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2007年07月06日

金子史朗『ノアの大洪水―伝説の謎を解く―』

ミード湖
AnnBoulaisによるPixabayからの画像

聖書についてメインに扱ったものではなく、「ノアの大洪水」を初めとする世界各地に残る洪水伝説について、地質学の見地から分析した本。


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↓こちらの本について書いています。

ノアの大洪水―伝説の謎を解く


著者は、各地に残る洪水伝説の謎から、それらはただの伝説ではないと考え、地質学による科学的検証を試みた。
そして、それら「洪水伝説」は何万年もの間に起きた海面の上下動による、海岸に残ったかつての海の名残を見た古代人が想像したものだという仮説を立てた。

さらに、北アメリカに残るインディアンたちの洪水伝説にも言及し、北アメリカの西側のミード湖やソルトレーク一帯が巨大なひとつの湖であったという説を紹介する。

北アメリカの話などは、かつてその一帯は現在の状態からは想像もつかない、緑あふれる肥沃な土地であったということが書かれており、それだけでもすごく面白かった。

実用書とかではないので日常生活にはまったく役に立ちませんが、うんちくの材料としてかなり面白い本でした。

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Posted by 鷲谷 城州 at 19:57│Comments(0)
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