2005年09月17日
蛮勇引力

Angela Yuriko SmithによるPixabayからの画像
ご無沙汰しておりました。ほぼ一週間振り。
「ブログより現実的な生活の方が大事だろう」
ということと、
僕自身最近は、
「ブログは毎日書くもの」
という考えをもっていないので、今までブログに割いていた時間を卒論等に使っておりました。
でも文章を書くのは好きなので、間隔は前よりあくけど続けますよ。
で、この一週間実生活的には毎日バイト三昧で体調崩したりとかしていました。でも平気。
社会的には衆議院解散総選挙等ありましたね。
小泉首相のやり方に僕は疑問を感じていますが、選挙の結果なので文句を言いつつも受け入れようとは思います。
やばくなったら国外逃亡するので、今のうちからお金を貯めて、英語を勉強しようと思います!(笑
山口氏の他の作品:
『シグルイ』10巻
同関連記事:
シグルイ9巻
同関連記事:
シグルイ8巻
↓こちらの漫画について書いています。
蛮勇引力 4 (ジェッツコミックス)
そんな小泉首相のやり口を横目で見つつ、最近面白かった漫画の紹介をします。
山口貴由(やまぐちたかゆき)氏著の『蛮勇引力』という漫画です。白泉社のヤングアニマルだかなんだかに連載していた漫画のようで、僕は単行本で読みました。
舞台は近未来の東京で、人類を絶滅に追い込むウィルスから身を守るため、社会は徹底的に機械化、システム化して、人々は脳に通信機器を埋め込むなど、機械と融合する道を歩みました。そして東京は「神都(しんと)」と呼ばれるようになりました。
その「神都」では、企業の合理化が進み、失業者があふれ、収入のない失業者は大量の路上生活者となりました。
ここからが大変。その失業者(=路上生活者)は経済力がないので、機械と融合できません。なので、優良な神都民(=機械と融合した人)たちからしてみれば、彼ら生身の人間はウィルスの温床となるので危険です。ここで潜在的な差別意識が生まれました(神都民におそらく差別の自覚はありません)。
街にはウィルス防止のため、純粋な(生身の)動物は姿を消しつつあり、草木はホログラムで投影されるようになりました。
そして、その「神都」の機械化、および人々の機械との融合の裏には一つの大企業が絡んでいました。その企業「徳川神機」は約30年前に「神機」という革命的なシステムを開発しました。その「神機」とは、社会の徹底的な機械化・人々の機械との融合を生み出す技術です。つまり、「神都」の機械化は「徳川神機」によって促され、一人でも多くの国民が機械と融合すれば、徳川神機は儲かるわけです。
そして、徳川神機は「神機」の生み出した経済力で政界と癒着しました。
「神都」の政治家はすべて、徳川神機の息のかかった人間が就任しました。
しかし、人々の中には、当然「機械と融合するのは嫌だ。生身のままでいたい」という人もいます。
そのような人々もまた、徳川神機の圧力により、家業を閉店に追い込まれたりして、生活を奪われ、路上生活者とともに明日をも知れぬ生活をするようになりました。
徳川神機としては、「機械と融合したくない(=反神機の)」人々の生活を奪ったとはいえ、そのまま放置しておけば、いつ反旗を翻されるかわかりません。
そこで徳川神機&神都は「路上清掃」の名のもとに、路上生活者の駆逐を始めました。駆逐とは、路上生活者を東京湾の埋立地の一角に押し込める、もしくは殺戮することです。
大儀名分は「仕事のないかわいそうな路上生活者に新天地を与え(前述の埋立地)、そこで就職の世話をする。路上生活者がそれに従わない場合はそれなりに対処する」
事実は上に書いたように、監禁および殺戮でした。
そうしたなかで、東海道新幹線に乗って「反徳川」の人物「由比正雪」が「神都」にやってきました。
彼は徳川神機の、独裁的なやり方、マイノリティを無視するやり方に反感を持っていました。
そして自分の肉体を駆使して機械化した徳川神機と闘っていくという話です。
漫画なので、格闘シーンが痛快、豪快という面白さがあります。設定も大げさで、現実的にはまずありえないと思うし、現実はそう単純じゃない。
でも
「社会の合理化」
「無意識・無条件に思想を崇拝する神都民」
「マイノリティ(≒弱者)の黙殺」
「二極分化」
現実にリンクさせられる部分もあった。
山口貴由著『蛮勇引力』
いろいろ考えさせられて、とても面白い漫画でした☆
その他の山口氏作品について:
覚悟のススメ 完全保存版第1巻
同関連記事:
シグルイ
ヤングアニマル誌の漫画:
『ベルセルク』39巻
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今期イチオシ曲!ぜひ聞いてください!
