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2018年03月12日

『おんな城主直虎』、また面白くないのを我慢してみる破目になった(第36~40回)

松阪城


皆さんこんばんは。
今回は去年の大河ドラマ『おんな城主直虎』の感想シリーズということで、第36~40回までの感想を書きます。

まずはあらすじ。

今川氏真(尾上松也)と徳川家康(阿部サダヲ)が和睦したことで小康を迎えた遠江。近藤康用(橋本じゅん)を看病することで信頼を得た井伊直虎(柴崎コウ)は、井伊の家臣たちを受け入れてもいいという康用の言葉に感動する。一方で、松下常慶(和田正人)により、虎松(寺田心)を松下清景(古舘寛治)の養子に迎え入れたいという話が持ち上がる。直虎は、南渓和尚(小林薫)の助言もあって、結局井伊家再興をあきらめ、家臣の大半は近藤家に仕えることとなり、虎松は松下家に養子に入ることになった。

ようやく平和を手にしたかに見えた井伊谷だが、北条氏康が死に、北条家と同盟を結んだ武田信玄(松平健)が遠江に侵攻してきたことでその平和は破られた。龍雲丸と堺に行くことをとどまったおとわは井伊谷の百姓を逃がし、南渓和尚は近藤康用に武田に降伏することを勧めるが康用は拒否。井伊谷城に火を放って落ち延びた。

三方ヶ原の戦いが終わり、武田家に支配されたかに見えた井伊谷。しかし、突如信玄が死んだことで武田軍は撤退し、井伊谷は再び徳川家の支配下に戻る。井伊谷に人的犠牲をほぼ出さずに戦を乗り切ったおとわ(直虎)。堺に向かおうとする龍雲丸。結局、龍雲丸はおとわを置いて堺へ行き、おとわは井伊谷に残ることとなった。

時が経ち、井伊直親(三浦春馬)の十三回忌に集まる一同。そこにはしの(貫地谷しほり)やなつ(山口紗弥加)、奥山六左衛門(田中美央)のほかに、成長した松下虎松(菅田将暉)、奥山亥之助(井之脇海)の姿があった。井伊家再興の夢を捨てきれない虎松は、松下家からの推薦を利用して、井伊虎松として徳川家康の小姓となるよう画策する。しかし、井伊に復姓することには成功したものの、小姓ではなく草履番として仕えることになった。

草履番として懸命に働く万千代と小野万福(=奥山亥之助、井之脇海)。松下家では万千代が井伊に復姓したことで大騒ぎとなり、おとわに万千代を説得するように依頼する。万千代を説得するために浜松を訪れたおとわは、万福と徳川家康の話を聞くことで、万千代の成長を見守ることとし、常慶を説得した。かくして、井伊万千代の破格の出世劇が始まった。


第36回は「井伊家最後の日」ですね。
いやぁ、酷かったですね。
「井伊家再興をあきらめる」って、なんだそれ?
物語として面白いと思ってやっているんだったら、脚本家として考え直した方がいいと思う。
近所のラーメン屋の店長の話の方がよっぽど面白いって。

そして、「これ以上の悲劇を生まないために再興をあきらめる」って、そもそも論の話ですよ。
「戦争を起こさないために死にます。自殺します」って言ってるのといっしょで、そもそも人間は「生きていく」前提で問題解決をいろいろしているわけであって、当時の武士は「お家が存続」することを前提として武士をやっているのだから、お家再興をあきらめた時点でもう終わりですよ。ゲームオーバー。
「心の中に井伊家が残る」とかどこのスイーツだ?
滅亡した家は記録も記憶もほとんど残ってねぇっつーの。

そしてここで高瀬(髙橋ひかる)が「一人ひとりがしっかり生きる」って、当時は現代的感覚がないので「個人個人」という考えはねぇっつーの。
(それを言ってしまうと現代にドラマで再現すること自体が成立しなくなってしまうので、まぁしょうがないところではあるが)

さらに、直虎がずーっとメソメソしていてクソつまらなかったです。
加えて、龍雲丸(柳楽優弥)と直虎改めおとわとの恋もクソつまらないし。

家康も卑屈すぎて見ていられなかった。

第37回は「武田が来たりて火を放つ」。
まず、おとわが龍雲丸と平和に暮らしているのを見て絶望した 笑
今までこんな戦国ドラマあったか?どこのトレンディドラマだ?時は戦国世は乱世だぞ?
つまらない。

そして、今までほぼ何もしていなかった高瀬が今更武田の間者だったって何よ?
脈絡なさ過ぎるし、面白くないし、近藤康用を暗殺する必要性よくわからないし(当時の武田家だったらおそらく踏み潰せる)、面白くないし、面白くないし。

徳川家康の弱腰もアホかって。
あんな弱腰が織田から援軍かきたからと言って、あんなに壮絶な三方ヶ原の戦いをやるか?
夏目吉信(夏目漱石の先祖といわれている)ら譜代の重臣が多数死んでるんだぞ?
描写が軽すぎて唖然とした。

それと、ドラマでは武田は火を放ってませんよね?
記憶違いではありませんよね?
「武田が来たりて火を放つ」って何それ?
自分題名つけて、自分に嘘ついてんじゃねーって 笑

