2017年04月26日
大航海時代に日本が侵略されなかった理由(3)―日本の産業について

《令和6年10月23日更新》
皆さんこんばんは。
今回は『哲学ニュース』というブログの記事「大航海(だいこうかい)時代に日本が侵略されなかった理由wwwww」という記事について、理由を検証してみようということで第1弾、第2弾に引き続いての第3弾です。
【これまでの記事】 | |
---|---|
・第1回 ヨーロッパと日本の距離について | ・第2回 日本から産出された資源について |
第3弾は…
>大した産業が無い
>輸出品は銀と酒くらいか
ということで当時の日本の産業についてですが、前回も参考にしたWikipediaの南蛮(なんばん)貿易の貿易品の項目中の「輸出品」に書かれているのは「硫黄、銀、海産物、刀、漆器(南蛮漆器)、日本人奴隷など」です。そのうち「日本人奴隷」以外は一応産業とは呼べそうです。
(参考:コトバンク「産業」)
銀山の登場するの記事を読みたい方は、下記リンクをタップしてください:
第二次月山富田城の合戦―万端過ぎるほどの準備をすべし
ここで問題なのはこれらの品目が当時のヨーロッパにとってどれだけの価値があったかということですね。
「銀」に関しては前回述べたとおり、日本からの産出量は世界の4分の1~3分の1ほどだったようですし、当時の世界共通の通貨として金銀が使われていたようですから(Wikipedia「金銀比価」)十分に価値はあったようです。
「硫黄」の当時の用途は調べるのがなかなか難しかったのですが、銅を輸出するときにいっしょについていっちゃったのかなと思いきや(Wikipediaの輸出品目には「銅」はありませんが、輸出はしていたようです→参考:『元ファンドマネージャー残日録』の<銅>の項目)、結局黒色火薬の原料として輸出されていたのだろうと思います(Wikipedia「硫黄」)。
火薬兵器についての関連記事:
雑賀・根来合戦から学ぶ―つまらない職場を楽しくする方法
同関連記事:
石山合戦から学ぶ―「理念」のもつパワー
鉄砲の活躍した記事:
『麒麟がくる』第39回―原田備中守について
次の「海産物」に関しては要するにお魚さんや貝類などだと思うので、そりゃ食料としてニーズはありますわな。
「刀」に関して、衆知の通り当時の日本はいわゆる「戦国(せんごく)時代」であり、刀を初めとする武具のニーズがまず国内で飛躍的に上がったことにより、「日本刀」の生産力も上がったようです(参考:渓流詩人の徒然日記)。また、参考記事によれば価格も下落しているが日本刀自体の品質が下がったのではなく、大量生産による生産工程の合理化による値下げだと推理しており、品質はある程度のものを保っていたようです。これは僕の推測ですが、実戦のニーズがあるのだから品質はむしろ上がっていったのではないかと思います。また、参考記事によれば豊臣秀吉(とよとみ の ひでよし)によって日本刀は美術的価値を増していったということで、ヨーロッパ人にとってはそれも魅力のひとつだったのではないかと思います。
「戦い」についての記事:
第二次国府台合戦に学ぶ―小さな勝ちに酔わない
同関連記事:
大坂夏の陣に学ぶ―覚悟して手放す
続いて「漆器」ですが、もともとは東アジア・東南アジアでしか生産されていなかったようで、さらに漆器そのものを「japan」と呼ぶくらいなので当時から日本の漆器の価値は認められていたのでしょうね(参考:Wikipedia「漆器」)。
という訳で、個々の輸出品の価値がある程度認められていたことはわかったので「大した産業が無い」という訳ではなさそうですが、いかんせん相対的な価値がわからないので「日本が侵略されなかった理由にはならない」とは言い切れなさそうです。
このシリーズ、まだまだ続きます 笑
(次回は日本の戦力についてです)
次回の記事を読みたい方は、下記リンクをタップしてください:
大航海時代に日本が侵略されなかった理由(4)―ヨーロッパが恐れた戦国時代の戦闘民族
※写真は記事内容とは関係ありません。
参考
ナチュラリストの散歩道
るいネット
しばやんの日々
こん
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次回は『聖剣伝説2』について。
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Posted by 鷲谷 城州 at 21:00│Comments(0)
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