川端康成『伊豆の踊子』(集英社文庫)

鷲谷 城州

2008年11月09日 16:47



こんにちは。
今回は、川端康成の名作『伊豆の踊子』の表紙を『ジョジョの奇妙な冒険』の荒木飛呂彦氏が描いた、集英社文庫の今年の「ナツイチ」バージョンについてです(通称「ジョジョり子」)。

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荒木氏が『伊豆の踊子』の表紙を描いたというニュースは今年の夏前から確かあって、新宿に行くたびに紀伊国屋に寄ってました(笑

そしてついにゲットし、この間読み終えました。

川端康成の作品は読んだことがなかったので、この機に読んでみようという意味もあり。

ですが、この表紙、多くの人が同意見のようですが、明らかに間違ってるでしょう(笑
そのミスを狙っているのか?

まず日本人に見えないし、10代前半とも思えない。
作品から読み取れる無邪気なイメージもまったく見られない(笑

内容は、何の変哲もない「伊豆の踊子」、「招魂祭一景」、「十六歳の日記」、「死体紹介人」、「温泉宿」が収録されています。

でも、「伊豆の踊子」、「十六歳の日記」、「死体紹介人」以外はよくわからなかった。

僕は小説だと夏目漱石が大好きなのですが、川端康成の頃になると少し赴きがアバンギャルドになってきているようですね。

夏目漱石の作品はほとんど著者の実体験が元になっていて、私小説の先祖みたいなものだと僕は思っているのですが、奥野健男さんのあとがきによると、川端康成の作品はあまり著者の実体験からは作られておらず、私小説的ではないとのこと。
(かといって、僕が私小説が好きなわけではなく、夏目漱石作品のように、実体験をかなり膨らませてある作品が好きなだけです)

あと面白かったのは、やはり漱石の時代からはかなり現代に近くなっているので、明治の面影を残しながら、社会状況というか「死体紹介人」の東京の状況がより現代に近くなっていることが感じられ、趣深かったです。

参考
伊豆の踊子 (集英社文庫) (集英社文庫)
働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww
@JOJO
ITmedia News







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