2017年11月04日
大航海時代に日本が侵略されなかった理由(14)―フィリピンの歴史について
《令和5年6月16日更新》
皆さんこんばんは。
今回はまた『哲学ニュース』の記事「大航海時代に日本が侵略されなかった理由wwwww」について検証してみようということで、第14弾です。
<これまでの内容>
第1回 ヨーロッパと日本の距離について
第2回 日本から産出された資源について
第3回 日本の産業について
第4回 日本とヨーロッパの戦力差(前編)
第5回 日本とヨーロッパの戦力差(後編)
第6回 1501年時点での日本の統一状態について
第7回 1549年時点での統一状態について
第8回 本能寺の変直前の統一状態について
第9回 豊臣秀吉の天下統一時の様子とこれまでの統一状態の総括
第10回 「貫高制」について
第11回 室町時代までの武士の主従関係について
第12回 「寄親寄子制」について
第13回 戦国大名の農民支配について
今回は…
1529年にスペインの植民地となったフィリピンについて調べたいと思います。
まずはアジア植民地の早見表ということで「アジアの主な植民地」というサイトを参考にしています)
まさかフィリピン史に飛ぶとは思いもしませんでした 笑
フィリピンにはオーストラロイド(アボリジニーなどの人種)に分類される「ネグリト人」と呼ばれる民族(諸説あり)が住んでいたそうですが、紀元前4000年ごろには大陸からオーストロネシア語族のマレー人が入ってきました。
マレー人の登場する記事を読みたい方は?下記リンクをタップしてください:
Tシャツもらった(4)
同関連記事:
Tシャツをもらった(3)
のち3世紀ごろには扶南国(現カンボジア)の貿易相手国として「巨延州」という島が文献に出てくるらしいですが(漢字なので中国の文献か?)、それがどうやら現在のフィリピンに当たるとのことです。
そのころにはスマトラ島のやジャワ島からインドの仏教やヒンドゥー教が入ってきたことで、インド文化の影響を色濃く受けたそうです。
その後の歴史はよくわかっていないそうで、ルソン島では9~10世紀ごろにはトンド王国(呂宋王国)、ミンドロ島では10~13世紀ごろには麻逸国の存在が知られていますが、詳細はよくわかっていません。
ミンダナオ島では10~16世紀に蒲端國(ブトゥアン王国)という国があり、マゼラン一行が訪れたのはこの国だそうです。
また、14世紀後半にはイスラム教が入ってきて大いに広まり、イスラム系国家としてミンダナオ島のマギンダナオ王国、スールー王国、ルソン島のマニラ王国(麻里魯)があり、納屋〔呂宋〕助左衛門が訪れたのはここだそうです。
ビサヤ諸島にはセブ王国がありました。
呂宗助左衛門の登場する記事:
『真田丸』、呂宋助左衛門が無理やり過ぎる(28回)
とまぁこんな感じで、小国が乱立している状態、つまり日本の戦国時代も似たような状態だったわけです。
しかし、日本と似ていてもまったく違う状況でして、日本は統一国家として安定的に発展した時代を踏まえた上での小領主分立でしたが、フィリピンには今のフィリピンの領域での統一国家は現れていないようなので、おそらく日本よりは統一は難しかったものと思われます。
(それどころか、小国家同士で力を合わせてスペインと戦おうという気運があったかどうか不明です。日本には当時、「だれが」という問題はあったものの、統一したいという意識はありました)
さらにスペインに滅ぼされてしまったために詳細はわからず仕舞い。
(参考:Wikipedia)
16世紀になぜ日本は植民地化されず、フィリピンは植民地化されたのか、それは統一のスピードの違いが大きいように感じました。
※画像はイメージです。
参考
大航海時代について
しばやんの日々
ナチュラリストの散歩道
るいネット
こん
風林火山
16世紀日本とフィリピンの比較
ピナツボ火山噴火被災地・支援ブログ
☆「この人の書いてること、ちょっと面白いかも」と思った方はぜひメルマガ登録してみてください!
歴史を学んで、知識をつけるだけではなく「歴史を活かして自分の生きたい人生を歩む」というテーマで、ブログでは語れない話などを書いています。
↓こちらの画像をタップしてください↓
また、メルマガに登録してメルマガに記載されているメールアドレス宛にリクエストを送っていただければ、順次お応えします。
・○○(武将、合戦等)について語ってほしい
・大河ドラマ(『軍師官兵衛』以降)について語ってほしい
・今、○○について悩んでいるが、どの武将を参考にしたらいいか
…等々
ブログと違ってほぼリアルタイム配信なので、会話をしているかのようなコミュニケーションが楽しめます!
登録、お待ちしています!
※メルマガが迷惑メールフォルダや「プロモーション」フォルダに入っている可能性があります。
毎週火曜日に配信しているので、必ずチェックして、迷惑メールフォルダ等に入らないように設定しておいてください。
※予告なくお休みすることがあります。
―アメーバブログをご利用の方へ―
筆者はアメーバブログも利用していますが、実はアカウント作成2か月ちょっとで1日543アクセスを達成、教育ジャンルで50位を突破するという驚異的な記録を打ち立てました。
それを達成するために利用したのがこちらのツールです。
気になる方は、下記リンクをタップしてください。
→「アメーバキング2」アメブロ売上倍増&アクセスアップの多機能ツール
アメーバブログのアクセス数が倍増します。
さらに、このツールをどのように利用したかを知りたい方は、上記twitterやfacebook等でご連絡ください。
秘密をお教えします!
参考:
筆者のアメブロはこちら→歴史愛
↓フィリピンの歴史に興味のある方は、下記書籍をタップして関連書籍を購入して、ぜひ知識を増やしてみてください!
フィリピン歴史研究と植民地言説
日本/フィリピン歴史対話の試み: グローバル化時代のなかで
物語 フィリピンの歴史―「盗まれた楽園」と抵抗の500年 (中公新書)
日本人が誤解している東南アジア近現代史 (扶桑社BOOKS新書)
/
記事を読んでいただき、ありがとうございました!他の記事もぜひご覧下さい。
次回は「電車の中の無駄無駄無駄無駄…」。
//
今期イチオシ曲!ぜひ聞いてください!
Autumn Crazy / SLEEPY HOLLOW
※筆者は作詞と作曲、ボーカル、ギターを担当しています。
第二次国府台合戦に学ぶ―小さな勝ちに酔わない
大坂夏の陣に学ぶ―覚悟して手放す
大坂冬の陣に学ぶ―自分のプライドを自分でたたき折る
長谷堂城の戦いに学ぶ―算盤勘定をもつ
安濃津城の戦いに学ぶ―小さな局面での勝敗に捕らわれない
田辺城の戦いに学ぶ―不都合な現実を直視する
大坂夏の陣に学ぶ―覚悟して手放す
大坂冬の陣に学ぶ―自分のプライドを自分でたたき折る
長谷堂城の戦いに学ぶ―算盤勘定をもつ
安濃津城の戦いに学ぶ―小さな局面での勝敗に捕らわれない
田辺城の戦いに学ぶ―不都合な現実を直視する
Posted by 鷲谷 城州 at 19:00│Comments(0)
│趣味
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。