2008年09月09日
永井均『<子ども>のための哲学』
Raimund FeherによるPixabayからの画像
こんばんは。
今回は哲学者永井均さんの著書『<子ども>のための哲学』についてです。
これも確か高校生のときに手に取った本。
僕は結局大学では史学の道に進み、高校時代も大学では史学をやると決めていたのですが、大学に入って「理学部」とか「哲学科」とか細かく区分けされているのを実感して、大人になってからは「大学で史学をやっていた自分は、安易に『哲学』とか『生物学』、『物理学』の話には触れてはいけない」みたいな固定観念にとりつかれてしまったようで、今思うと、自分が高校時代に生物学とか、哲学の本を読んでいたのが信じられない(笑
どれもこれも本格的に勉強していたわけではなく、趣味の領域で読んでいただけなんですが(高校時代、「生物」の科目は赤点でした)。
で、今回の永井均さんのこの本ですが、「<子ども>のため」と書いてあるにもかかわらず、内容は本格的です。
永井さんとしては「哲学の入門書」という位置づけでこの本を書かれたようで、ちょっと難しすぎるくらいですが、たぶん実際に「哲学」に入門したい方にとってはかなりうってつけだと思います。
大きなテーマは二つあり、ひとつは「なぜぼくは存在するのか」。二つ目は「なぜ悪いことをしてはいけないのか」という、誰にとっても大きなテーマ。
永井さんは小見出しとして「子どもは哲学する」と書かれていますが、上の二つの問いは、子どもが親に聞いてしまうような質問ですよね。
でも答えがないのが哲学。
ただ哲学の話は別として、上の二つの質問に親は答えられないといけませんよね。
僕は親になったことがないので、偉そうなことは言えないんですが。
例えば、「なぜ雨が降るのか」という質問に、「そういう決まりだからだよ」と答えるのはどうかと思うんですよ。
別に科学的でなくても、「お天と様が泣いているから」とか、そういう想像力を書き立てる答え方って素敵だと思います。
もしくは「考えてごらん」とか、「調べてごらん」でもいいのかな、と。
ちょっと前、子どもが母親に日本の旧国名(「陸奥」とか、「相模」とか)について聞いていて、返答に困ったらしいお母さんが「そんなの知らなくてもご飯は食べれる。私がその証明だ」みたいなことを言っていて、悲しくなりました。
一緒に調べてあげたらいいのに。
全然哲学の話からそれてしまいましたが、哲学に興味のある方にはお勧め。
電車内で読むにはちと頭が痛くなるかも(笑
参考記事:
鈴村進『中村天風「勝ちぐせ」のセオリー』
参考記事:
松下幸之助『指導者の条件』
参考
<子ども>のための哲学 講談社現代新書―ジュネス
epi の十年千冊。
雲外の峰
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Posted by 鷲谷 城州 at 01:26│Comments(0)
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