2020年10月31日
鳥取城の戦いに学ぶ―長期戦を避けるべし
![鳥取城城門 鳥取城城門](http://img01.sapolog.com/usr/w/a/s/washiya/%E9%B3%A5%E5%8F%96%E5%9F%8E%E5%9F%8E%E9%96%80.jpg)
fuku41さんによる写真ACからの写真
《令和6年8月5日更新》
皆さんこんばんは。
今回は「ビジネスに活かす戦国合戦術」第33弾として、「鳥取(とっとり)城の戦い」について、ビジネス的視点で学んでいこうと思います。
※記事下部に武家や公家の人物名の読み仮名を載せています。
※『歴史と旅』増刊「日本合戦総覧(昭和63年1/10臨時増刊、秋田書店)」の新光江氏の記事をベースに他ブログさんの記事などを参考にさせていただいております(下記)。
近年見直されつつありますが、日本は昭和~平成にいたっても根強く「精神論」が振りかざされていました。
昭和以来の仕事観の変化についての記事を読みたい方は、下記リンクをタップしてください:
仕事に対する価値観は変わった
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令和の今になってようやく「気合いと根性で何とかなる」と大真面目に語られることは少なくなりましたが、僕らの考えの根底の部分にまだまだ精神論は残っています。
その一つが「長時間働いたら『頑張っている』と評価される」という風潮です。
時間を使っていれば、効率が悪くても「頑張っている」と評価する人がまだまだ多数います。
そのため、成果が上がらなくとも残業をして長時間働き、前日の残業のせいで休養が足りず集中力が下がっているため仕事が終わらず、またその日も残業するという悪循環が起きています。
こういった日々の蓄積でさらに仕事の効率が下がり、すぐに終わる仕事も終わらせることができず、どんどん蓄積していきます。
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デスクの中もデスクの上も未処理の書類であふれかえっていきます。
そんな状態を毎日見ていると仕事に対する意欲も下がり、さらにさらに効率が下がっていきます。
今回は、そういった「長期戦」がどんなに悲惨なことなのかを「鳥取城の戦い」から学んでいこうと思います。
また、後半では長期戦を避けるための手立てを説明していきます。
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