2019年02月19日
『いだてん』、僕は面白いと思うのに、なぜ視聴率が伸びない?(第4~5回)

皆さんこんばんは。
今回は今年の大河ドラマ『いだてん』第4~5回の感想です。
まずはあらすじ。
東京高等師範学校の長距離競争大会に出場するも、小便をしたことで出遅れ、3位に甘んじた金栗四三(中村勘九郎)。その教訓を活かし、徒歩部に入って訓練に明け暮れる。一方で嘉納治五郎(役所広司)はオリンピックの予選会に向けて着々と準備をするが、頼みの三島弥彦(生田斗真)は家族の反対で出場を断念する。それぞれが一筋縄でいかない中、ついに羽田の予選会がスタートする。
羽田の予選会会場にたどり着けず、迷子になる四三と徒歩部一行。会場の三島弥彦は勝負心が我慢できず飛び入り参加し、短距離走で軒並み一位をかっさらう。四三は長距離のスタートには間に合い、見事優勝。レース後に改善点を書き出し、足袋の改善点の提案をしに播磨屋へ行くも、追い返されてしまう。一方、美濃部孝蔵(森山未來)は偶然あこがれの橘家圓喬(松尾スズキ)の車を引くことになる。
ということで、
第4回は「小便小僧」。
いやぁ、第1話の場面に次々とつながっていく脚本がすばらしいですね。
あとからあとから、「ああ、このシーンはこうつながるのね」という納得感が得られます。
金栗氏も元気があってすばらしい!
やはり、元気があって強い主人公のお話の方が面白いです。
そして、美川秀信(勝地涼)の漱石かぶれっぷりがツボです。
僕も漱石のファンなので、すごくよくわかります笑
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第5回は「雨ニモマケズ」。
すばらしいですね。
考えつくされた伏線。
すべてを説明しきらない演出で視聴者に疑問を残し、考えさせることで記憶に残し、のちに微妙に解決してあげることで快感を与え、なおかつやっぱり最後まで説明しきらないことで視聴者の「ほしがり」感を絶妙に刺激するやり方はたまらないです。
今までの大河ドラマも、これからの大河ドラマも、江戸時代以前の歴史ものをやりつつこの宮藤官九郎氏のこのやり方に負けないでほしいです。
たぶん、相当に頭がよくないとできない展開だと思います。
そして単純に金栗四三が嘉納治五郎にやっとのことで「抱っこ」してもらえたことに感動しました笑
あと、微妙に疑問に思ってしまったのが、四三が反省として書いた横書きが左から右に書いていたのですが、戦前は右から左が普通ではないのですかね?
右から左は活字のときだけで、手書きは左から右だったんですかね?
単純に時代考証ミスなのか、本当にそうだったのか気になります。
申し訳ないけど、今までの大河ドラマが本当に情けなく思うくらい面白いです!
「今回のは現代劇だから・・・」とかはただの言い訳なので、面白い歴史物を作ってください!
※写真は内容とは関係ありません。
○今回登場した人物のフルネーム(参考:「武家や公家の名前について」)※現代劇ですが、ときどき字や諱をもっている人がいるので。
・金栗 四三 (氏不明) (諱不明)
・嘉納 治五郎 (氏不明) (諱不明)
・三島 弥彦 (氏不明) (諱不明)
・美濃部 孝蔵 菅原 (諱不明)(5代目古今亭志ん生)
・柴田 清五郎 (氏不明) (諱不明)(4代目橘屋圓喬)
・美川 (字不明) (氏不明) 秀信
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参考
第4回
雑記帳
ショコラの日記帳・別館
真田のよもやま話
第5回
雑記帳
駄猫日記
ドラマ@見とり八段
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次回は「『バイオハザード』を買ってもらった」。
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Posted by Sosuke Washiya at 20:00│Comments(0)
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