さぽろぐ

映画・TV・音楽  |その他の都道府県・海外

ログインヘルプ


2017年03月13日

大航海時代に日本が侵略されなかった理由(1)―ヨーロッパと日本の距離について

帆船
《令和6年9月6日更新》

皆さんこんばんは。
今回は『哲学ニュース』というブログの「大航海時代(だいこうかいじだい)に日本が侵略されなかった理由wwwww」という記事について。

16世紀ごろ、西ヨーロッパ諸国は世界の海に進出し、南米やアジアの国々を次々と植民地化していったわけですが、なぜか日本は侵略されなかった。

その理由を検証している記事な訳ですが、それをこちらでも検証してみましょうということです。

まず、そもそも「大航海時代」とは具体的にいつやねん、ということですが、


Wikipediaによると
大航海時代は、15世紀中ばから17世紀中ばまで続いた、ヨーロッパ人によるアフリカ・アジア・アメリカ大陸への大規模な航海が行われた時代。主にポルトガルとスペインにより行われた。

とあります(→大航海時代)。

15世紀半ばから17世紀半ばとのことですから、日本では応仁(おうにん)の乱(1467年)のころ、つまり戦国時代の始まりから江戸時代の初期、つまり島原(しまばら)の乱(1637年)終了後の鎖国(さこく)の完成あたり(1639年)の時代までですかね。
(ちなみに、ヨーロッパ史に「大航海時代」という名称を用いているのは日本くらいなもので、外国人に「Great Voyage Era」とか言っても通じないそうです 笑)

実際に日本人がヨーロッパ人と接触をもつようになったのは1543年の鉄砲(てっぽう)伝来以降ですから、日本においてはそれからの100年くらいと考えればいいですかね。


鉄砲伝来について言及した記事を読みたい方は、下記リンクをタップしてください:
雑賀・根来合戦から学ぶ―つまらない職場を楽しくする方法

関連記事:
『麒麟がくる』第13~14回―戦国最強の傭兵団/村木砦の戦い

関連記事:
大航海時代に日本が侵略されなかった理由(5)―日本とヨーロッパの戦力差(後編)


まず、記事に書かれている最初の理由は
>極東(きょくとう)やからな
ということですが、まず、スペインやポルトガル本土は遠すぎてそこから軍隊を直接運んでも疲れはてた状態で戦うことになりますので、現実的に無理です。

そこでスペインで言えばフィリピン、ポルトガルで言えばマカオなどのアジアの拠点を中継することになりますが、スペインがマニラを征服したのは1570年で、さらにフィリピン全土を征服できた訳ではなかったのでイスラム勢力の抵抗が相次いでおり(参考:世界史の窓)、さらにさらに17世紀にはオランダのアジア進出により何度か攻撃を受けており、日本に兵力を割けなかったようです(参考:フィリピンの歴史)。

関連記事:
大航海時代に日本が侵略されなかった理由(14)―フィリピンの歴史について

1591年、93年、94年には豊臣秀吉(とよとみ の ひでよし)がスペインのフィリピン総督に降伏勧告を行っていますが、そのときマニラにいた軍隊は400人程度だったという話もあります(参考:しばやんの日々)。

ポルトガルにいたっては1557年に明からマカオでの居留権(きょりゅうけん)を獲得していますが、マカオの実質的な支配権は明(みん)が握っており、そんな中で日本を征服できるくらいの兵力を駐留されたら日本より前に明との揉め事になるので、やはり不可能だったようです(参考:マカオ)。

ということで、まず「本国から遠すぎる」という理由は成立しそうです。

とここで、分量的多くなってしまったので次の機会に持ち越しとします。
長期にわたるかもしれませんが、今後もこの検証は続けていきます!
(次の機会には「資源がないから」について検証します!)


「次回」の記事:
大航海時代に日本が侵略されなかった理由(2)―日本から産出された資源について

その他の「大航海シリーズ」の記事:
大航海時代に日本が侵略されなかった理由(17)―まとめ


※写真は記事とは関係ありません。

参考
コロンブスによる原住民虐殺の模様
ナチュラリストの散歩道
日本が侵略されなかった理由
るいネット
豊臣秀吉の功績
こん


☆「この人の書いてること、ちょっと面白いかも」と思った方はぜひメルマガ登録してみてください!

