源頼朝ゆかりの神社―『井草八幡宮』の知られざる歴史と縄文の遺跡

鷲谷 城州

2016年06月21日 22:09


《令和6年10月14日更新》

皆さんこんばんは。

今日は東京都杉並区善福寺(とうきょうと・すぎなみく・ぜんぷくじ)にある「井草八幡宮(いぐさ・はちまんぐう)」について。


【神社についてのこれまでの記事】・遅めの初詣―人混みを避けた明治神宮での静寂のひととき


もともとは「遅野井(おそのい)八幡宮」と呼ばれていたようで、源頼朝(みなもと の よりとも)が奥州征伐(おうしゅうせいばつ)のときに戦勝祈願のために八幡神(はちまんしん/やはたのかみ)を勧請(かんじょう)したのが始まりだそうです。

「遅野井」の由来は下記参考ブログで読んだのですが、


八幡様関連の他の記事を読みたい方は、下記リンクをタップしてください:
鶴岡八幡宮を味わう(3)―源平池とゆかりの人物

同関連記事:
鶴岡八幡宮を味わう(2)―大銀杏と本宮

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鶴岡八幡宮を味わう(1)―太鼓橋と舞殿

頼朝が、奥州征伐の帰途、喉の渇きに苦しんだ軍勢のために掘った井戸が由来だそうで、その井戸そのものは近くにある善福寺公園にあるようです。

そもそもこの井草八幡宮のある地域は縄文(じょうもん)時代から湧水があり、人が住んでいたそうで、日本最古級(ということは、世界最古のレベル)の土器(どき)が発掘されていて「井草式土器」と呼ばれています。



そのころから神を祀るお社があったようですが、弥生(やよい)時代には斜面を利用した棚田(たなだ)が作られていたようで、その豊作を祈る春日社(かすが・しゃ)が直接的な前身となったそうです(春日神(かすがのかみ)自体は現在も近くで祀られていたはず)。

↓棚田があったと思われる斜面


観光地ではないので行きづらいですが、都内有数の神社だそうです。
(都内4番目の敷地面積だそうです)

境内は荘厳な雰囲気で風情があります。神社好きはぜひ!


神社についての次回の記事を読みたい方は、下記リンクをタップしてください:
東京大神宮


都内の神社について:
新宿の隠れた名所―穴八幡宮の歴史と魅力

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花園神社


参考
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