さぽろぐ

映画・TV・音楽  |その他の都道府県・海外

ログインヘルプ


2006年12月21日

ハリウッドに描かれた“武士道”の真実?―『ラストサムライ』と歴史

大小
《令和6年10月18日更新》

この映画は数年前の公開時に当時付き合ってた女性と映画館に見に行って、面白かったのでのちDVDを購入しました。
ストーリーのモデルは周知の通り西郷隆盛と西南戦争。


【洋画についてのこれまでの記事】
・パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト・ポセイドン



関連記事:
『西郷どん』第46~47回―不覚にも感動しました

関連記事:
『西郷どん』第45回―決別への序曲

関連記事:
『西郷どん』第43~44回―嵐の前の静けさ


明治になって急速に近代化を進める明治政府。そんな中、近代化を拒む勝元(渡辺謙、西郷隆盛がモデル)は孤立していき、ついに政府と軍事衝突をするに至った。

関連記事:
『西郷どん』第6~10回―「伊集院」家は貴族ではなく薩摩武士です。

関連記事:
『西郷どん』第1~5回―立ち上がりは上々!

一方、アメリカ軍人として南北戦争で功を立てたネイサン・オルグレン(トム・クルーズ)はアメリカで戦争がなくなり、仕事がなくなって生活に困窮していた。そこで明治政府軍の指南役としてお呼びがかかり、来日することに。
そしてオルグレンは官軍の訓練中に勝元の軍に襲われ、捕虜となるが、勝元の集落の人々と徐々に打ち解けていき、ついには勝元軍の将兵として明治政府と衝突することになる。

素直に見ると、とても面白い映画だし、戦闘シーンが多いので男の子的には心が奮える映画です。
また、10年くらい前まではハリウッド映画に登場する日本人は「お前、どう見たって中国人だろう!! 笑」というような俳優が多かったですが、このところは日本人俳優諸氏の活躍もあってか、日本人役にはきちんと日本人俳優を使ってもらえるようになってきました。
そして風俗等の設定も非常に当時の写真に忠実に再現されているようで、日本人としてそれほど気になる違いはありませんでした。

ただし、(これは実際的な事情でどうしようもなかったのだろうけど)ロケ地がニュージーランドというだけあって、勝元の集落は日本の集落にしては周りの山のスケールがでかかった(笑
日本の昔の山地の集落はもっと小さな丘や薄緑色ではなく濃緑色の植物に囲まれて、遠くの地形見渡せるような場所は少なかったと思う(笑
まぁそれはいいや(笑

あとは近頃は「武士の心」がもてはやされているが、(どこかの本で同じようなことが書かれているかもしれませんが、僕はそれ読んでない)現在語り継がれている「武士道」は江戸時代のもので、江戸時代の武士は幕府や藩の官僚であって、戦闘員ではなかったので、「武士道」は「闘う男」の心ではなく、「サラリーマン」の心得です。しかも武士は上層階級であったので(各藩には貧乏武士も多かったようなのですが)、基本的に「支配者の心得」です。
それゆえ、「武士道」の基本は「教養」が中心で、具体的に言うと「読み書き算盤」&実戦的ではなく、型としての「武道」が中心なわけです。
なので「武士の誇り」というのは「エリート意識」と同義だと僕は思うわけです(笑
(ただ、「エリート意識」が道徳観にまで浸透すると、自分のプライドによってみっともないこと(=マナー違反)はやらなくなるので、いいことだと思いますが)

戦国時代を生きた武士たちの「生きた」武士道:
武士道を追究したい人はコレ!!津本陽『名臣伝』

で、実際に戦闘をしていた戦国時代の武士はどうだっかというと、ある程度の武士道は形成されつつあったと思いますが、彼らはほとんど正面切った戦闘はせず、あの手この手でいかに消耗せずに勝つかを考えていたわけで、時には汚いこともやったようです(今の企業家のみなさんと一緒ですね笑)
※ただし、上記は兵法の基本です。

そんなわけで、半分近くが映画の評論から脱線して終わりましたが、ラストサムライ、男の子の心が勇み立つ、素晴らしい映画です。まだ観ていない方はぜひご賞味ください♪
(注:上記武士論は具体的な文献を元に裏を取っているわけではありません。直感で適当に書いているだけなので、真に受けず適当にお受け止めください笑)


洋画についての次回の記事を読みたい方は、下記リンクをタップしてください:
プリティ・ウーマン


☆「この人の書いてること、ちょっと面白いかも」と思った方はぜひメルマガ登録してみてください!

歴史を学んで、知識をつけるだけではなく「歴史を活かして自分の生きたい人生を歩む」というテーマで、ブログでは語れない裏話や秘話などをお届けします。

↓こちらの画像をタップしてください↓
歴史愛通信

また、メルマガに登録してメルマガに記載されているメールアドレス宛にリクエストを送っていただければ、順次お応えします。


・○○(武将、合戦等)について語ってほしい
・大河ドラマ(『軍師官兵衛』以降)について語ってほしい
・今、○○について悩んでいるが、どの武将を参考にしたらいいか

…等々

ブログと違ってほぼリアルタイム配信なので、会話をしているかのようなコミュニケーションが楽しめます!

登録、お待ちしています!

※メルマガが迷惑メールフォルダや「プロモーション」フォルダに入っている可能性があります。
不定期配信なので、ちょこちょこチェックして、迷惑メールフォルダ等に入らないように設定しておいてください。



threadsX(旧twitter)facebookでのフォロー、お待ちしてます!

//
今期イチオシ曲!ぜひ聞いてください!
【Cover】Nowhere Man / Joshu Washiya

※The Beatlesの楽曲のカバー。ボーカル・コーラスは筆者の声。楽器隊は打ち込みですが、機材が整い次第自分で演奏する予定です。









あなたにおススメの記事


follow us in feedly
同じカテゴリー(映画)の記事画像
実写化の悪評を覆した作品―『THE NEXT GENERATION パトレイバー』(シリーズ特別編)
観る人を選ぶ変態サスペンス映画―『パーフェクト・ホスト』
「今の気分」で映画を選びたいと思いません か?おすすめの映画検索サイトの紹介
時には思いっきり感情移入!―『一枚のめぐり逢い』
コメディを貫きつつもうまくオチをつけました!(『メン・イン・ブラック3』)
不安な社会情勢を忘れさせてくれる、スカッとする映画!―『メン・イン・ブラック』
同じカテゴリー(映画)の記事
 実写化の悪評を覆した作品―『THE NEXT GENERATION パトレイバー』(シリーズ特別編) (2021-10-10 20:00)
 観る人を選ぶ変態サスペンス映画―『パーフェクト・ホスト』 (2021-06-12 20:00)
 「今の気分」で映画を選びたいと思いません か?おすすめの映画検索サイトの紹介 (2020-11-12 20:00)
 時には思いっきり感情移入!―『一枚のめぐり逢い』 (2020-09-09 20:00)
 コメディを貫きつつもうまくオチをつけました!(『メン・イン・ブラック3』) (2020-07-07 20:00)
 不安な社会情勢を忘れさせてくれる、スカッとする映画!―『メン・イン・ブラック』 (2020-04-18 21:00)

Posted by 鷲谷 城州 at 14:06│Comments(0)映画
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。