さぽろぐ

映画・TV・音楽  |その他の都道府県・海外

ログインヘルプ


2017年08月04日

『真田丸』第47回―大蔵卿局について

秋の大阪城 紅葉
《令和6年2月21日更新》

皆さんこんばんは。
このブログではおなじみの今更シリーズですが、今回は平成28年の大人気NHK大河ドラマ『真田丸(さなだまる)』第47回「反撃」についての感想です。

もう完全に飽きているこのシリーズ。
早く『直虎(なおとら)』の感想を書きたいと思いながらも「最後までやる」という自分縛りに苦しんでいる意味のわからない状況です。

さて、あらすじですが、
大坂冬の陣(おおさかふゆのじん)にて徳川(とくがわ)方に砲弾を打ち込まれた豊臣(とよとみ)方首脳はすっかり戦意をなくし、和睦(わぼく)の方向へと動き出す。和睦の交渉役として本多正信(近藤正臣)が出てくることを恐れた真田幸村(堺雅人)は豊臣方の使者として、淀殿(よどどの)(竹内結子)の妹常高院(じょうこういん)(はいだしょうこ)と大蔵卿局(おおくらきょうのつぼね)(峯村リエ)を立てた。徳川方は家康(内野聖陽)の側室(そくしつ)である阿茶の局(あちゃのつぼね)(斉藤由貴)を立てたが…
という感じです。

※記事下部に武家や公家の人物名の読み仮名をのせています。


『真田丸』関連の記事をもっと読みたい方は、下記リンクをタップしてくださ:
『真田丸』最終回―松代藩の偉人佐久間象山

同関連記事:
『真田丸』第49回―伊達政宗の天下取り

同関連記事:
『真田丸』第48回―有楽斎を慮る


真田信之(大泉洋)の不倫騒動のどうでもいいことどうでもいいこと。
つまらないからやめてほしい。
しかし、もう終わったドラマなので他の点を書きましょうかね。

大蔵卿局は基本的にどの作品でも悪役で、大蔵卿の口出しのせいで豊臣方が窮地に追い込まれ、大坂の役の遠因となり、冬の陣の和睦の失敗と夏の陣の敗北につながるわけですが(もちろん、大蔵卿だけが悪いわけではないし、実際のところどうだったのかは知りませんが)、今回の峯村リエ氏の演技は素晴らしいですね。

見事な憎まれ役っぷり!
この『真田丸』でいちばんいい役どころだったのではないかと思えるくらい、「嫌なやつ」を演じ切っていましたね。

そもそも「大蔵卿局」とはだれなのか。

大野治長(今井朋彦)、治房(武田幸三)ら兄弟の母親で、淀殿の乳母(めのと)をつとめた女性です。
丹後(たんご)の地侍(じざむらい)大野定長の妻ですが、だれの子どもなのかは不明。
乳母であるからには淀殿の子ども時代の教育係であり、おそらく淀殿が浅井(あざい)家にいた頃からいっしょにいる女性です。

豊臣家の大奥(おおおく)というのは大半の時期は秀吉(小日向文世)の正室(せいしつ)である寧々(ねね)(鈴木京香)が取り仕切っていましたが、1599年に突如大坂城を退去してしまいます。

その後は跡継ぎの秀頼(中川大志)がまだ幼かったため、有力家臣がいなければ、秀吉の跡継ぎを唯一生んだ淀殿に権力が集中するわけですが、おそらく大蔵卿はその教育係であり相談役であったため、自ずとある程度の権力をもったのでしょう。

なおかつ、片桐且元(小林隆)が去った後は大野(おおの)兄弟が秀頼の側近の立場にいたため、その母親の大蔵卿はなおさら発言力が強まったのでしょうね(Wikipedia)。

ただ、実際はどの程度の発言力があったのかは不明で、『真田丸』などでの横柄な振る舞いはのちの時代の諸作品の脚色を踏襲する形になっているのだろうと思います。

このシリーズ、ついにあと3回で終わります!


