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2007年02月22日

浅羽通明『ナショナリズム』

アメリカ合衆国議会議事堂(United States Capitol)
《令和5年7月14日更新》

この手の思想的な本は、高校時代に小林よしのりにはまり、そして「国を憂う」という発想が日常生活には役に立たず(役に立つ訳がないw)、むしろ敬遠され遠ざけられる存在であることを痛感して以来、僕自身も遠ざけてきたのだが、友人の鮭缶<に勧められて、返り咲いてみたw

しかし今回の浅羽通明氏のこの本は、「ナショナリズム」に関する名著の紹介を主とした本で、ご本人も「もとより私は、思想史の専門家でも何でもなく、本書には何らオリジナルな研究成果もなければ新たな発見もない」と言っておられるように、ニュートラルな視点で「思想」の紹介に終始しておられる。
(人間である以上、完全に「ニュートラルな視点」などありえないのだがw)


その他の思想系の本に興味のある方は、下記リンクをタップしてください:
萱野稔人『権力の読み方―状況と理論』

同関連記事:
仲正昌樹『集中講義!日本の現代思想』

同関連記事:
浅羽通明『右翼と左翼』


↓こちらの本について書いています。




本書は明治期の「ナショナリズム」の芽生えから、近年にいたる「ナショナリズム」の変化を、名著をたどって紹介しているもので、その着眼点は堅っ苦しい思想書から大衆小説の雄司馬遼太郎作品、漫画家本宮ひろし氏の作品にまで言及していて非常に分かりやすく出来ている。

注目すべきは、思想における「右」の文献にも「左」の文献にも言及しており、僕自身は研究者ではないが、思想史の研究において「右」の発想と「左」の発想を比較するにはもってこいではないだろうか。

なおかつ上述のように、司馬遼太郎や本宮ひろしに触れることで、昭和を少しでも味わった世代には(僕自身を含むw)親しみやすい記述も多い。

かといって、一般読者に分かりやすい内容かといえば、やはり多少の小難しさはあると思う。これでも浅羽氏は「思想史」の流れをもっとも分かりやすい形で著したのだと思う。

そんな小難しい「思想」とは、浅羽氏いわく「思想を必要としてしまう人」のためにあるのだろうが、国民(自分含む)の知的レベルが落ちてきていると言われる昨今、多少小難しい「思想」とやらを通勤通学時間にでもこねくり回してみてもよいのではないだろうか。
(とかいって、やっぱり理屈先行型の人は疎ましいw)


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Posted by 鷲谷 城州 at 14:19│Comments(0)
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