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2018年09月12日

『西郷どん』、史実改変はよくないって(第31~33回)

安土城


皆さんこんばんは。
今回は今年の大河ドラマ『西郷どん』第31~33回の感想です。

まずはあらすじ。

元土佐藩士の坂本龍馬(小栗旬)を伴って薩摩へ帰国した西郷吉之助(鈴木亮平)。薩摩では大久保一蔵(瑛太)が国父島津久光(青木崇高)の説得に成功し、薩摩は長州征伐に参加しないことになった。龍馬は吉之助の長州と手を組みたいという希望をかなえるため長州に向かうが、吉之助は桂小五郎(玉山鉄二)との待ち合わせには行かず、京へ向かってしまう。

幕府による長州征伐を止めるべく奔走していた一蔵だが、その甲斐もなく、一橋慶喜(松田翔太)の策略により長州征伐の勅命が出てしまう。しかし、「非義の勅命は勅命にあらず」として勅命に従わない決心をする。一方、小五郎の怒りを買ってしまった吉之助は、長州と結ぶことをあきらめず、龍馬を通じて再び長州勢との会見の機会を得る。そこで、龍馬からイギリスで長州人と薩摩人が仲良く写っている写真を受け取った伊藤俊輔(浜野謙太)がそれを小五郎らに見せることが引き金となり、薩長同盟が成った。

薩長同盟を成立させた直後、龍馬は幕吏に襲われ、大怪我を負い、療養のため薩摩に向かった。一方、幕府より大坂城に呼ばれた一蔵は長州征伐には従わない旨を告げ立ち去り、幕府と薩摩藩との決裂は決定的なものとなった。薩摩ではイギリス公使パークスを迎えており、吉之助がパークスの信頼を勝ち取ることに成功した。

ということで、


第31回は「龍馬との約束」。
特に面白くなかったわけではなく、あまり文句のない回でした。
強いていえば、久光がおばかに描かれすぎですし、糸(黒木華)が子供の頃の明るさとは裏腹にもじもじしすぎていて嫌でした。

吉之助の、小五郎との約束すっぽかし事件は史実ではなかったといろいろなブログさんで言われていますが、その辺は僕は詳しくないのでわかりません。

第32回は「薩長同盟」。
「非義の勅命は勅命にあらず」の檄文は長州に送られた密書であり、諸藩にばら撒かれたわけではない、とか、薩長同盟の会見の場には伊藤博文はいなかった、など、史実改変の過ぎる回だったようですね。

まぁ、面白くはあったからよいですが、やはり史実の改変はあまりやらないでほしいですね。

あとは、おゆう(内田有紀)が一蔵の妾となっていたことで吉之助はひるんでいますが、当時は別に非難されるべきことではないので。
(しかも、吉之助自身も妻が2人いるのにひるむっておかしくね?笑)

ただ、まぁ薩長同盟成立時の吉之助と小五郎の握手はよかったですね。

第33回は「糸の誓い」。
この回も史実の改変がひどいようですね。
吉之助がパークスを説得した事実はないですとか、糸が吉之助の嫡男虎太郎を身ごもるタイミングがずれているですとか…よろしくないですね。

パークスと吉之助との会見はやはり簡単すぎたような気がしますが、全体的にドラマとしては悪くなかったかなと思います。

しかし、糸がうじうじしすぎですね。
主人公の妻なのだから、もっとはきはきして旦那を送り出すタイプとして(事実は知りませんが)描いてくれた方が気分がいいですね。

というわけで、去年の『真田丸』よりはましですが、失速している印象です。

※写真はイメージです。

今回登場した人物のフルネーム(参考:「武家や公家の名前について」)
・坂本 龍馬 紀 直陰(直柔)
・西郷 吉之助(吉之介) 藤原 隆永(隆盛)
・大久保 一蔵 藤原 利済(のち利通)
・島津 左近衛権少将(字は三郎) 惟宗(源) 朝臣 久光
・桂 小五郎 大江 孝允
・徳川(一橋) 参議(字不明) 源 朝臣 慶喜
・伊藤 俊輔 藤原(越智) 博文



参考
第31回
ブログ 敬天愛人
雑記帳
ドラマ@見とり八段
第32回
真田のよもやま話
みはいる・BのB
坂の上のサインボード
第33回
雑記帳
ドラマ@見とり八段
hinaちゃんのブログ

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Posted by 鷲谷 城州 at 19:00│Comments(0)テレビ
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