さぽろぐ

映画・TV・音楽  |その他の都道府県・海外

ログインヘルプ


2021年10月30日

『青天を衝け』第31回―井上家について

新宿三井ビルディング
《令和6年3月28日更新》

皆さんこんばんは。
今回は令和3年の大河ドラマ『青天を衝け』第31回に関しての楽しむためのヒントを解説したいと思います。

大河ドラマを見てみたけれど、歴史もよくわからないし、どう楽しんでいいのかわからない
歴史には興味あるけど、自分では積極的に勉強する気になれない、という方必見です!
※記事下部に武家や公家の人物名の読み仮名を載せています。

【『青天を衝け』の楽しむヒント】
・第1回―渋沢家について ・第2回―身分秩序について
・第3回―平岡家について ・第4回―阿部家について
・第5回―藤田家について ・第6回―美賀君の血筋
・第7回―井伊家について ・第8回―岩瀬忠震の出自
・第9回―安政頃の西郷吉之助 ・第10回―安藤信正について
・第11回―高崎城について・第12回―一橋徳川家について
・第13回―越前松平家について・第14回―島津家について
・第15回―三島家について ・第16回―池田屋事件について
・第17回―武田耕雲斎について ・第18回―天狗党の乱について
・第19回―小栗家について ・第20回―土方家について
・第21回―杉浦愛蔵について ・第22回―保科俊太郎について
・第23回―栗本鋤雲について ・第24回―証券とは何か
・第25回―貨幣経済とは? ・第26回―高松凌雲について
・第27回―「藩」はどうなったのか? ・第28回―大隈重信について
・第29回―伊藤博文について ・第30回―五代家について


まずはあらすじ。




第31回のあらすじ


明治4年(1872年)、渋沢栄一美雄(吉沢亮)は父・渋沢市郎右衛門美雅(小林薫)の最期を看取った。

従弟であり妹・ていの婿養子(むこようし)となった須永才三郎(石川竜太郎)こと渋沢市郎に「中の家(なかんち)」を任せ、東京(とうきょう)の自邸へと戻った。

そこで栄一は一枚の手紙を読み、顔面蒼白となる。

栄一は、大きなお腹を抱えた女性・大内くに(仁村紗和)を自邸にいざない、妻・千代(橋本愛)に不貞を詫びた。

くにが宿しているのは自分の子だという。

千代は怒るどころか温かな笑顔で栄一を許し、くにに一緒に暮らすことを提案する。

一方、箱館(はこだて)戦争で新政府に敗れ投獄されていた従兄・渋沢成一郎英明(高良健吾)が出所し、栄一邸を訪れた。

道を違えたことで罵り合う栄一と成一郎であったが、お互い生きていたことを涙を流して喜び合った。

成一郎は「喜作」と名を戻し、大蔵省(おおくらしょう)に入省した。

新政府では、欧米(おうべい)へ旅立った大久保一蔵利通(石丸幹二)・岩倉具視(山内圭哉)らに代わり、西郷吉之助隆盛(博多華丸)・大隈八太郎重信(大倉孝二)・井上聞多馨(福士誠治)らが政権の中枢にいた。

大久保は「新規の改正はするな」と言い残して旅だったが、栄一は「廃藩置県(はいはんちけん)に関わることだったら『新規の改正』には当たらない」と主張し、廃藩置県の一環として「銀行」の設立に取り組んだ。

栄一は豪商である三井組(みついぐみ)と小野組(おのぐみ)の番頭を呼び出し、「合本(がっぽん)」による民間の銀行の設立を希望したが、2人は「合本」にはいい顔をしない。

栄一は2人に「それならば、官金を取り扱わせることはできない」と首根っこを掴むが、三井組番頭・三野村利左衛門(イッセー尾形)に「これでは徳川(とくがわ)時代と変わらない」といわれ、心を揺さぶられるのであった…

ということで、
  続きを読む


Posted by 鷲谷 城州 at 20:00Comments(0)テレビ