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2017年11月04日

大航海時代に日本が侵略されなかった理由(14)―フィリピンの歴史について



1529年にスペインの植民地となったフィリピンについて調べたいと思います。
まずはアジア植民地の早見表ということで「アジアの主な植民地」というサイトを参考にしています)

まさかフィリピン史に飛ぶとは思いもしませんでした 笑

フィリピンにはオーストラロイド(アボリジニーなどの人種)に分類される「ネグリト人」と呼ばれる民族(諸説あり)が住んでいたそうですが、紀元前4000年ごろには大陸からオーストロネシア語族のマレー人が入ってきました。


マレー人の登場する記事を読みたい方は?下記リンクをタップしてください:
Tシャツもらった(4

同関連記事:
Tシャツをもらった(3)


のち3世紀ごろには扶南国(現カンボジア)の貿易相手国として「巨延州」という島が文献に出てくるらしいですが(漢字なので中国の文献か?)、それがどうやら現在のフィリピンに当たるとのことです。

そのころにはスマトラ島のやジャワ島からインドの仏教やヒンドゥー教が入ってきたことで、インド文化の影響を色濃く受けたそうです。

その後の歴史はよくわかっていないそうで、ルソン島では9~10世紀ごろにはトンド王国(呂宋王国)、ミンドロ島では10~13世紀ごろには麻逸国の存在が知られていますが、詳細はよくわかっていません。
ミンダナオ島では10~16世紀に蒲端國(ブトゥアン王国)という国があり、マゼラン一行が訪れたのはこの国だそうです。

また、14世紀後半にはイスラム教が入ってきて大いに広まり、イスラム系国家としてミンダナオ島のマギンダナオ王国、スールー王国、ルソン島のマニラ王国(麻里魯)があり、納屋〔呂宋〕助左衛門が訪れたのはここだそうです。
ビサヤ諸島にはセブ王国がありました。

呂宗助左衛門の登場する記事:
『真田丸』、呂宋助左衛門が無理やり過ぎる(28回)

とまぁこんな感じで、小国が乱立している状態、つまり日本の戦国時代も似たような状態だったわけです。
しかし、日本と似ていてもまったく違う状況でして、日本は統一国家として安定的に発展した時代を踏まえた上での小領主分立でしたが、フィリピンには今のフィリピンの領域での統一国家は現れていないようなので、おそらく日本よりは統一は難しかったものと思われます。
(それどころか、小国家同士で力を合わせてスペインと戦おうという気運があったかどうか不明です。日本には当時、「だれが」という問題はあったものの、統一したいという意識はありました)

さらにスペインに滅ぼされてしまったために詳細はわからず仕舞い。
(参考:Wikipedia

16世紀になぜ日本は植民地化されず、フィリピンは植民地化されたのか、それは統一のスピードの違いが大きいように感じました。

※画像はイメージです。

参考
大航海時代について
しばやんの日々
ナチュラリストの散歩道
るいネット
こん
風林火山
16世紀日本とフィリピンの比較
ピナツボ火山噴火被災地・支援ブログ

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※筆者は作詞と作曲、ボーカル、ギターを担当しています。





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Posted by 鷲谷 城州 at 19:00│Comments(0)趣味
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