2016年10月16日
「字が汚い人ほど頭がいい」とか言ってる人の頭が悪い

《令和6年5月19日更新》
皆さんこんばんは。
最近(平成28年8月末)、林修氏の言説を引用した「実は『字が汚い人』ほど頭がいいってホント?」という記事がもてはやされているようだが、ちょっと待て。
林氏は「本当に頭がいい子ほど字が汚い」や「東大合格者トップ層は字が汚く、2番手グループは字が綺麗」とおっしゃっているだけで、それがなぜ「『字が汚い人』ほど頭がいい」になる?
要するに林氏が言っているのは、「東大に合格した人間の中で」という限定での話であって、上記記事の記者が想定している読者は一般的な学力の層が大半なのだから、一般的な学力の人には「字が汚いほど頭がいい」は当てはまるとは限らない。
僕は数多くの子供の字と成績を見てきているが、悪いが、一般的な学力の子についてはほとんどの場合、「字が汚いほど点数が取れていない」。
その理由について。
「教育」に言及のある他の記事を読みたい方は、下記リンクをタップしてください:
東洋経済オンライン「奨学金問題の根本原因は教育・雇用の歪みだ」について
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学力テストの対策授業に物申す!
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階級社会
上記記事は「字が汚い」ということをすべて一緒くたに語っていて、「字が汚い」理由について頭のよい子のパターンしか言及がない。
確かに、上記記事にあるように文字を書くのが思考に追いつかずに字が汚くなる子も稀にいるが、99.9%は不器用だったり怠惰だったり、なぜ丁寧に書かなくてはいけないのか理解していないだけの子である。
学校の勉強(受験も含めた大学受験までの勉強)というのは教師などの大人の側の意図を推察し、物まねし、大人のほしい答えを書ければ〇となる。
字が汚い子のほとんどは、
・大人がやれということをやらない
子である。
これは、上記のように
・不器用過ぎてやろうとしてもできない(→このパターンは知的障害か発達障害の疑いがある。もちろん定型発達の場合もあるが)
・怠け癖があり、やらない
・大人の言うことを信用していないので、素直に受け取らない
という理由が考えられ、2つ目、3つ目の理由は大人の意図を汲み取っていないための行動なのだから、そうなるとやはり字が汚い子のほとんどは勉強ができないことになる。
(ちなみに、「学校の勉強ができない」=「頭が悪い」ではないが、学校の勉強ができない人の中で学問の分野で活躍できる人はごく稀で、発達障害の人などのさらにごく一部や、自我の目覚めで高校くらいで自分から猛勉強した人などである)
だから、「字が汚いほど頭がいい」のではなく「字が汚い子の中に、稀に天才がいる」というのが正確な言い方である。
ちなみに、上記記事の「日本の国語教育では『悪筆は恥』と刷り込まれる」ということの理由についてはまず、
・日本はもともと中華王朝を中心とした中華文化圏の一員であり、各中華王朝では「書道」という芸術が発達し、字の美しさがひとつの芸術となり日本もその影響を受けたが、アメリカ・ヨーロッパにはサブ・カルチャー的な「レタリング」があるだけで、芸術としての「書道」がないわけだから、それで日本の「達筆」を尊ぶ心を批判するのはお門違い。たとえて言えば「箸」を批判して「スプーンとフォーク」を礼賛しているようなもので、単なる文化の違いである。
・「字が丁寧」というのは人に読ませることを想定して訓練した賜物であって、逆に「字が汚い」というのは人に読ませる気がない文字なのだから、「気遣い」を尊ぶ日本人が、その「気遣い」の賜物である「達筆」を尊ぶのは当然である。
(「綺麗な字」と「読みやすい字」というのは違うが、どちらにしろ「悪筆」は読みにくい)
「字が汚い」ことを全否定するつもりはないが、一般社会で「達筆」はプラスに作用するので、子供たちにはそれをきちんと説明して、余裕があれば字の練習をさせるべき。
(研究職などの、あまり社会性を要しない仕事に就く上ではあまり必要がないと思う。そして、現在はワープロの普及で直筆で書く機会が少ないのもあるが、「字の練習」よりも実質的な勉強に時間を取るべきなのは言うまでもない)
※ちなみに、僕は子供のころはものすごい悪筆であったが、大人になって「これは恥ずかしい」と思って頑張って練習した結果が上記の写真である 笑
(今でもメモ書きはひどい悪筆である。それと念のため書いておくが、僕自身は自分が頭がいいとは到底思えない)
参考
【驚愕】実は頭がいい人ほど字が汚い!?歴史に名を残した天才たちも字が汚かった!その驚くべき秘密とは?
頭の良い子は字が汚い
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次回は記事「教師たちが悲鳴!部活動は改革できるか」について。
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Posted by 鷲谷 城州 at 22:04│Comments(0)
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