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2017年03月17日

『真田丸』第39回―静かなる日常の終焉の使者

《令和6年6月4日更新》

皆さんこんばんは。
今回は去年の大人気大河ドラマ『真田丸(さなだまる)』第39回「歳月」の感想です!
いつも大体そうですが、放送から半年くらい経っちゃってますね 笑

あらすじとしては、
呂宋助左衛門(松本幸四郎)の手引きで海外に渡った豊臣秀次(新納慎也)の娘たか(岸井ゆきの)が帰国し、真田信繁(堺雅人)に再会。たかがもってきた紐をヒントに信繁は「真田紐」を考案し、九度山(くどやま)の村人に販売を勧める。九度山での生活が普通になってきた信繁一行だが、人目を忍んで豊臣秀頼(中川大志)の使者として、宇喜多(うきた)旧臣の明石全登(小林顕作)が信繁の前に現れる…
という感じです。


『真田丸』についての他の記事を読みたい方は、下記リンクをタップしてください:
『真田丸』第38回―真田昌幸の晩年の寂しさ

同関連記事:
『真田丸』第37回―一瞬の関ヶ原

同関連記事:
『真田丸』、本多正信は「作左」ではない(第36回)


今回は特に波乱のない「家族の日常」的なものを描いたようで、最終盤の大坂(おおさか)の陣への助走として「静」を描いた感じですのでそれ自体には文句はないのですが、たかが現れたときの信繁正室(せいしつ)春(松岡茉優)やきり(長澤まさみ)の様子とか、面倒くさいですよね。

ていうかたかは信繁の側室(そくしつ)で、三男の三好幸信を生んで、その子孫の方もいらっしゃるようですが(この幸信は祖父豊臣秀次が阿波三好(あわ みよし)氏の康長の養子となっているので、その縁で三好を名乗っているようです)、その辺の描写がまったくないのに納得がいかない 笑

信繁の子にはすえ(恒松祐里)、大助(浦上晟周)、梅(大出菜々子)しかおらんのかいっていうね。ちなみに梅は本当はきりとの間の娘と言われています(参考)。

まぁ、所詮フィクションではあるのでどこまでの創作を許せるかはそれぞれの視聴者次第ではありますが。

そして、寧(鈴木京香)に会いに行った真田信之(大泉洋)ですが、取次ぎ役の小野お通(八木亜希子)との出会いで一波乱ありそうな予感ですが、この後の展開にも文句があります 笑(今回の話ではないので後ほど書きます)

さらに、題名の通り佐助(さすけ)のきりへの恋心とか、展開の仕様のない小ネタとかまじでいらないということを書き加えて、この項の結びといたします 笑

○今回登場した人物のフルネーム(参考:「武家や公家の名前について」)
・関白 羽柴〔木下、宮部、三好〕 左大臣〔通称は孫七郎〕 豊臣〔源〕 朝臣 秀次〔吉継、信吉〕
かんぱく はしば〔きのした、みやべ、みよし〕 さだいじん〔通称はまごしちろう〕 とよとみ〔みなもと〕 の あそん ひでつぐ〔よしつぐ、のぶよし〕
・真田 左衛門佐〔通称は源次郎〕 滋野〔源〕 朝臣 信繁〔幸村〕
さなだ さえもんのすけ〔通称はげんじろう〕 しげの〔みなもと〕 の あそん のぶしげ〔ゆきむら〕
・羽柴 右大臣〔権中納言、内大臣。通称は藤吉郎〕 豊臣 朝臣 秀頼
はしば うだいじん〔ごんのちゅうなごん、ないだいじん。通称はとうきちろう〕 とよとみ の あそん ひでより
(文献上「羽柴」を名乗った例はありませんが、名字に該当するものは「羽柴」です)
・明石 掃部頭 源 朝臣 景盛〔守重、全登〕
あかし かもんのかみ みなもと の あそん かげもり〔もりしげ、ぜんとう/てるずみ/たけのり〕
・三好 左馬之介 源〔滋野〕 幸信
みよし さまのすけ みなもと〔しげの〕 の ゆきのぶ
・三好 山城守〔通称は孫七郎〕 源 朝臣 康長〔入道咲岩、笑岩〕
みよし やましろのかみ〔通称はまごしちろう〕 みなもと の あそん やすなが〔入道しょうがん、しょうがん〕
・真田 大助 滋野〔源〕 幸昌
さなだ だいすけ しげの〔みなもと〕 の ゆきまさ
(信繁の嫡男大助は元服していて、「幸昌」と名乗っています)
・真田 伊豆守〔通称は源三郎〕 滋野〔源〕 朝臣 信之
さなだ いずのかみ〔通称はげんざぶろう〕 しげの〔みなもと〕 の あそん のぶゆき
※呂宋助左衛門は商人のため、実名や氏、姓はありません(時々商人でももっている人はいますが)
☆武家の「通称」の普及を切に願います!

参考
雑記帳
真田のよもやま話
渡る世間は愚痴ばかり


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Posted by 鷲谷 城州 at 21:00│Comments(0)テレビ
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