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2019年05月18日

合戦における戦術について⑬厳島の合戦

春日山城


皆さんこんばんは。
今回は「合戦における戦術について」シリーズの第13弾ということで「厳島の合戦」について書きます。
『歴史と旅』増刊「日本合戦総覧(昭和63年1/10臨時増刊、秋田書店)」の作家の祖田浩一氏の記事を参考にしています。

参考
第1弾 勝弦峠の合戦
第2弾 戸石城の合戦
第3弾 長森原の合戦
第4弾 三分一原の合戦
第5弾 栃尾城の合戦
第6弾 川中島の合戦
第7弾 箕輪城の合戦
第8弾 三増峠の合戦
第9弾 七尾城の合戦
第10弾 御館の乱
第11弾 郡山城の合戦
第12弾 第一次月山富田城の合戦

まずはどのような戦だったのかというと


弘治元(1555)年に安芸国厳島(広島県)で毛利元就と陶晴賢の間に起きた合戦です。

天文20(1551)年に主君大内義隆を討ち、大内家を掌握した晴賢は義隆の姉婿である石見の吉見正頼を討つ動きを見せました。元就は晴賢からも正頼からも援軍の請いを受けましたが、嫡男隆元の意見により正頼に味方することになりました。

元就は晴賢と合戦をするにあたり、大軍を擁する陶軍を破るには大軍の利点を活かしきれない狭隘地で合戦するしかないと判断しました。

以前、毛利氏の本拠地である吉田郡山城が尼子氏に攻められたとき、陸路ではなく厳島を経て海路で援軍に来た晴賢のやり方を踏まえ、元就は晴賢を厳島に誘い出すことにしました。

内応などによって陶方の城をいくつか落としたあと、重臣桂元澄(内閣総理大臣桂太郎清澄の先祖)を裏切ったと見せかけて晴賢に近づかせ、晴賢に「元就は、晴賢に厳島の宮尾城を攻められたら一巻の終わりだと言っている」というようなことを吹き込み、晴賢に宮尾城を攻めさせることに成功します。

嵐に乗じて元就は陶軍の背後から、小早川隆景は正面から陶家への援軍だと偽って島に上陸し、明け方一挙に陶軍を挟み撃ちにして殲滅します。

結局退路を失った晴賢は自決し、これにて毛利家の中国制覇への道が開けます。

これは周到ですね。
練りに練った作戦ですね。

毛利家はのちの明治維新で歴史の表通りを歩きますからあまり先祖の元就は悪く言われないのですが、どう考えても梟雄ですね笑
卑怯者です笑
(戦国武将にとって、「卑怯者」は決して悪口ではないと思っています)

言わずもがな勝因は、
・相手の心理や地理的条件、兵力差、配下武将の心理、天候など、あらゆるものを考慮して練りに練って周到に準備をし、それを冷静に実行したこと

ですね。
社会人として淡々と出世するタイプですね笑

理屈ではわかっちゃいますが、短時間に作戦立案し、周到に準備を重ねてしかもそれを実行するのは至難の業だと思います。
パワーがなきゃできませんね。

織田信長とか豊臣秀吉が注目される昨今ですが、毛利元就もビジネスマンとして大いに研究した方がいいと思いますよ!笑

※画像はイメージです。

【今回登場した人物のフルネーム(参考:「武家や公家の名前について」)】
・毛利 右馬頭(字は少輔次郎) 大江 朝臣 元就
・陶 尾張守(字は五郎) 多々良 朝臣 晴賢(隆房)
・大内 兵部卿(周防介。字不明) 多々良 朝臣 義隆
・吉見 出羽守(字は四郎) 源 朝臣 正頼
・毛利 大膳大夫(字は少輔太郎) 大江 朝臣 隆元
・桂 能登守(字不明) 大江 朝臣 元澄
・桂 太郎 大江 朝臣 清澄
・小早川 中務大輔(字は又四郎) 平 朝臣 隆景
・織田 右大臣(右近衛大将。字は三郎) 平(藤原、忌部) 朝臣 信長
・羽柴 太政大臣(字は藤吉郎) 豊臣 朝臣 秀吉



参考
安芸の夜長の暇語り
名城・名跡紀行(パクス・ジャポニカ Vol.3)
鳳山雑記帳

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記事を読んでいただき、ありがとうございました!他の記事もぜひご覧下さい。
次回は「ブログ開設14周年!」。

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Posted by Sosuke Washiya at 22:00│Comments(0)趣味
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