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2008年11月15日

林陸朗『古代末期の反乱』―平将門と藤原純友の反乱が残したもの

将門塚
《令和6年10月9日更新》

こんばんは。
今回はまた教育者歴史新書なんですが、林陸朗氏著の『古代末期の反乱』について。


【歴史関係の本についてのこれまでの記事】
・安本美典『卑弥呼の謎』・徳川主力軍は不在だった?関ヶ原合戦の意外な真実と豊臣家の行方―笠谷和比古『関ヶ原合戦』



古代とはつまり3世紀ごろ(諸説あります)から平安(へいあん)時代末頃〔院政(いんせい)時代の前頃〕までの時代(※1)を指しますが、その頃の反乱といえば、「平将門(たいら の まさかど)の乱」と「藤原純友(ふじわら の すみとも)の乱」ですね。
(※1 時代区分について→ウィキペディア

この本はその辺についての中央〔京都〕から見た東国(とうごく)や西国(さいごく)のイメージとかが書かれている本ですが、この辺の時代の話、実は結構面白いですよ。

平将門の活躍した下総(しもうさ)〔千葉県(ちばけん)北部〕に言及のある記事を読みたい方は、下記リンクをタップしてください:
郷土愛


↓こちらの本について書いています。

古代末期の反乱―草賊と海賊 (1977年) (教育社歴史新書―日本史〈3〉)


日本史が好きな人は大抵戦国(せんごく)時代とか幕末(ばくまつ)が好きな人が多いと思うんですが、江戸(えど)時代まで(実は現代まで)武士、または武士の末裔(まつえい)といわれてきた人たちが祖先とした人物たちのルーツはこの辺なんですよね。

(ただ、甲斐(かい)の武田(たけだ)家とか茨城(いばらき)・秋田(あきた)の佐竹(さたけ)家とかみたいな、家系マニア的にメジャーな家柄でない限り、武士の先祖の話は結構胡散臭いという話ですが笑)

将門の子孫は確かいなかった気がしますが、清和源氏(せいわげんじ)〔河内源氏(かわちげんじ)〕の祖である源経基(みなもと の つねもと)や伊勢平氏(いせへいし)の祖先平貞盛(たいら の さだもり)、そして武家の藤原(ふじわら)といえばこの人か藤原利仁(ふじわら の としひと)だ、というくらい適当な武士たちに祖先扱いされてきた藤原秀郷(ふじわら の ひでさと)とか。
平忠常(たいら の ただつね)は千葉(ちば)氏一族(相馬(そうま)氏とか原(はら)氏とか)、上総(かずさ)氏の祖ですし。
令和4年11月17日注:後の調べで、平忠常が鷲谷(わしや)家の祖だったことがわかりました(鷲谷氏は、千葉氏族相馬氏流)。


これらの武士達の子孫が登場する記事を読みたい方は、下記リンクをタップしてください記事:
『麒麟がくる』第17~18回―斎藤家の血族関係と永禄元年までの織田家

関連記事:
『麒麟がくる』第15~16回―織田一族の関係性と斎藤新九郎高政の重臣たち

関連記事:
地元の英雄―身を挺して民を救った佐倉惣五郎


この辺の人たちの子孫が源平(げんぺい)時代につながり、『吾妻鏡(あづまかがみ)』『平家物語(へいけものがたり)』の英雄伝説を作り上げ、そこからさらに鎌倉(かまくら)・室町(むろまち)と下って、戦国時代のドラマを作り上げていくわけです。


関連記事:
『麒麟がくる』第36回―足利家について(1)

関連記事:
『麒麟がくる』第25回―朝倉氏の系譜

関連記事:
『麒麟がくる』第22回―三好氏の血縁関係


さらには今年大河ドラマでやっている『篤姫(あつひめ)』に登場する島津(しまづ)氏や小松帯刀(こまつ たてわき)の実家肝付(きもつき)氏(※2)、などのように幕末・明治まで続き、家によっては現代まで続くわけです。
(※2 島津は惟宗(これむね)氏、肝付は伴(とも)氏で、平安時代末期の騒乱ではあまり活躍していませんのでちょっとずれますが、武家のルーツとして他にわかりやすそうな例が見当たらなかったので)

夏目漱石(なつめ そうせき)の祖先も経基の子の満仲(みつなか)だといわれていますし(夏目家は満仲までさかのぼるとちょっと胡散臭いですが、三河(みかわ)時代から徳川(とくがわ)家臣(かしん)であったことは確かなようです)。


関連記事:
三方ヶ原の合戦―最強の能力「豹変力」

関連記事:
夏目漱石『こころ』におけるKの寿命問題

関連記事:
『いだてん』第4~5回―視聴率が伸びなかった名作


面白くありませんか?
面白くないですね、一般的には(笑


歴史関係の本についての次回の記事を読みたい方は、下記リンクをタップしてください:
阿部猛『下剋上の社会』


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↓「古代末期の反乱」の代表格である平将門についてもっと知りたい方は、下記リンクをタップして関連書籍を購入して、ぜひ知識を深めてみてください!

古代末期の反乱―草賊と海賊 (1977年) (教育社歴史新書―日本史〈3〉)

将門記 (古典文庫 (67))

渋谷区の歴史 (東京ふる里文庫)

論集 平将門研究


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今期イチオシ曲!ぜひ聞いてください!
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※The Beatlesの楽曲のカバー。ボーカル・コーラスは筆者の声。楽器隊は打ち込みですが、機材が整い次第自分で演奏する予定です。











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