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2018年06月24日

『西郷どん』、若干減速か?(第13~16回)

観音寺城


皆さんこんばんは。
今回は今年の大河ドラマ『西郷どん』第13~16回の感想です。

まずはあらすじ。

安政大地震により輿入れが延期となった篤姫(北川景子)であったが、西郷吉之助(鈴木亮平)の尽力により一年で嫁入り道具をそろえることができ、徳川家定(又吉直樹)の御台所となることができた。吉之助を含めた島津斉彬(渡辺謙)一行は薩摩に凱旋帰国し、吉之助は家族や仲間たちに迎えられる。親友大久保正助(瑛太)が妻を迎えることとなり、喜びに沸く吉之助たちだったが、吉之助は、老中阿部正弘(藤木直人)の死により、一橋慶喜(松田翔太)の将軍就任が絶望的となったという知らせを聞き、江戸に向かう。

正助と別れた吉之助は江戸に向かい、斉彬の命により松平慶永(津田寛治)や橋本左内(風間俊介)と協力し、慶喜の将軍就任を画策する。一方で斉彬は建白書を幕府に提出し、慶喜の将軍就任を訴えるが、そのことで将軍家定の母本寿院(泉ピン子)は激怒。しかし、家定は篤姫の説得に応じ、慶喜の将軍就任を決定する。当の慶喜本人は将軍に就任することを固辞していたが、暴漢に襲われて井伊直弼(佐野史郎)と会ったことで覚悟が決まり、将軍就任を受け入れる。

次期将軍は慶喜という流れになり、勝利したかに見えた斉彬ら一橋派であったが、将軍家定の突然の死により直弼が大老に就任し、将軍には紀州藩主徳川慶福(荒木飛羽)が就任した。それにより斉彬と吉之助は絶望の淵に立たされるが、正助の一言で吉之助は奮起し、斉彬に挙兵して京に向かい、天子様を動かすという献策をした。その下準備のため先に京に向かった吉之助だが、その間に斉彬は急死してしまう。

京にて近衛忠煕(国広富之)、月照(尾上菊之助)らとともに斉彬の出兵準備を進める吉之助だったが、斉彬の訃報に接し、切腹を決意する。一方、挙兵の密勅が下ったという情報をつかんだ直弼は、旧一橋派への大弾圧を始めた。後にいう、 安政の大獄である。吉之助の自決を止めた月照だが、直弼により追っ手がかかっていることを察し、今度は吉之助の説得により薩摩へ逃れることとなった。しかし、吉之助らを逃がした左内は幕府によって捕縛されてしまう。

というわけで、


第13回は「変わらない友」。
篤姫輿入れのときの家定のどアップ、よかったですね。
又吉氏、「芸人が俳優なんてやって…」どうのこうのという批判もあるかもしれませんが、いい演技をしていると思います。はまり役です!
(そもそも、「芸人」を表す「comedian」の意味は「喜劇俳優」ですからね)

そして、単純に、江戸へ向かった吉之助どんを走って追いかける正助どんと、「忘れ物をした!」と引き返す吉之助どんがよかったですね。


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第14回は「慶喜の本気」。
決してよくはなかった回だとは思いますが、面白くなくもなかったです。
ただ、老中堀田正睦(朝倉伸二)が情けなく描かれすぎでしょう…

老中首座に上り詰めるだけの実力はあったはずの人なので、あんなに情けないただのおじさんとして描かれるのは納得がいきませんでした(堀田正睦は順天堂を開いたことで有名です)。

そして、吉之助が井伊直弼のもとに呼ばれて直接話すというのも不自然に感じましたね。
身分的に、たぶん当時はあり得ない。
ていうか、当時の西郷吉之助はそんなに注目されてない。

吉之助が直弼の刺客を殺してしまった反応はリアルだと思いました。
いや、人を殺したこともないし、人を殺した人を見たこともないのでわかりませんが、きっとあんな感じになるんでしょうね。

第15回は「殿の死」。
この回も特別面白くはなかったのですが、やはり悪くはなかったです。
しかし残念だったのは、下記ブログさんもおっしゃっているように、説明がなく急展開しすぎ。

展開が速いのは好みなのですが、ちょっと説明が足りないかなと思いました。

第16回は「斉彬の遺言」。
こちらも悪くはなかったです。

安政の大獄が緊迫した感じで描かれていて、スリルがあって面白かったです。

しかし、吉之助が切腹しようとしたとき、妄想の中の斉彬に止められるシーンは要らなかったですね。
『おんな城主直虎』みたいでした 笑

というわけで、やはり『真田丸』や『直虎』ほどではないのですが、初めの方と比べると面白さが翳っていますね。
まぁ、大河ドラマはいつもそうですが。

がんばって面白くしてほしいものです。
(もう収録終えてますよね?笑)

※写真はイメージです。

今回登場した人物のフルネーム(参考:「武家や公家の名前について」)
・西郷 吉之助(吉之介) 藤原 隆永(隆盛)
・徳川 内大臣(通称不明) 源 朝臣 家定(征夷大将軍は官職ではない)
・島津 左近衛権少将(通称は又三郎) 惟宗 朝臣 斉彬
・大久保 正助(のち一蔵) 藤原 利済(のち利通)
・(苗字なし) 侍従(通称は四郎五郎) 阿部 朝臣 正弘
・徳川(一橋) 参議(通称不明) 源 朝臣 慶喜
・松平 大蔵卿(他多数の官途有。字不明) 源 朝臣 慶永
・橋本 左内 源 綱紀
・井伊 掃部頭(通称不明) 藤原 朝臣 直弼
・徳川(紀州) 常陸介(のち右大臣他。通称なし) 源 朝臣 慶福(家茂)
・近衛 左大臣(通称なし?) 藤原 朝臣 忠煕
・堀田 備中守(通称は左源次) 紀 朝臣 正睦

参考
第13回
雑記帳
感性なら負けない!ブログ Part2
真田のよもやま話
第14回
感性なら負けない!ブログ Part2
真田のよもやま話
ドラマ@見とり八段
第15回
雑記帳
やまもも書斎記
ドラマ@見とり八段
第16回
雑記帳
坂の上のサインボード
やまもも書斎記



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Posted by 鷲谷 城州 at 19:00│Comments(0)テレビ
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