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2017年03月05日

記事「『稀に見るケチ』徳川家康が天下を取れたワケ」がひどい(1)

松阪城
《令和6年6月3日更新》

皆さんこんばんは。
今回は東洋経済ON LINEに2016年9月に書かれた記事「『稀に見るケチ』徳川家康(とくがわ いえやす)が天下を取れたワケ」についてです。

記事の要旨としては、
徳川家康は織田信長(おだ のぶなが)や豊臣秀吉(とよとみ の ひでよし)のように自分たちから積極的に戦を仕掛けて天下を取りにいったのではなく、自分に有利な状況の時だけ動く「火事場泥棒」的な省エネ戦略で天下を取り、なおかつ金銭的にも「ケチ」だったために家臣(かしん)にはあまり褒美を与えず、莫大な貯金によって徳川幕府(ばくふ)270年が支えられた、
という内容ですが、ツッコミどころが多すぎる…

というか、徳川家康についてあまり知らないで記事を書いているような気がします。


徳川家康の登場する他の記事を読みたい方は、下記リンクをタップしてください:
『真田丸』第38回―真田昌幸の晩年の寂しさ

同関連記事:
『真田丸』第37回―一瞬の関ヶ原

同関連記事:
武家や公家の名前について


まず
>家康の出世の過程というのは、「面白くもなんともない」ため、あまり描かれることがないからだ。

「面白くもなんともない」かどうかは人それぞれの感性によるが、戦後、山岡荘八氏の『徳川家康』によって「徳川家康ブーム」が起き、これを原作にして1983年には大河ドラマにさえなっています。
1986年には隆慶一郎氏が『影武者(かげむしゃ)徳川家康』を書いているし、1994年には原哲夫氏によって漫画化し、1998年、2014年にはテレビドラマ化しています。
決して「あまり描かれることがない」とはいえないと思います。

>しかし家康の場合は、重要な戦いのほとんどが、“火事場泥棒”のようなものばかりなのである。

戦ひとつするのにも大きな出費があるのだし、人もたくさん死ぬので、戦は極力避けるべきでしょう。
当時の武将はおそらくほとんどが読んでいたであろう『孫氏』の冒頭にも、戦争はなるべくしない方がいい、「戦わずして勝つ」のが最上である、というようなことが書かれており、それを実践していただけでしょう。

それに、徳川家康の根本には「厭離穢土 欣求浄土(おんりえど ごんぐじょうど)」の仏教思想があるので、争いはよくないことであり、自分から欲を求めていくのは争いのもとになるという発想があったはずです。

>今川(いまがわ)家が大混乱に陥っている中で、家康は人質状態から抜け出し、今川から独立。そして、今川の影響力が弱まった三河国(みかわのくに)を平定し、今川を討った信長と同盟を結んだのである。弱っている今川を踏みつけにして飛躍したのである。

なんか、家康が卑怯な手を使って独立したみたいに書かれていますが、当時の松平(まつだいら)(家康の旧名字)家の居城岡崎(おかざき)城には今川家の代官が入っていて、松平家臣は生きるか死ぬかの薄給の中、戦の最前線に立たされて弓矢よけにされていて、さらに強大な力をもっている今川家に逆らえば負けるに決まっている状況で、だれが逆らうでしょうか。

弱っているところをたたくしかないですよね。
そして、記事には家康がいとも簡単に今川氏を裏切って、すぐに三河を平定したみたいな書かれ方をしていますが、家康は桶狭間(おけはざま)の戦いでも命からがら岡崎城に戻っているし、今川氏の本拠地駿府(すんぷ)(今の静岡(しずおか))には家康の妻子がいて、人質にされていたから家康が独立したら妻子が殺される覚悟で独立しているはずだし、三河の統一にも6年かかっています(1566年)。それに、信長と同盟したのは三河統一前の1562年です。

こんな感じで随分粗い、乱暴な記事でまだまだ突っ込みどころ満載のなのですが、長くなってしまうので、次回に持ち越します!

※写真はイメージです。

参考
これだけで十分ドラマになる!徳川重臣鳥居元忠の伏見城篭城の話。
関ヶ原ブログ
これも十分ドラマになる!家康の次男秀康について。
万屋満載
家康の甲冑について。
朱工房のブログ


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※The Beatlesの楽曲のカバー。ボーカル・コーラスは筆者の声。楽器隊は打ち込みですが、機材が整い次第自分で演奏する予定です。






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Posted by 鷲谷 城州 at 21:00│Comments(0)趣味
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