2016年07月21日
『真田丸』第24回―伊達と官兵衛
《令和6年1月3日更新》
皆さん、こんばんは。
今回は大人気大河ドラマ『真田丸（さなだまる）』の第24回「滅亡」について。
まぁ、タイトルの通り小田原北条（おだわら・ほうじょう）氏が滅亡するのですが、ん～、なんともいえませんね。
特別に面白かったわけでもなく、きり（長澤まさみ）や茶々（ちゃちゃ）（竹内結子）が活躍しなかったのでイラついたわけでもなく。
ただ、前回もそうだったのですが、伊達政宗（長谷川朝晴）のイメージがだいぶ違ったなということでしょうか。
同世代の人は同じようなイメージだと思うのですが、伊達政宗といえば僕は原哲夫の漫画『花の慶次』のイメージが強いです。
快男児という感じですかね。
伊達政宗の登場する記事を読みたい方は、下記リンクをタップしてください：
摺上原の戦いに学ぶ―次善策を用意する
関連記事：
人取橋の戦いに学ぶ―最悪の想定を受け入れる
『花の慶次』への言及のある記事：
歴史を好きになったきっかけ
今回の大河ドラマではパフォーマンス好きで世渡り上手、ゴマすり上手というイメージですが、山岡荘八の『徳川家康』での伊達政宗のイメージに近いのでしょうか。
実際のところ、天下を望みながらも豊臣秀吉にすりより、徳川家康・秀忠にすりより、大久保長安事件をうまくくぐりぬけ、家光に忠実に仕え、なんとも処世術のうまい人物だったようですが（乱暴にいうと、ズルいってことだろう）、もしかしたら実像に近いのかもしれない。
関連記事：
『真田丸』第49回―伊達政宗の天下取り
関連記事：
『真田丸』第41回―幸村が信繁なら勝永は吉政では?
そのほかには下記のCantabileさんのおっしゃるように、小田原城に降伏勧告に言ったはずの黒田官兵衛はどうなった、ということですかね 笑
関連記事：
小田原征伐に学ぶ―相手に口実を与えない
そこにいたはずの結構重要な人物を消してしまうのはいかがなものかと…
忘れてたのか？
岡田准一のイメージとの比較を避けるために出さなかったのか？
秀吉政権を描くに当たって官兵衛が出てこないのは至極不自然だと思います。
（あとは、利休の描き方が乱暴な気がする）
○今回登場した人物のフルネーム（参考：「武家や公家の名前について」）
・伊達 左近衛権少将〔通称は藤次郎〕 藤原 朝臣 政宗
だて さこんえごんのしょうしょう〔通称はとうじろう〕 ふじわら の あそん まさむね
・前田〔滝川〕 慶次郎 菅原〔紀〕 利貞〔利卓、利益、利太、利大〕
まえだ〔たきがわ〕 けいじろう すがわら〔き〕 の としさだ〔としたか、とします、としたか〔とします〕、としひろ〕
・徳川 前左近衛大将〔通称は次郎三郎〕 源 朝臣 家康
とくがわ さきのさこんえのだいしょう〔通称はじろうさぶろう〕 みなもと の あそん いえやす
・関白 羽柴 内大臣〔通称は藤吉郎〕 豊臣 朝臣 秀吉
かんぱく はしば ないだいじん〔通称はとうきちろう〕 とよとみ の あそん ひでよし
・徳川 権中納言〔通称不明〕 源 朝臣 秀忠
とくがわ ごんのちゅうなごん〔通称不明〕 みなもと の あそん ひでただ
・大久保〔大蔵〕 石見守〔通称は十兵衛〕 藤原〔秦〕 朝臣 長安
おおくぼ〔おおくら〕 いわみのかみ〔通称はじゅうべえ〕 ふじわら〔はた〕 の あそん ながやす
・征夷大将軍 徳川 左近衛大将〔通称不明〕 源 朝臣 家光
せいいたいしょうぐん とくがわ さこんえのだいしょう〔通称不明〕 みなもと の あそん いえみつ
・黒田 官兵衛 源 孝高〔祐隆、好高、孝隆〕
くろだ かんべえ みなもと の よしたか〔すけたか、よしたか、よしたか〕
・田中〔千〕 与四郎 源 （諱不明）〔号宗易。利休居士〕
たなか〔せん〕 よしろう みなもと の （諱不明）〔号そうえき。りきゅうこじ〕
参考
雑記帳
Cantabile
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Posted by 鷲谷 城州 at 22:01│Comments(0)
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