今回登場した人物のフルネーム
・本多 佐渡守〔通称は弥八郎〕 藤原 朝臣 正信
ほんだ さどのかみ〔通称はやはちろう〕 ふじわら の あそん まさのぶ
・真田 左衛門佐〔通称は源次郎〕 滋野〔源〕 朝臣 幸村〔信繁〕
さなだ さえもんのすけ〔通称はげんじろう〕 しげの〔みなもと〕 の あそん ゆきむら〔のぶしげ〕
・徳川 前右大臣〔通称は次郎三郎〕 源 朝臣 家康
とくがわ さきのうだいじん〔通称はじろうさぶろう〕 みなもと の あそん いえやす
・真田 伊豆守〔通称は源三郎〕 滋野〔源〕 朝臣 信之〔信幸〕
さなだ いずのかみ〔通称はげんざぶろう〕 しげの〔みなもと〕 の あそん のぶゆき〔のぶゆき〕
・大野 修理大夫〔通称不明〕 (氏不明) 朝臣? 治長
おおの しゅりのだいぶ〔通称不明〕 (氏不明) あそん? はるなが
・大野 主馬〔通称なのか官職なのか不明〕 (氏不明) 朝臣? 治房
おおの しゅめ〔通称なのか官職なのか不明〕 (氏不明) あそん? はるふさ
・大野 (通称、官職不明) (氏不明) 定長←これじゃあ何も情報がないですね 笑
おおの (通称、官職不明) (氏不明) さだなが
・関白 羽柴 太政大臣〔通称は藤吉郎〕 豊臣〔藤原〕 朝臣 秀吉
かんぱく はしば だじょうだいじん〔通称はとうきちろう〕 とよとみ〔ふじわら〕 の あそん ひでよし
・羽柴 右大臣〔通称不明〕 豊臣 朝臣 秀頼
はしば うだいじん〔通称不明〕 とよとみ の あそん ひでより
(実際は文献上で「羽柴」と記載されたものは見つかっていないそうです)
・片桐 東市正〔通称は助作〕 源〔豊臣〕 朝臣 且元
かたぎり ひがしいちのかみ〔通称はすけさく〕 みなもと〔とよとみ〕 の あそん かつもと

参考
☆お気楽♪電影生活☆
渡る世間は愚痴ばかり
真田のよもやま話


☆「この人の書いてること、ちょっと面白いかも」と思った方はぜひメルマガ登録してみてください!

歴史を学んで、知識をつけるだけではなく「歴史を活かして自分の生きたい人生を歩む」というテーマで、ブログでは語れない話などを書いています。

↓こちらの画像をタップしてください↓
歴史愛通信

また、メルマガに登録してメルマガに記載されているメールアドレス宛にリクエストを送っていただければ、順次お応えします。


・○○(武将、合戦等)について語ってほしい
・大河ドラマ(『軍師官兵衛』以降)について語ってほしい
・今、○○について悩んでいるが、どの武将を参考にしたらいいか

…等々

ブログと違ってほぼリアルタイム配信なので、会話をしているかのようなコミュニケーションが楽しめます!

登録、お待ちしています!

※メルマガが迷惑メールフォルダや「プロモーション」フォルダに入っている可能性があります。
不定期配信なので、ちょこちょこチェックして、迷惑メールフォルダ等に入らないように設定しておいてください。



人生の自由度を自分でコントロールでき、
 自分だけではなく他人も自由にして、
  『子どもが憧れるような、人生を遊べるカッコいい大人』


が集まるコミュニティに参加させていただいています。

上記を既に実現している人だけでなく、これから実現したいという人も参加可能で、実際にそれらを実現している人々の空気感に触れるチャンスだったりします。

一緒に遊び、成長する仲間を募集しているので、

人生を変えたい!

と少しでも思う人は、下記リンクをタップして、とりあえず説明を聞いてみてください。
(ウェビナー配信です)
リバタリストBootCampセミナー

セミナーに参加するだけでも大きな影響があり、自分の人生について深く向き合い、人生を変えるきっかけになります!

少しでも気になった方は、お気軽に参加してみてください!


→日々の仕事に忙殺され、時間がなくてお悩みの方へ

こちらのリンクを↓タップ↓してください。
☆時間の投資術
※初回メールが迷惑メールフォルダに自動振り分けされる可能性があるので、お気をつけください。

怪しそうだと感じる方もいるかもしれませんが、僕自身もこれを読んでみて、今までどれだけ無駄なことに時間を浪費していたかがわかりました。
もっと趣味や友人・家族たちとの時間を増やしたいと思う人は、必ず登録してください!

/
記事を読んでいただき、ありがとうございました!他の記事もぜひご覧下さい。
次回は「セロテープホルダーを買った」。

//
今期イチオシ曲!ぜひ聞いてください!
I Feel Glad (BGM Ver.) / Joshu Washiya

※筆者が中学生の時に作詞・高校生の時に作曲した曲を平成22年に自作RPGのBGM用に再アレンジしたものです。








あなたにおススメの記事


follow us in feedly
同じカテゴリー(テレビ)の記事画像
『青天を衝け』第31回―井上家について
『青天を衝け』第30回―五代家について
『青天を衝け』第29回―伊藤博文について
『青天を衝け』第28回―大隈重信について
『青天を衝け』第27回―「藩」はどうなったのか?
『青天を衝け』第26回―高松凌雲について
同じカテゴリー(テレビ)の記事
 『青天を衝け』第31回―井上家について (2021-10-30 20:00)
 『青天を衝け』第30回―五代家について (2021-10-22 20:00)
 『青天を衝け』第29回―伊藤博文について (2021-10-14 20:00)
 『青天を衝け』第28回―大隈重信について (2021-10-06 20:00)
 『青天を衝け』第27回―「藩」はどうなったのか? (2021-10-02 20:00)
 『青天を衝け』第26回―高松凌雲について (2021-09-24 20:00)

Posted by 鷲谷 城州 at 20:00│Comments(0)テレビ
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。