2016年03月11日
【3.11】マスコミはスポンサーに都合の悪い情報は報道しない
皆さんこんばんは。
本当は「もやもや病」について書こうと思っていたのですが、3月11日に震災の話題に触れないのは逆に不自然だろうと思い、震災について書くことにしました。
僕は当日東京にいて、被災はしていないのですが、それなりの当時の視点を簡単に書いてみたいと思います。
平成23年3月11日午前中、僕は月島で知人とある講演を聞いておりました。
その後、知人と築地まで歩き、昼食を食べ、新宿で別れ、ヨドバシカメラで買い物をし、当時の職場があった中野坂上へ向かおうと地下鉄の丸の内線のホームに向かっていました。
（仕事は大体昼過ぎ～夜です）
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新宿西口からエスカレーターで地下へ向かう瞬間、前にいた女性数人が悲鳴を上げ、騒然となりました。その瞬間は何が起こったのかは僕は理解していなかったのですが、直後に異常に激しい揺れが起こっていることがわかり、反射的にくだりエスカレーターを駆け下り、のぼりエスカレーターを駆け上り、西口の広場に向かいました。
（今考えれば、そのまま地下に降りていた方が安全でした）
西口の広場では、同じように広い場所に出ようと考えたのか、たくさんの人が集まっていて、不安げな顔で上を見上げていました。
小田急デパート、京王デパート、安田生命ビルなどの周辺のビルがぐらんぐらんと揺れていたのです。
今考えると、東北の方々の体験に比べればまったく大したことはなかったのですが、そのとき僕は「これで死ぬのかな」と思い、「一生ってこんなものかな」と思いました。
集まってきた人々の中におばあさんがおり、おののきながら少し話しをしました。「70年くらいずっと東京にいるけど、こんなに揺れたのは初めて…」とおっしゃっていました。東京で震度5に達するのはそれだけ珍しいことでした。
そのうち、テレビカメラらしきものを担いだ人が入ってきて、（記録という意味では大事なのですが）「こんなときにテレビかよ」と思った僕は、とにかく職場に急ごうと思い、東口へ移動。
歩いてでも行こうと思い、しばらく中野坂上に向かって歩いていると、空車のタクシーを発見。
タクシーに乗って職場に行きました。
しばらく仕事をし、20時ごろになり、仕事は中止となり、自宅へ向かいました。
道路は帰宅難民の方であふれ、コンビニにはほとんど食料がありませんでした。
帰宅難民の方々と情報交換をしながらひたすら歩き、知人の職場へ寄って様子を見て、全体で15kmほど歩いて自宅へ到着。
家では物が散乱し、テレビがテレビ台から落ちていました。
当日は情報が錯綜し、ようやく震源が東北沖だということがわかった程度で、津波がこんなにも深刻だとは思いませんでした。
のちにニュースを見てびっくり。
僕の曾祖母は福島の南相馬出身（その後室蘭へ移住）。
今は交流はありませんが、きっと親戚の方々も大勢いたと思います。
そして、原発の放射能が深刻なことも、1週間ほど経ってやっとわかってきました。
原発については腹立たしいことがたくさんあります。
当時は放射能についてテレビに出ている人や政治家、東電の方々などは口をそろえて「大丈夫」と言っていましたが、民間で放射能の数値をはかった方の数字を見ると、明らかに「大丈夫」ではありませんでした。
放射能についてはいまだに情報が錯綜し、専門家ではない僕らはどの情報を信じればいいのかわかりません。
悲観的な情報によれば、東京を含めた関東～東北が深刻な放射能汚染にさらされているという話もあります。
もう手遅れなのでしょうか?
10年20年経って、みんな癌になって死ぬのでしょうか?
原発関係や当時の政府の方々は、断罪とか辞任とか形の上のことも必要ですが、それよりもきちんと反省・分析して、次に活かすべきだと思います。
※写真は本文の内容とは関係ありません。
参考
当時から放射能汚染の危険性を訴えていた武田邦彦教授のブログ
武田邦彦（中部大学)
仙台で被災された方の記録
雅人のとうちゃん
宮城県の復興に関するブログ
宮城県の復興まとめ
被災地を魚眼レンズで撮影した記録
うおのめプロジェクト 魚眼レンズで撮った街の風景
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Posted by 鷲谷 城州 at 22:03│Comments(0)
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