第38回は「井伊を共に去りぬ」。
下記ブログでも書かれていますが「共に去」ってないやん 笑

そして何度も書いていますが「井伊家を再興する気がない」とか、本当にドラマとしてつまらない。

あと、信玄が出家しているクセに女犯してるのも気になるし(実際していたかもしれませんが)。

それと信玄が死ぬ直前に徳川方の城から笛の音が聞こえてきて、その笛の音を毎晩償でていた信玄が鉄砲で撃たれて死んだ、という説は昔からあります(山岡荘八『徳川家康』にも出てくる)。
その笛と絡めて今川氏真が笛を吹いていたのは面白い解釈ですが、実際の説では笛を吹いていたのは氏真ではないし(ここは多少譲るにしても)、信玄が倒れたとされているのは三河野田城攻めのときですからね。

あくまで「信玄、野田城で暗殺説」は伝説の域を出ない説のようなので多少の解釈の余地はありますが、倒れたのが三河ではなくて遠江の井伊谷の近く?っていうのはちょっと「解釈」しすぎじゃない?って思いました。
(確かに遠江で死んだ説もあるのですが)

去年の『真田丸』もそうでしたが、歴史に対する愛がないって感じます。

そして龍雲丸との別れも、龍雲丸のエピソードが軽すぎて全然感動できませんでした 笑

第39回は「虎松の野望」。
菅田将暉氏が出てきてやっと面白くなってきましたね。
というか、若くてはつらつとして野心満々な主役級の人物を、若くてはつらつとして野心満々な役者が演じたら面白いに決まっています。いやぁ、面白い。
(しかし、寺田心氏の成長した姿には見えないなぁ…笑)

しかし、気になったのは、瀬名(菜々緒)が家康から疎んじられている描写がないのと、お目見得のときは普通父親も行くと思うのだが、虎松のお目見得には松下清景がついて来ていない点。
健康問題で常慶が代わりにいったのかもしれませんが、具体的には清景の健康が優れないといった言動は見られなかった。もうちょっとわかりやすくやった方がいいのでは?

あとは、家康が虎松のことを鷹匠(六角精児)の相談したときに大いに疑問を感じましたが、そういえばいましたね。家康側近で鷹匠上がりの男が。
忘れてましたよ。
普通の鷹匠なら、大名が政治向きを相談することなんてありえないのですが、やつならありえますね。

あとは、虎松改め万千代が皆さんの前で紹介を受けたときに「西郷」がいたのがポイント高かったですね。
普通、徳川家臣を紹介するときに「西郷」出てきませんから。
いわゆる徳川四天王とか十六神将とかを優先的に出すのが通常ですよね。

今年の大河ドラマの『西郷どん』なんかどうでもいいんですよ。
この「西郷」というのはおそらく「西郷清員(きよかず)」のことですが、彼は徳川秀忠の母西郷局の養父なんですね。
徳川家の忠臣です(この三河西郷氏は西郷隆盛の薩摩西郷氏と同族という説もある)。

この視点は素晴らしかった!

第40回は「天正の草履番」です。
いやぁ、面白いですね。あんまり文句ないです。
ドラマが面白かったら面白かったで、逆に書くことがなくて困ります 笑

ちなみに、万千代が草履番をやったという記録はありませんが、いきなり小姓として仕えたという説も信憑性がそれほどあるわけではないので、実はこのころ何をやっていたかはわからないんですね。

ですから、「草履番」という解釈は身分的にもなしではないと思います。
歴史的事実を曲げる大嘘をやるのは反対ですが、空白をフィクションで補うのはいいと思います。
これまでのおとわ(直虎)メインのエピソードはそのフィクションが面白くなかったのでクソだと何度もいいましたが、万千代になってからは面白いので文句ないです。

よかった!

今回登場した人物のフルネーム
・今川 治部大輔(字は彦五郎) 源 朝臣 氏真
・徳川 三河守(字は次郎三郎) 源 朝臣 家康
・近藤 石見守(字は平右衛門) 藤原 朝臣 康用(信用)
・松下 (官職・字不明) 源 安綱(入道常慶)
・松下 豊前守(字は源太郎、源左衛門) 源 朝臣 清景
・北条 左京大夫(字は新九郎) 平 朝臣 氏康
・武田 大膳大夫(字は太郎) 源 朝臣 晴信(入道信玄)
・井伊 肥後守(字不明) 藤原 朝臣 直親
・奥山 六左衛門 (氏不明) 朝忠
・夏目 次郎左衛門 源 吉信
・西郷 孫九郎 藤原 清員

※画像はイメージです。



参考
第36回
莓ワールド!
ドラマ@見とり八段
韓ドラ大好きおばさんの「言いたい放題いわせてヨ!」
第37回
昼寝の時間
坂の上のサインボード
雑記帳
第38回
坂の上のサインボード
ドラマ@見とり八段
昼寝の時間
第39回
ドラマ@見とり八段
そこがミソ。-ドラマ特撮感想などを思ったままに
真田のよもやま話
第40回
莓ワールド!
雑記帳
坂の上のサインボード

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次回は「旧曲公開!(I Feel Glad)」。

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Posted by Sosuke Washiya at 19:00│Comments(0)テレビ
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