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2016年08月21日

「生前退位」報道の問題点

越後

皆さん、こんばんは。
実はこのブログ、書いているのが1ヶ月ほど前なので、天皇陛下の「生前退位」という7月中旬の話題を扱うわけです。
(8月下旬現在ではどうなっているのか分かりませんが…)

これで、とりあえず天皇陛下のことが話題になったので、天皇陛下に対する誤解を正しておきましょう 笑

まず、○○天皇(例えば、明治天皇、昭和天皇などの名前)という言い方は、崩御(天皇家の方が亡くなること)後の諡号(贈り名)であって、生前には使いません。

だから、現在の和号「平成」を天皇陛下の前につけるのは、かなり失礼な言い方です。
(現在は「不敬罪」がないので、つけてもつかまりませんが。それと、譲位をした場合は使ってOKです)

天皇家にまつわるもうひとつの誤解が「税金で贅沢三昧」という誤解。

とんでもない。普段はとても質素な暮らしをされています。
(参考:かつて日本は美しかった
私有財産もないし、普段食べているのは普通の家庭料理と変わらないもの。
何かの用事で晩御飯を食べ損ねたら、500円を渡され、「これで何とかしてください」といわれるそうです。
中高生と同じですね。
(一部の政治家や利権階級の人たちの方が「贅沢三昧」なので、たたくとしたらそっちです)

また、「働かなくてよいから楽そうでいいな」という誤解もありますが、天皇陛下の立場は「神道」のトップなので、儀式をやるのが仕事です。
(形式もきちっと決まっており、簡単なものではないようです)
外国の来賓を招いたり、式典に参加したりする「公務」も結構激務のようですよ。

そして何より、中学校レベルで「日本国憲法」を学んでいれば分かるのですが、天皇家は「政治」に口出しをしてはいけません。

だから、今回のような「生前退位」のご意向がご本人の口からではなく、「リーク」という形で公に報道されたことは、ご本人がどれだけ直接的な言葉で言ったかが憶測になるので「政治参加」と解釈されかねず、大問題です。
他の方も言っておられますが、こんなことをリークした人間は「天皇制廃止」でも目論んでいるのでしょうか。
(報道そのものに関しては「報道の自由」があるのでなんとも言えません。ただ、天皇家云々よりも、国会議員や元都知事などの権力者の不正を暴くことに力を入れてほしいです…)

「天皇の政治利用」とご指摘されている方もいらっしゃいますが、僕もそんな気がします。

この日本には本気で「天皇制廃止」を計画している人たちもいるようです。
日本人は「世論」とか、訳の分からない「空気感」に流されやすいので、世論が「天皇制廃止」になったら一大事です。
天皇家は世界に唯一、古代から現存する「皇帝」格の位です。
歴史的価値が非常に大きい存在であり、何よりも僕たちが日本人だな、と感じられる「象徴」です。

日本人はリーダーをもちたがらない民族なので、「天皇」という特別な存在がなければひとつにまとまるのは非常に難しいと思います。

天皇陛下を政治利用するのではなく、天皇陛下のお姿を見ると「日本人でよかった」と思えるような、現行憲法にある「象徴」としての天皇制を守っていきたいですね。
(そして、竹田恒泰氏がTwitterでおっしゃっていましたが「生前退位」は不自然な言い方です。正しくは「譲位」)

※写真は記事とは関係ありません。

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参考
LITERA
NHK NEWS WEB
日本経済新聞
天皇陛下 「生前退位」のご意向と宮内庁次長の否定・・・真相は?
トレンドのシッポ
remmikkiのブログ

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次回は記事「友達や人間関係を無理に作る必要はない」について。

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Posted by 鷲谷 城州 at 22:07│Comments(0)趣味
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