフォルダや「プロモーション」フォルダに入っている可能性があります。
不定期配信なので、ちょこちょこチェックして、迷惑メールフォルダ等に入らないように設定しておいてください。



threadsX(旧twitter)facebookでのフォロー、お待ちしてます!


人生の自由度を自分でコントロールでき、
 自分だけではなく他人も自由にして、
  『子どもが憧れるような、人生を遊べるカッコいい大人』


が集まるコミュニティに参加させていただいています。

上記を既に実現している人だけでなく、これから実現したいという人も参加可能で、実際にそれらを実現している人々の空気感に触れるチャンスだったりします。

一緒に遊び、成長する仲間を募集しているので、

人生を変えたい!

と少しでも思う人は、下記リンクをタップして、とりあえず説明を聞いてみてください。
(ウェビナー配信です)
リバタリストBootCampセミナー

セミナーに参加するだけでも大きな影響があり、自分の人生について深く向き合い、人生を変えるきっかけになります!

少しでも気になった方は、お気軽に参加してみてください!

/
記事を読んでいただき、ありがとうございました!他の記事もぜひご覧下さい。
次回は「プライベートを犠牲にしてまで働く必要はない」。

//
今期イチオシ曲!ぜひ聞いてください!
【Cover】Nowhere Man / Joshu Washiya

※The Beatlesの楽曲のカバー。ボーカル・コーラスは筆者の声。楽器隊は打ち込みですが、機材が整い次第自分で演奏する予定です。






あなたにおススメの記事


follow us in feedly
同じカテゴリー(趣味)の記事画像
第二次国府台合戦に学ぶ―小さな勝ちに酔わない
大坂夏の陣に学ぶ―覚悟して手放す
大坂冬の陣に学ぶ―自分のプライドを自分でたたき折る
長谷堂城の戦いに学ぶ―算盤勘定をもつ
安濃津城の戦いに学ぶ―小さな局面での勝敗に捕らわれない
田辺城の戦いに学ぶ―不都合な現実を直視する
同じカテゴリー(趣味)の記事
 第二次国府台合戦に学ぶ―小さな勝ちに酔わない (2021-11-08 20:00)
 大坂夏の陣に学ぶ―覚悟して手放す (2021-11-03 20:00)
 大坂冬の陣に学ぶ―自分のプライドを自分でたたき折る (2021-10-18 20:00)
 長谷堂城の戦いに学ぶ―算盤勘定をもつ (2021-09-28 20:00)
 安濃津城の戦いに学ぶ―小さな局面での勝敗に捕らわれない (2021-09-08 20:00)
 田辺城の戦いに学ぶ―不都合な現実を直視する (2021-08-19 20:00)

Posted by 鷲谷 城州 at 19:00│Comments(0)趣味
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。