中川収『奈良朝政争史』―奈良時代の陰謀と策謀

鷲谷 城州

2009年10月11日 20:00


《令和6年7月22日更新》

皆さん、こんばんは。

今日は教育社歴史新書<日本史>の14、中川収氏の『奈良朝(ならちょう)政争史』についてです。

題名のとおり、奈良時代の政治的な争いについて書かれた本。


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↓こちらの本について書いています。

奈良朝政争史―天平文化の光と影 (1979年) (教育社歴史新書―日本史〈14〉)

言及しているのは、長屋王(ながやおう)、藤原広嗣(ふじわら の ひろつぐ)、橘奈良麻呂(たちばな の ならまろ)、藤原仲麻呂(ふじわら の なかまろ)、道鏡(どうきょう)など、おなじみの奈良時代の人物たちです。

この時代も非常に面白い。

また、本に書かれている内容からは多少ずれますが、この時代に関して一種の感慨がある。

奈良時代から平安(へいあん)初期にかけては内容がとても濃い気がする。

教科書に書かれている密度が濃いので大化改新(たいかのかいしん)から奈良時代、平安時代初期にかけてはずいぶんと時間が経っている気になりますが、大化改新から平城京(へいじょうきょう)遷都(せんと)までは100年経ってないんですよね。


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仮に、今年(2009年)平城京遷都をしたとすると、大化改新(乙巳(いっし)の変)が起きたのは1944年という計算になります。

そう考えるとこの頃はまだ蘇我(そが)氏が権勢を誇っていた時代の記憶が新しいんですよね。

当時は今より寿命が短いとしても、大化改新の時代を経験した人が結構生きていたはず。

そういう風に、当時の感覚を想像してみるのもまた面白い。


また全然話がずれますが、「感覚を想像してみる」という観点で文化史を考えるのも面白い。
「今から○○年前は、□□文化、その時代から同じだけ昔を想像すると…」という感じで。

今から200年前の文化は化政(かせい)文化。
化政文化の200年前は桃山(ももやま)文化後期~寛永(かんえい)文化初期ですよね。

今から考えると化政文化と寛永文化はそれほど劇的な変化はないように感じられるから、もしかしたら今から200年後に平成の文化を振り返ると、化政文化とそれほど変わらない、という感想が出るのかもしれません。
(といっても、この200年の間に開国、産業革命、IT革命などすさまじい変化が起こっているので、そうとも限らないかもしれませんが)

200年後の日本はどうなっているんでしょうね?


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※The Beatlesの楽曲のカバー。ボーカル・コーラスは筆者の声。楽器隊は打ち込みですが、機材が整い次第自分で演奏する予定です。







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