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2017年08月20日

『真田丸』、有楽斎を慮る(第48回)




皆さんこんばんは。
今回は惰性で続いている去年の大人気大河ドラマ『真田丸』の感想シリーズ、第48回「引鉄」についてです。

あらすじ
大坂冬の陣の講和で堀を埋められた大坂城。徳川家康(内野聖陽)の暗殺に失敗する真田幸村(堺雅人)と佐助(藤井隆)。内通者と思われる織田有楽斎(井上順)を追い出した幸村は、豊臣秀頼(中川大志)に牢人たちの親類縁者を呼ぶことを進言。久し振りに甥たちや矢沢三十郎(迫田孝也)、小山田茂誠(高木渉)らと再会する…
てな感じです。


ドラマそのものの感想は皆さんそれぞれ思い思いのことを書いていて、今更もういいかなという感じなので、今回は幸村に追放された「織田有楽斎」について書きたいと思います。

そもそも織田有楽斎とは、字は源五郎、諱(いみな)は長益(ながます)と言い、織田信長の九弟(九番目の弟)です。
生まれは天文16年(1547年)なので、天文3年(1534年)生まれの信長よりも天文11年(1543年)生まれの徳川家康の方が歳が近いですね。

淀殿の母であるお市の方と同じ歳だといわれていますので、信長よりはお市の方が関係は近かったかもしれません。

信長の弟でありながら、信長の嫡男であり自分にとっては甥である織田信忠に従い甲州武田氏攻めに従軍。
本能寺の変の際は信忠とともに京都二条城にいたが、城を脱出して岐阜城に戻ったと言われています。

その後信長の次男であり、有楽にとっては甥の織田信雄に仕え、天正12年(1584年)の小牧・長久手の戦いでは信雄方として徳川家康に協力しています。

天正18年(1590年)の信雄改易後にようやく豊臣秀吉に仕えますが、秀吉死後は家康に近づき、慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いでは東軍として関ヶ原本戦に参戦。
戦後は家康から大和に3万2000石を与えられています。
(参考→Wikipedia

ということで、秀吉の御伽衆としてのイメージの強い有楽ですが、実はもともとかなり家康に近い動きをしていますし、そもそもが秀吉の羽柴家にとっては主人に当たる織田家一族なので、秀吉の家来として働くのには複雑な心境があったのかもしれません。

姪である淀殿の庇護者としても動いていたようで、大坂冬の陣で大坂方として戦っていたのは豊臣家への忠誠と言うよりも、姪淀殿やその子秀頼への情からの動きであったのかもしれません。

政治的な動きとしては上記のように完全に徳川方として動いており、『真田丸』では悪役として描かれていましたが、そもそも豊臣家そのものへの忠誠心はなかったのかもしれません。

政治的には完全に徳川びいきでしたが、淀殿や秀頼への情で大坂城に残っていたのでしょうね。

だから、夏の陣直前に徳川方へ奔ったのも無理もない話で、慮るに、豊臣家と徳川家との和平交渉への道が完全に途絶えたために、失意の大坂城退転だったのかもしれません。

こんな風に、武将一人ひとりの動きを見ていくと、一概に悪者とも言い切れないのがまた歴史の面白いところですね。

今回登場した人物のフルネーム
・徳川 前右大臣(字は次郎三郎) 源 朝臣 家康
・真田 左衛門佐(字は源次郎) 滋野(源) 朝臣 幸村
・織田 侍従(字は源五郎) 平(藤原、忌部) 朝臣 長益(入道有楽斎如庵)
・羽柴 右大臣(字不明) 豊臣 朝臣 秀頼
(実際は文献上で「羽柴」と記載されたものは見つかっていないそうです)
・矢沢 但馬守(字は三十郎) 滋野(源) 朝臣 頼康
・小山田 壱岐守(字は六左衛門) 平 朝臣 茂誠
・織田 右大臣(字は三郎) 平(藤原、忌部) 朝臣 信長
・織田 左近衛中将(字は勘九郎) 平(藤原、忌部) 朝臣 信忠
・織田 内大臣(字は三介) 平(藤原、忌部) 朝臣 信雄

参考
渡る世間は愚痴ばかり
ドラマ@見とり八段
大河ドラマ論

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次回は「機種変をした(SO-04H)」。

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Posted by Sosuke Washiya at 20:00│Comments(0)テレビ
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