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2018年10月22日

各合戦の動員人数について(18)総評

安土城
《令和5年9月4日更新》

皆さんこんばんは。
今回は「各合戦の動員人数について」シリーズの18回目で最終回の総評となります。

今までの記事
第1弾 江古田原沼袋合戦
第2弾 権現山の戦い
第3弾 新井城の戦い
第4弾 第一次国府台の合戦
第5弾 川越城の合戦
第6弾 第二次国府台の合戦
第7弾 ワイアットの乱
第8弾 アルマダの海戦
第9弾 ラヴェンナの戦い
第10弾 チェリニョーラの戦い
第11弾 ホルムズ占領
第12弾 ディーウ沖の海戦
第13弾 上条河原の合戦
第14弾 瀬沢の合戦
第15弾 上原城の合戦
第16弾 志賀城の合戦
第17弾 上田原の合戦

と記事を書いてきたわけですが、このシリーズを始めたのが今年の1月11日ということで約9ヶ月も書いていたわけですね。



というわけで、今まで考えてきた参加人数を用いて日本とヨーロッパの動員人数を比較していきます。

日本での合戦は

①江古田原沼袋(えごたはら・ぬまぶくろ)合戦:200 vs 1,050~2,050
②権現山(ごんげんやま)の戦い:20,000 vs 2,000
③新井(あらい)城の戦い:6,000~7,000 vs 2,000
④第一次国府台(こうのだい)の合戦:7,000 vs 3,000
⑤川越(かわごえ)城の合戦:25,000 vs 11,000
⑥第二次国府台の合戦:8,000 vs 20,000
⑦上条河原(かみじょうがわら)の合戦:6,000 vs 2,000
⑧瀬沢(せざわ)の合戦:4,500 vs 9,400
⑨上原(うえはら)城の合戦:4,500 vs 2,350
⑩志賀(しが)城の合戦:3,800 vs 8,000
⑪上田原(うえだはら)の合戦:8,500 vs 5,000

となり、一勢力ごとにカウントした平均をみると(幅のある数字は少ない方を採ります。また、平均を採るのが最良なのかはわかりませんが、参考として出してみます)、約7,000人という数字が出ます。

一方ヨーロッパの動員人数はというと、

①ワイアットの乱:3,000~4,000
②アルマダの海戦:15,925 vs 29,295
③ラヴェンナの戦い:23,000 vs 16,000
④チェリニョーラの戦い:6,300 vs 9,000
⑤ホルムズ占領:460 vs 1,200
⑥ディーウ沖の海戦:1,700 vs 8,648

となり、平均を採ると(幅のある数字については同上です)約10,000人となり、なんとなんとヨーロッパの方が多いという結果となりました。

しかし、戦の内容を見てみると日本はすべて内戦であることに比べてヨーロッパはワイアットの乱を除いて国家vs国家の戦いなので、それを勘案すると、日本はヨーロッパ勢の外征(がいせい)に張るほどの人数を内戦で動員していたことになります。

つまり、ヨーロッパの一国が当時日本を攻めてきたとして(長い航海を考えなければ)10,000人の動員と考えると、日本は7,000人×勢力数(外圧に対して一丸となったと考えると)となり、圧倒的に日本の兵力の動員人数の方が多いわけです。

となると、ヨーロッパに勝算があるとすれば、何カ国か連合して日本を攻めることと、日本の勢力をいくつか味方に引き入れることになります。

しかし、実際はヨーロッパは連合して日本を攻められる状況にはありませんでしたし、日本は、ヨーロッパが大人数をアジアに派遣できるようになる前に天下統一をしてしまったわけですから、やはりヨーロッパ勢に勝算はなかったわけですね。


天下統一関連の記事を読みたい方は、下記リンクをタップしてください:
大航海時代に日本が侵略されなかった理由(17)―まとめ

同関連記事:
関ヶ原の戦いに学ぶ―相手に納得感を与える

同関連記事:
小田原征伐に学ぶ―相手に口実を与えない


という感じで、動員人数の根拠も曖昧だし、実際に文献に当たっていないのでカスみたいな考察ですが、一応兵力的にヨーロッパが日本を攻められなかった根拠を考えてみました。

これでこのシリーズは終わりですが、今後アクセス数が上がるようなことがあれば再開します 笑


このシリーズのベースとなった「大航海シリーズ」の記事:
大航海時代に日本が侵略されなかった理由(16)ーインドネシアの歴史について

同関連記事:
大航海時代に日本が侵略されなかった理由(15)―マレーシアの歴史について

同関連記事:
大航海時代に日本が侵略されなかった理由(14)―フィリピンの歴史について


※写真はイメージです。

参考
織田信長の負け戦について
万屋満載
小豆坂の合戦について
Papathana's ブログ
第二次国府台の合戦について
今日は何の日?徒然日記

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次回は『ベルセルク』40巻について。

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Posted by 鷲谷 城州 at 19:00│Comments(0)趣味
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