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2016年08月08日

「ブラック部活」は教員だけの問題ではない

湖

皆さん、こんばんは。
今回は、昨今話題になっている「ブラック部活」について。

そもそも「ブラック部活」とは、教員側の視点の言葉で、普段の教務で忙しいにもかかわらずほぼ強制的に何かしらの部活の顧問にさせられ、放課後も土日も仕事、しかし特別に手当てが出るわけでもない、ついには心身とも病んでいく、という状況をさしてできた言葉のようです。

しかし、生徒側の視点に立っても行き過ぎた部活は勉強の障害となっており、客観的な立場からすると「そこまで部活を熱心にやる必要あるの?」と思ってしまう指導も多い。
(参考記事:子どもに夢を託すあまりモンスターペアレンツ化した親がブラック部活の元凶に

昨今の中学校は生徒の側も部活に強制加入、というところもあり、部活に入っている子供は多いようです。

部活のいいところといえば、クラス以外の先輩後輩などの縦の人間関係を学べる。勉強以外の何かに打ち込み、上達する喜びを学ぶ。チーム競技ではチームプレイを学ぶ。などがあるのだろうと思います。

だから、部活そのものが悪いわけではないのですが、中3の受験期になってまで部活に時間を食われ、勉強する時間がなくなる(子供に「部活で疲れた」などの言い訳を与える)、顧問との温度差がトラブルとなり、悩んでしまって勉強どころではなくなる…など、部活が大きな障害となっているケースもあるようです。

スポーツや吹奏楽などに熱心に打ち込みたい人は、熱心に打ち込める部活に入ればいいんですよ。

しかし、ほとんどの子供はスポーツや吹奏楽で大成するわけではなく、その分勉強をやっていた方がよっぽどあとで役に立つ、というか、スポーツがよっぽどできなければスポーツ推薦で高校にはいけませんし、一部を除いて、偏差値の高い高校はあまりスポーツ推薦はやっていません。
(ある程度偏差値の高い高校に入っておいた方がその後の選択肢は広がりますよね)

熱心に部活をやりたくない生徒が強制的に部活に入れられ、顧問が熱心すぎてついていけず、でも、校則で辞められない、とか、何の罰ゲームですか?

そして、顧問の先生方には、感情的に指導をされている方もいるようです。感情的になって説明を省くので、生徒の信任が得られずさらに感情がエスカレートして、ヒステリーになるようです。
(教師自身についても「やりたくもないのに顧問をやらされている」という不満が、感情的になる要因なのかも知れません)

生徒にとってはやりたくもない部活にいって、さらに顧問に怒鳴られるとか、嫌がらせのような指示を受けるって、やはり罰ゲームですよね。

部活制度そのものをなくせとは言いませんが、「部活」本来の意義ってなんでしょうね?
勉強などのほかのものを犠牲にしてまで「部活」に打ち込む意義ってあるんでしょうか?

教師ももちろんですが、生徒にも、きちんと「部活の意義」を説明した上で選択肢を与えるべきだと思います。

※写真は記事とは関係ありません。

参考
とあるラッパ吹きのつぶやき
チーのブログ
白頭の革命精神な日記

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Posted by 鷲谷 城州 at 22:09│Comments(0)ネット
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