歴史を学んで、知識をつけるだけではなく「歴史を活かして自分の生きたい人生を歩む」というテーマで、ブログでは語れない裏話や秘話などをお届けします。

↓こちらの画像をタップしてください↓
歴史愛通信

また、メルマガに登録してメルマガに記載されているメールアドレス宛にリクエストを送っていただければ、順次お応えします。


・○○(武将、合戦等)について語ってほしい
・大河ドラマ(『軍師官兵衛』以降)について語ってほしい
・今、○○について悩んでいるが、どの武将を参考にしたらいいか

…等々

ブログと違ってほぼリアルタイム配信なので、会話をしているかのようなコミュニケーションが楽しめます!

登録、お待ちしています!

※メルマガが迷惑メールフォルダや「プロモーション」フォルダに入っている可能性があります。
不定期配信なので、ちょこちょこチェックして、迷惑メールフォルダ等に入らないように設定しておいてください。



自分が何のために生まれてきたのか?
疑問を感じることはありませんか?

このまま会社で仕事をして、会社に利益を吸い取られて、さらに
生命力をも吸い取られて生きていくのか?
と思うとげんなりしませんか?

筆者もこれまで「誰かの決めた人生」を歩んできて、望まない方向に人生が進み、これまで培ってきた能力を無駄遣いし、消耗しきった人生を歩んできました。

しかし、ある方と出会って「自分の人生の歩み方」に触れ、自分が本当は何を求めているのかを知ることができるようになりました。

最初はスピリチュアルな話については(スピリチュアルの分野のすべてがあやしいわけではありませんが)少々距離を置きながらメルマガを読んでいたのですが、
きちんと論理的な説明をされる方だったので、
今ではファンになって結局会いに行ってしまいましたw
(自分で言いますが、上記のようなブログを書いている僕が「論理的」というのだから、信じてくださいw)

とりあえず、他人に振り回されて疲れを感じた方は下記リンクをタップして一読してみてください。

【創造者としての目覚め】

それで、納得した方だけその先に進んでもらえば大丈夫です。

筆者はこのプログラムを作った方の主催するコミュニティに所属しているため、筆者と会ってみたい!という方も、つながりを作るきっかけの一つにはなりますので、ぜひ上のリンクをタップしてみてください!

※メルマガ登録をされた場合、初回メールが迷惑メールフォルダに自動振り分けされる可能性があるので、お気をつけください。


↓「大航海時代」が好きな方は、下記リンクをタップしてゲームを購入して、ぜひプレイしてみてください!

KOEI The BEST 大航海時代IV ROTA NOVA - PSP

大航海時代V スペシャルパック

大航海時代II|オンラインコード版

大航海時代 Online ~Gran Atlas~ プレイヤーズバイブル Premium Edition

/
記事を読んでいただき、ありがとうございました!他の記事もぜひご覧下さい。
次回は『真田丸』第39回について。

//
今期イチオシ曲!ぜひ聞いてください!
【Cover】Nowhere Man / Joshu Washiya

※The Beatlesの楽曲のカバー。ボーカル・コーラスは筆者の声。楽器隊は打ち込みですが、機材が整い次第自分で演奏する予定です。









あなたにおススメの記事


follow us in feedly
同じカテゴリー(趣味)の記事画像
第二次国府台合戦に学ぶ―小さな勝ちに酔わない
大坂夏の陣に学ぶ―覚悟して手放す
大坂冬の陣に学ぶ―自分のプライドを自分でたたき折る
長谷堂城の戦いに学ぶ―算盤勘定をもつ
安濃津城の戦いに学ぶ―小さな局面での勝敗に捕らわれない
田辺城の戦いに学ぶ―不都合な現実を直視する
同じカテゴリー(趣味)の記事
 第二次国府台合戦に学ぶ―小さな勝ちに酔わない (2021-11-08 20:00)
 大坂夏の陣に学ぶ―覚悟して手放す (2021-11-03 20:00)
 大坂冬の陣に学ぶ―自分のプライドを自分でたたき折る (2021-10-18 20:00)
 長谷堂城の戦いに学ぶ―算盤勘定をもつ (2021-09-28 20:00)
 安濃津城の戦いに学ぶ―小さな局面での勝敗に捕らわれない (2021-09-08 20:00)
 田辺城の戦いに学ぶ―不都合な現実を直視する (2021-08-19 20:00)

Posted by 鷲谷 城州 at 21:00│Comments(0)趣味
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。