硫黄島からの手紙
それは「バロン西」という人物。
彼との出会いは子供の頃、『週刊少年ジャンプ』の読みきりか何かで『風と踊れ! -時代を疾走ぬけた男 バロン西-』(原作・二橋進吾、作画・樹崎聖)という作品が掲載され、(この漫画自体は特に面白いわけではなかったのだが)「バロン西」という偉人が妙に心に引っかかっていたのである。
バロン西の登場する記事:
『いだてん』、世相がよく表れている気がする(第31~32回)
オリンピック関連の記事:
最終回は泣きました(『いだてん』第47回)
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映画が展開するにつれて、「西中佐」がバロン西と同一人物であることはほぼ確信していたが、一応ウィキペディアで調べた。
「西中佐」、「バロン西」こと西竹一男爵は、陸軍の騎兵隊出身で、戦前はヨーロッパ等で馬術の技を磨き、ロサンゼルスオリンピック、ベルリンオリンピックに出場したのち軍務に復帰。小笠原諸島硫黄島に着任し、そこで戦死を遂げた。
彼を演じていた伊原剛志がかっこよくてしょうがなかった(笑
映画自体に関しては、はっきり言って面白くなかった。
なぜかというのは明確だ。「ストーリー」がないからだ。
つまり「硫黄島の戦い」で起こった出来事を、戦争激化前の内地でのエピソードを挟み込みながら、日本側の視点でひたすら写術しているに過ぎないからである。
ただ出来事を羅列しただけで、ストーリー性を感じることが難しい。
しかし、この歴史的な「硫黄島の戦い」をできうる限り忠実に再現した、という点では評価できる作品である。
日本側の参戦者約20,000名のうち、生き残ったのは約1,000名。おそらく彼らが遺した口伝等を元に、この戦いは語り継がれているのだろう。
あと描写がリアルだと思ったのは、アメリカ兵が日本軍の捕虜を殺した場面。
戦後、戦争裁判や左翼勢力の喧伝で、日本軍による捕虜殺害が取りざたされてばかりであったが、(映画のこの場面は事実に基づくものではないと思うが)日本もアメリカも「戦争」をしていたのだ。
敵国の兵に友人や家族を殺された人は多数いただろう。しかも捕虜は戦力になるわけではないのに傷も手当しなくてはならない、食料もいる、言葉も通じない、見張りも必要になって、その分自国の戦力は落ちる。そんな状況で敵国の捕虜の命を助けるという行動をとるには、いろいろな感情を押し殺さないといけなかったのだろう。
(だからといって殺人を肯定しているわけではないのは暗黙の了解だが、「暗黙の了解」にならない人もいるので明記しておく)
※上記場面と平等に日本軍による米国捕虜の殺害も描写されてました。
これを見たら『父親たちの星条旗』も見るのが米国と、クリント・イーストウッドに対する誠意でしょうね。
参考
硫黄島の戦い
西竹一
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