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2016年08月29日

『真田丸』、面白くなくはない(第27回)

大阪城
Suyeon KimによるPixabayからの画像

皆さん、こんばんは。
今回は大人気大河ドラマ『真田丸』第27回の感想です。

27回は「不信」。
関白に就任した豊臣秀次(新納慎也)が、拾(後の豊臣秀頼)の誕生により、豊臣秀吉(小日向文世)に邪魔にされているのではないかと疑心暗鬼になり、精神的に不安定になっていく話でした。

秀次の心の動きの描き方は前回も書いたように、割と面白いかな、と思います。

歴史上の出来事を考える上で、今まで欠けていたのは「当事者意識」というか、心理的アプローチというか、自分がその当事者だったら精神的にどうなるか、とか、精神的に不安定になるとどんな判断をするか、という考えだと思います。
(ただし、現代の倫理観が当時の倫理観に通じない場合があり、やはり文献的証拠がなければ学問たりえない考えですが)

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そして、秀次が追い詰められていった原因ですが、実際には「秀頼が生まれたことで、秀吉から排除された」説、「悪行」説、「秀次が疑心暗鬼になり、勝手に切腹した」説などありますが、最近ではドラマで展開されているように「勝手に切腹した」説が有力になってきているようですね。
(各説の参考→豊臣秀次

「悪行」説に関しては江戸時代の徳川忠長やそのほかの「暴君」といわれている人々も同じような行状を行っているとされていて、創作の可能性が高いと思います。

まぁ、秀次が追い詰められていく様についてはドラマ的には悪くないと思うのですが、真田家の絡み方が不自然ですね。考証が足りないというか。

特に「能」のエピソードは無理やり過ぎてなんだかなぁと思いました。
豊臣秀保(三津谷亮)の代役で当日、急に真田信繁(堺雅人)が演じるってどうなの?
強引過ぎるって。

そして、今回の話に関係ないですし今更ですが、視聴率を出そうと思って流行りの役者さんに飛びつくNHKの軽薄さには多少げんなりします 笑
(主演堺雅人もさることながら、山本耕史、片岡愛之助、吉田羊って…去年ワイドショーを騒がせたり、人気急上昇した役者さんばっかりじゃん…ご本人たちは実力のある俳優さんたちだと思いますが、ねぇ…)

まぁ、まだ「見ていられない」ほど面白くないとは思っていないので、今後に期待!

参考
雑記帳
渡る世間は愚痴ばかり
ドラマ@見取り八段・実0段

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Posted by 鷲谷 城州 at 22:06│Comments(0)テレビ
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