2019年02月11日
箕輪城の合戦―圧倒的有利な状況を作る
《令和6年3月8日更新》
皆さんこんばんは。
今回は「合戦における戦術について」シリーズの第7弾ということで「箕輪(みのわ)城の合戦」について書きます。
『歴史と旅』増刊「日本合戦総覧(昭和63年1/10臨時増刊、秋田書店)」の羽村滋氏の記事を参考にしています。
※記事下部に武家や公家の人物名の読み仮名をのせています。
参考
第1弾 勝弦峠の合戦
第2弾 戸石城の合戦
第3弾 長森原の合戦
第4弾 三分一原の合戦
第5弾 栃尾城の合戦
第6弾 川中島の合戦
まずはどのような戦だったのかというと
永禄(えいろく)9年(1566年)に上野国(こうづけのくに)箕輪城にて武田信玄と長野業盛との間に起きた戦です。
信玄は永禄3年(1560年)にこの城を攻略しようとしましたが、業盛の父業正の用兵によって攻めあぐね、撃退されています。
(諸説あり)
その後永禄4年(1561年)から上野の周辺の城や拠点を次々と落とし、ついに永禄9年に直接箕輪城を攻めることができ、落城させました。
信玄の勝因としてはやはり碁的な戦略を打ったことでしょうね。
周辺の城や拠点を占拠することによって長野業盛の箕輪城を孤立させ、力をそぎ落とす作戦ですね。
「碁石戦略」についての記事をもっと読みたい方は、下記リンクをタップしてください:
第二次高天神城の合戦-勝者の戦法を徹底的にトレースせよ
同関連記事:
二俣城の合戦―「見る」のではなく「観る」
同関連記事:
三増峠の合戦―撤退は計画的に
しかし、(具体的な数はわかりませんが)直接的に勝負の決め手となったのは「位(くらい)攻め」のようですね。
「位攻め」とは羽柴秀吉が得意とした戦法で、戦における「キホン」の「キ」ですね。
要するに相手よりも圧倒的に多い兵力で攻めよ、ということです。
まぁ、みんなそれができないから苦労したのですが、やはり兵力を用意できるときは「位攻め」がもっとも損傷が少なく、勝率も高いですね。
というわけで、まとめ。
・地勢を俯瞰して碁石を打つかのように拠点を攻略する戦局眼
・圧倒的多数で攻める「位攻め」
が勝因といえるのでしょうか。
※写真はイメージです。
今回登場した人物のフルネーム(参考:「武家や公家の名前について」)
・武田 大膳大夫〔通称は太郎〕 源 朝臣 晴信〔入道信玄〕
たけだ だいぜんのだいぶ〔通称はたろう〕 みなもと の あそん はるのぶ〔入道しんげん〕
・長野 弾正大忠〔通称は新五郎〕 在原 朝臣 業盛
ながの だんじょうのだいじょう〔通称はしんごろう〕 ありわら の あそん なりもり
・長野 信濃守〔通称不明〕 在原 朝臣 業正
ながの しなののかみ〔通称不明〕 ありわら の あそん なりまさ
・羽柴 太政大臣〔通称は藤吉郎〕 豊臣 朝臣 秀吉
はしば だじょうだいじん〔通称はとうきちろう〕 とよとみ の あそんひでよし
参考
旅行・城・武将・陶芸・登山・スキー・温泉・潜水
赤城山が好き
らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~
☆「この人の書いてること、ちょっと面白いかも」と思った方はぜひメルマガ登録してみてください!
歴史を学んで、知識をつけるだけではなく「歴史を活かして自分の生きたい人生を歩む」というテーマで、ブログでは語れない話などを書いています。
↓こちらの画像をタップしてください↓
また、メルマガに登録してメルマガに記載されているメールアドレス宛にリクエストを送っていただければ、順次お応えします。
・○○(武将、合戦等)について語ってほしい
・大河ドラマ(『軍師官兵衛』以降)について語ってほしい
・今、○○について悩んでいるが、どの武将を参考にしたらいいか
…等々
ブログと違ってほぼリアルタイム配信なので、会話をしているかのようなコミュニケーションが楽しめます!
登録、お待ちしています!
※メルマガが迷惑メールフォルダや「プロモーション」フォルダに入っている可能性があります。
不定期配信なので、ちょこちょこチェックして、迷惑メールフォルダ等に入らないように設定しておいてください。
→日々の仕事に忙殺され、時間がなくてお悩みの方へ
こちらのリンクを↓タップ↓してください。
☆時間の投資術
※メルマガ登録をされた場合、初回メールが迷惑メールフォルダに自動振り分けされる可能性があるので、お気をつけください。
怪しそうだと感じる方もいるかもしれませんが、僕自身もこれを読んでみて、今までどれだけ無駄なことに時間を浪費していたかがわかりました。
もっと趣味や友人・家族たちとの時間を増やしたいと思う人は、必ず登録してください!
自分が何のために生まれてきたのか?
疑問を感じることはありませんか?
このまま会社で仕事をして、会社に利益を吸い取られて、さらに
生命力をも吸い取られて生きていくのか?
と思うとげんなりしませんか?
筆者もこれまで「誰かの決めた人生」を歩んできて、望まない方向に人生が進み、これまで培ってきた能力を無駄遣いし、消耗しきった人生を歩んできました。
しかし、ある方と出会って「自分の人生の歩み方」に触れ、自分が本当は何を求めているのかを知ることができるようになりました。
最初はスピリチュアルな話については(スピリチュアルの分野のすべてがあやしいわけではありませんが)少々距離を置きながらメルマガを読んでいたのですが、
きちんと論理的な説明をされる方だったので、
今ではファンになって結局会いに行ってしまいましたw
(自分で言いますが、上記のようなブログを書いている僕が「論理的」というのだから、信じてくださいw)
とりあえず、他人に振り回されて疲れを感じた方は下記リンクをタップして一読してみてください。
【創造者としての目覚め】
それで、納得した方だけその先に進んでもらえば大丈夫です。
筆者はこのプログラムを作った方と月一くらいでお酒を飲んでいたりするため、筆者と会ってみたい!という方も、つながりを作るきっかけの一つにはなりますので、ぜひ上のリンクをタップしてみてください!
※メルマガ登録をされた場合、初回メールが迷惑メールフォルダに自動振り分けされる可能性があるので、お気をつけください。
/
記事を読んでいただき、ありがとうございました!他の記事もぜひご覧下さい。
次回は「焼きそばをおかずにご飯を食べることの何がいけないのか問いたい」。
//
今期イチオシ曲!ぜひ聞いてください!
I Feel Glad (BGM Ver.) / Joshu Washiya
※筆者が中学生の時に作詞・高校生の時に作曲した曲を平成22年に自作RPGのBGM用に再アレンジしたものです。
第二次国府台合戦に学ぶ―小さな勝ちに酔わない
大坂夏の陣に学ぶ―覚悟して手放す
大坂冬の陣に学ぶ―自分のプライドを自分でたたき折る
長谷堂城の戦いに学ぶ―算盤勘定をもつ
安濃津城の戦いに学ぶ―小さな局面での勝敗に捕らわれない
田辺城の戦いに学ぶ―不都合な現実を直視する
大坂夏の陣に学ぶ―覚悟して手放す
大坂冬の陣に学ぶ―自分のプライドを自分でたたき折る
長谷堂城の戦いに学ぶ―算盤勘定をもつ
安濃津城の戦いに学ぶ―小さな局面での勝敗に捕らわれない
田辺城の戦いに学ぶ―不都合な現実を直視する
Posted by 鷲谷 城州 at 20:00│Comments(0)
│趣味
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。