『いだてん』第9~11回―さらに感動した

鷲谷 城州

2019年04月08日 20:00


《令和5年12月18日更新》

皆さんこんばんは。
今回は今年の大河ドラマ『いだてん』第9~11回の感想です。

まずはあらすじ。
新橋(しんばし)を出て船で大陸に渡り、シベリア鉄道でストックホルムへ向かう金栗四三(中村勘九郎)一行。初めてのオリンピック出場であるにもかかわらず、嘉納治五郎(役所広司)は来られず、三島弥彦(生田斗真)の遊び癖や大森阿仁子(シャーロット・ケイト・フォックス)の出汁(だし)をとらない味噌汁、外国人の横柄な態度に辟易する四三だが、さらに大森兵蔵(竹野内豊)の体調がよくないことに不安を募らせるばかりであった。

ストックホルムに到着し練習を始める四三と弥彦であったが、白夜(びゃくや)が続いたり白人たちとの体格の差、運動能力の差を見せ付けられたりで精神的に消耗していく。そんな中、窓から飛び降りようとした弥彦を止めた四三は意気消沈する弥彦を奮い立たすことに成功する。そして夏至祭にて君が代を歌っていると、2人の前についに頼もしい人物が現れた。嘉納治五郎であった。

ついにオリンピックがスタートした。まずは短距離走にて弥彦は惨敗するが、兵蔵の指摘により自己最高記録を出したことを知り、何かを悟りえた様子であった。一方の四三は弥彦の惨敗と自身の本番を目の前にしてプレッシャーに負けそうになる。しかし、弥彦との会話でなんとか前向きにレースに臨む心持ちになっていった。

ということで、

第9回は「さらばシベリア鉄道」。
日本人の初めてのオリンピック遠征、なおかつええとこの坊っちゃんではない、平民の子である金栗四三がどぎまぎする様子がよく描かれていて、とても楽しかったです。

ドタバタ劇を描いているのですが、とても好きな感じです。


大河におけるドタバタ劇といえば、ということで『真田丸』についての記事を読みたい方は、下記リンクをタップしてください:
『真田丸』最終回―松代藩の偉人佐久間象山

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三島弥彦の「奮え~」がよかったですね。

あとは皆さんも書いていらっしゃいますが、伊藤博文が浜野謙太氏なのはびっくりしました。前作と同じキャストはタブーなのかと思っていましたが、ありなんですね。
粋な配役でした。

第10回は「真夏の世の夢」。
いやぁ、泣きましたね。評判は散々なのに、感動して泣きましたね。


やはり感動したシーンは自殺しようとした弥彦を止めた四三のセリフ、
「早かろうが遅かろうが、われわれの一歩は日本人の一歩ばい!」
ですね。

そして、白人たちの中『君が代』を熱唱する2人もよかったですし(『自転車節』じゃなくてよかった笑)、オリンピックでの国名表記を「日本」にすることを譲らない四三の頑張りもよかったです!

第11回は「百年の孤独」。
弥彦の本番を目前にしての母三島和歌子の「弥彦は絶対に勝つ」に感動しましたね。
母の愛とはああいったものなんでしょう。

そして、日本にいるときの自信が見事に崩れ去り、最下位で走り続けるもさわやかに走る弥彦、こと生田斗真氏の演技はよかったですね。

悔しいに違いないのに、それを抑えた、というか何か諦念を感じているような笑顔を作り出せるあの演技力はすばらしいです。

視聴率やピエール瀧氏の逮捕は非常に残念なのですが、ちゃんと面白いですよ!


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『いだてん』第47回―最終回は泣きました

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『いだてん』第45~46回―最終回に向けて盛り上がってきました!

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※写真は記事内容とは関係ありません。

○今回登場した人物のフルネーム(参考:「武家や公家の名前について」)※現代劇ですが、ときどき通称や諱をもっている人がいるので。
・金栗 四三 (氏不明) (諱不明)
かなくり しそう (氏不明) (諱不明)
・嘉納 治五郎 (氏不明) (諱不明)
かのう じごろう (氏不明) (諱不明)
・三島 弥彦 越智 (諱不明)
みしま やひこ おち の (諱不明)
・大森 兵蔵 (氏不明) (諱不明)
おおもり ひょうぞう (氏不明) (諱不明)
・伊藤 春輔〔俊輔〕 越智 朝臣 博文
いとう しゅんすけ〔しゅんすけ〕 おち の あそん ひろぶみ
(久々にフルネームがそろった人物の登場ですね笑)

参考
第9回
雑記帳
雨ニモマケズ 風ニモマケズ
みはいる・BのB
第10回
雑記帳
やまもも書斎記
雨ニモマケズ 風ニモマケズ
第11回
雑記帳
雨ニモマケズ 風ニモマケズ
みはいる・BのB

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※筆者が中学生の時に作詞・高校生の時に作曲した曲を平成22年に自作RPGのBGM用に再アレンジしたものです。







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