Forefront / Joshu Washiya
※作曲、アレンジ、プログラミング、すべて筆者によります。
山口貴由(やまぐちたかゆき)氏著の『蛮勇引力』という漫画です。白泉社のヤングアニマルだかなんだかに連載していた漫画のようで、僕は単行本で読みました。
舞台は近未来の東京で、人類を絶滅に追い込むウィルスから身を守るため、社会は徹底的に機械化、システム化して、人々は脳に通信機器を埋め込むなど、機械と融合する道を歩みました。そして東京は「神都(しんと)」と呼ばれるようになりました。
その「神都」では、企業の合理化が進み、失業者があふれ、収入のない失業者は大量の路上生活者となりました。
ここからが大変。その失業者(=路上生活者)は経済力がないので、機械と融合できません。なので、優良な神都民(=機械と融合した人)たちからしてみれば、彼ら生身の人間はウィルスの温床となるので危険です。ここで潜在的な差別意識が生まれました(神都民におそらく差別の自覚はありません)。
街にはウィルス防止のため、純粋な(生身の)動物は姿を消しつつあり、草木はホログラムで投影されるようになりました。
そして、その「神都」の機械化、および人々の機械との融合の裏には一つの大企業が絡んでいました。その企業「徳川神機」は約30年前に「神機」という革命的なシステムを開発しました。その「神機」とは、社会の徹底的な機械化・人々の機械との融合を生み出す技術です。つまり、「神都」の機械化は「徳川神機」によって促され、一人でも多くの国民が機械と融合すれば、徳川神機は儲かるわけです。
そして、徳川神機は「神機」の生み出した経済力で政界と癒着しました。
「神都」の政治家はすべて、徳川神機の息のかかった人間が就任しました。
しかし、人々の中には、当然「機械と融合するのは嫌だ。生身のままでいたい」という人もいます。
そのような人々もまた、徳川神機の圧力により、家業を閉店に追い込まれたりして、生活を奪われ、路上生活者とともに明日をも知れぬ生活をするようになりました。
徳川神機としては、「機械と融合したくない(=反神機の)」人々の生活を奪ったとはいえ、そのまま放置しておけば、いつ反旗を翻されるかわかりません。
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大儀名分は「仕事のないかわいそうな路上生活者に新天地を与え(前述の埋立地)、そこで就職の世話をする。路上生活者がそれに従わない場合はそれなりに対処する」
事実は上に書いたように、監禁および殺戮でした。
そうしたなかで、東海道新幹線に乗って「反徳川」の人物「由比正雪」が「神都」にやってきました。
彼は徳川神機の、独裁的なやり方、マイノリティを無視するやり方に反感を持っていました。
そして自分の肉体を駆使して機械化した徳川神機と闘っていくという話です。
漫画なので、格闘シーンが痛快、豪快という面白さがあります。設定も大げさで、現実的にはまずありえないと思うし、現実はそう単純じゃない。
でも
「社会の合理化」
「無意識・無条件に思想を崇拝する神都民」
「マイノリティ(≒弱者)の黙殺」
「二極分化」
現実にリンクさせられる部分もあった。
山口貴由著『蛮勇引力』
いろいろ考えさせられて、とても面白い漫画でした☆
その他の山口氏作品について:
覚悟のススメ 完全保存版第1巻
同関連記事:
シグルイ
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今期イチオシ曲!ぜひ聞いてください!
Forefront / Joshu Washiya
※作曲、アレンジ、プログラミング、すべて筆者によります。
Posted by 鷲谷 城州 at 13:06│Comments(0)
│漫画・アニメ
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