2009年01月11日
阿部猛『下剋上の社会』

《令和5年12月31日更新》
こんにちは。
今回は、日本中世史を勉強している人にはおなじみの阿部猛さんの著書『下剋上(げこくじょう)の社会』についてです。
「下剋上」といえば北条早雲(ほうじょう そううん)とか斎藤道三(さいとう どうさん)、松永久秀(まつなが ひさひで)などを思い浮かべると思いますが、この本は誰か特定の人物の列伝を書いたものではなく、「下剋上」の時代の社会風俗について書いた本です。学術論文です(笑
阿部猛氏の著書が気になる方は、下記リンクをタップしてください:
阿部猛『摂関政治』
「下剋上」関連の記事:
大航海時代に日本が侵略されなかった理由(7)―1549年時点での統一状態について
同関連記事:
「士農工商」は身分制ではない―歴史の解釈は変わる
↓こちらの本について書いています。
【中古】 下剋上の社会 教養の日本史/阿部猛(著者) 【中古】afb
なので、ストーリー的なものを期待して読むとまったく無味乾燥、面白くもなんともないのですが、読む人が読めばよだれが垂れるほど面白い本です(ちなみに僕はあんまり「読む人」の部類には入りませんが)。
「社会風俗」ということで、つまり、当時の農民がどういう暮らしをしていたとか、京都(きょうと)はどのような状況だったかとかが書いてある本なんですよ。
京都関連の記事:
『青天を衝け』第16回―池田屋事件について
同関連記事:
本能寺の変に学ぶ―覚悟を決める
同関連記事:
『麒麟がくる』第19~20回―足利将軍家の動きと桶狭間の戦い
一例を挙げれば、当時京都では博打(ばくち)が流行っていて、それを取り締まる話だとか公家(くげ)まで博打をやっていた話だとか。
あと当時の一般市民の家屋の作りだとか、当時は風呂にあまり入らなかったとかそういう話が書いてあります。
歴史が好きな方は各人物のストーリーに魅力を感じていらっしゃる方が多いと思うので、あんまりこの本はお勧めできませんが、いわゆる戦国(せんごく)時代の農民や京都の人々がどういう暮らしをしていたか、ということに興味がある人はぜひ。
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次回は「ランドマークタワー」について。
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Posted by 鷲谷 城州 at 13:45│Comments(0)
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