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2016年09月10日

『真田丸』、呂宋助左衛門が無理やり過ぎる(28回)



皆さん、こんばんは。
今回は大人気NHK大河ドラマ『真田丸』第28回「受難」について。

関白豊臣秀次(新納慎也)が、豊臣秀頼の誕生で自分が豊臣秀吉(小日向文世)に消されるのではないかと疑心暗鬼になり、関白の職務放棄をしたあと、秀吉の意思に反して勝手に高野山に入り、勝手に切腹してしまったという話。

う~ん。
史実として残っていない部分の補い方が陳腐ですね。
小日向氏の演技など、俳優さんの力で光っている部分は多いですが、秀次の逃亡とか、そのときの「きり」(長澤まさみ)のかかわり方とか、真田屋敷に逃亡するとか、短絡的で陳腐すぎる。

三谷幸喜さんは歴史が好きそうなことをおっしゃっているが、本当に好きなのか?
ただのミーハーか、もしくはやっつけ仕事としか思えない脚本だと思う。

そして、いちばん不自然だと思ったのが、タイトルにもあるとおり、秀次の死後なぜか生き残った「たか」(岸井ゆきの)(後の隆清院)を呂宋助左衛門に預けるシーン。

なんだ?

黒田官兵衛は出さないのに、呂宋助左衛門は出すのか?

しかも、今まで真田信繁(堺雅人)との関わりも描かれておらず、急に登場する意味がわからないし、関わりの薄い信繁の頼みを助左衛門がきくのも意味がわからないし、なんですか、NHKのお偉いさんの思いつきを取り入れたんですか?

そして、「たか」は後に日本に帰ってくるって設定ですか?
いやぁ、不自然。
山岡荘八『徳川家康』の焼き直しじゃん(確か納屋蕉庵という架空の人物の娘を、助左衛門が船に乗せて海外へ連れ出すシーンがある)。

下記のCantabileさんのブログにも書いてありますが、創作を入れるのなら、面白くやってほしい。
面白くない脚本しか書けないのなら、史実をもっと研究してやった方がよっぽど面白い。

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参考
真田のよもやま話
雑記帳
この真田丸批判が好きです!
Cantabile

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Posted by 鷲谷 城州 at 22:02│Comments(0)テレビ
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