「若い」ってそんなにいいものか?(2)

鷲谷 城州

2017年12月14日 19:00




皆さんこんばんは。
今回は以前書いた「『若い』ってそんなにいいものか?」、「『若さ信仰』はみっともない」に続く、「歳を取ること」に否定的な風潮に疑問を感じるという話を掘り下げようと思います。

なぜ掘り下げるのかというと、このシリーズは案外アクセス数が多いからです 笑

それと僕自身、この「若さ信仰」の裏側に胡散臭さを感じているからでもあります。

そもそも、人間は「若さ」というものに本能的に魅力を感じているのかもしれません。

若いということは体も元気だし、精神的エネルギーもあるし、病気もしないし、体も痛くないし…
(いや、僕はそこまで年寄りではありませんが 笑)

さらに、性的な意味でも男性は若い女性の方に魅力を感じる人が多いですよね。
(「子どもを生む」と言うことにまつわる本能か?と言われていますが、真実は不明で、これももしかしたらカルチャーやethics、価値観なのかもしれません。女性目線だと一概に若い男性のほうがいいというわけではないのは面白いですよね)

そこで前に書いたのが(上記「『若さ信仰』はみっともない」)若い本人たちは上に書いたような若さの魅力には気づいていない、ということです。

つまり、われわれおっさん以上の年代もほとんどの人が自分が若いときには「若さ」の有用性には気づいていなかったわけで、この「若さ信仰」には「年を取った今考えると、若いときは体力もエネルギーも魅力もあったのだから、ああすればよかった、こうすればよかった、あれがしたかった、もっと女にモテるように頑張ればよかった」というような後悔と若さへの羨望が隠されているんだと思うんですよ。
(僕は男なので、どうしても男性目線で書いてしまうことをお許しください)

だけどそれは非常に醜いと僕は感じるんです。

だからといって、おっさんが無理に若い格好をして外を出歩くのも逆に格好悪いと思っています。
(似合えばいいんですよ。でも、大抵若い男性用ファッションはおっさんには似合わないですね。おっさんはワイシャツ系、ジャケット系が格好いいと個人的には思っています)

これって、若者の価値観に無理に迎合した結果なのではないかと僕は勝手に思っているんですね。

そうじゃなくて、おっさんならではの「経験からくる魅力」「渋い魅力」を全面に押し出しているのがいいと思うんです。

だれもが体は歳を取っても精神的には若いときと変わらないと思いますが、それって精神的に「未熟」ってことじゃありませんか?

おそらく、40~50年くらい前までの中年・老年連中は年齢相応の落ち着きを身に着けようとか考えていたと思うんです(裏は取れていませんし、40~50年前の中年・老年層を全肯定しているわけではありません)。

歳を取っても精神的に若いということは、精神年齢が低いってことだと思いませんか?
歳相応の落ち着きがないということは中身が「子ども」だってことです。

だから、無理して若くいようとするのではなく、若い連中を導いていけるような経験に基づいた落ち着きを身に着けていくのが「格好のよい」歳の取り方だと思っています。

そして、現在の「若さ信仰」の裏には企業による商売のにおいがします。
「若いのがよい」という価値観をCMやテレビ番組などで植えつけて、若くいるために効果が本当にあるかどうかわからない商品を売りつけるという戦略ですね。

世の中腐ってますね。

という訳で、みんなで「落ち着きと風格のある」年寄りを目指していきたいと思っています。

※画像は本文とは関係ありません。


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参考
ニートが社会について考えるブログ
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