2017年01月04日
『真田丸』、徳川家康が慌てすぎ(第35回)
皆さん、新年明けましておめでとうございます。
今年もまったく先が見えず無事に過ごせるかわからないですが、今までもそうだったので、結局人生はいつまで経っても一寸先は闇ですね。
さて、放送からずいぶん時間が経ってしまっていて、もはや惰性と化している大人気大河ドラマ『真田丸』の感想シリーズです 笑
今回は第35回「犬伏」ということで、あらすじとしては、
会津上杉征伐に向かう徳川軍の隙をつき、石田三成(山本耕史)は大谷吉継(片岡愛之助)を説得し、大坂にて挙兵。
徳川家に従軍していた大名たちの妻子を大坂城に集めて人質としようとするが、細川ガラシャ(橋本マナミ)が死に、細川邸に火を放たれて失敗。
真田家は石田三成からの挙兵の知らせを聞いて、真田昌幸(草刈正雄)・信繁(堺雅人)らは石田方に、真田信幸(大泉洋)は徳川方につくという方針を決定。いわゆる「犬伏の別れ」。
という感じでした。
まず、気に入らなかったのが大谷吉継が石田三成に味方するのがあまりにもすんなりいき過ぎではないか、ということ。
一応、一般的な解釈としては大谷吉継は徳川家康とも割と仲がよく、このときは徳川家に従軍する気満々で、石田三成に徳川家に相対する気がないという意志表示をさせるために三成の嫡男・重家をつれて会津に向かう予定だったところ、三成に三度説得され、ようやく三成に味方することを承諾しているのだが、『真田丸』では最初から三成が挙兵するのに味方するような描写だったような気がします(実はよく覚えていませんが 笑)。
(参考:大谷吉継)
まぁ、この辺は解釈の違いなのかも知れないのであんまりうるさく言ってもしょうがないのですが…
それと、石田三成の挙兵をきいて、徳川家康(内野聖陽)があんなに慌てるか?ということ。
徳川家康は6月16日に大坂城を出陣していて、毛利輝元が大坂城に入城したのが7月17日で、この時点で徳川家康は下野(栃木県)の小山辺りにいたわけですから、ずいぶんゆっくりとした行軍な訳で、さらに小山から取って返して関ヶ原本戦が開始するのが9月の15日ですから、ゆっくりしすぎですよね。
三成挙兵の知らせを聞いて慌てるくらいなら、もっと急いで上方に戻ると思うのですが…
そう考えると、徳川家康は石田三成の挙兵を読んでいた、または誘発した、という一般的な解釈を逸脱するのはなかなか難しいような…
そして、もっとも気に入らないのが、きり(長澤まさみ)が火のついた細川邸にいたという演出。
無理無理!
火がついていて、さらに石田方の軍勢に囲まれた邸に入れるわけないじゃん!笑
関ヶ原の新解釈もそうですが、どうも三谷氏のこの『真田丸』にはリアリティがない。
もう、いい加減「史実に忠実」というのはあきらめていますが、フィクションならフィクションなりに、「ありそうだな」というリアリティを視聴者に感じさせなきゃ面白くないわけで…
岸辺露伴先生も言ってますよね。
フィクションだから実際には起こりえないに決まっていますが、「何だか本当にありそうだな」と視聴者に思わせる説得力がないんですよ。
だから、部分的に面白いところはあるけど、全体的には全然面白くない。
まぁ、これはあくまで僕の感想なので、面白いと思う人はそれでいいですが 笑
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参考
真田のよもやま話
関ヶ原ブログ
渡る世間は愚痴ばかり
/
記事を読んでいただき、ありがとうございました!他の記事もぜひご覧下さい。
次回は記事「子どもが居ないことは罪なのか?」について。
//
今期イチオシ曲!ぜひ聞いてください!
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台所用品
(参考:大谷吉継)
まぁ、この辺は解釈の違いなのかも知れないのであんまりうるさく言ってもしょうがないのですが…
それと、石田三成の挙兵をきいて、徳川家康(内野聖陽)があんなに慌てるか?ということ。
徳川家康は6月16日に大坂城を出陣していて、毛利輝元が大坂城に入城したのが7月17日で、この時点で徳川家康は下野(栃木県)の小山辺りにいたわけですから、ずいぶんゆっくりとした行軍な訳で、さらに小山から取って返して関ヶ原本戦が開始するのが9月の15日ですから、ゆっくりしすぎですよね。
三成挙兵の知らせを聞いて慌てるくらいなら、もっと急いで上方に戻ると思うのですが…
そう考えると、徳川家康は石田三成の挙兵を読んでいた、または誘発した、という一般的な解釈を逸脱するのはなかなか難しいような…
そして、もっとも気に入らないのが、きり(長澤まさみ)が火のついた細川邸にいたという演出。
無理無理!
火がついていて、さらに石田方の軍勢に囲まれた邸に入れるわけないじゃん!笑
関ヶ原の新解釈もそうですが、どうも三谷氏のこの『真田丸』にはリアリティがない。
もう、いい加減「史実に忠実」というのはあきらめていますが、フィクションならフィクションなりに、「ありそうだな」というリアリティを視聴者に感じさせなきゃ面白くないわけで…
岸辺露伴先生も言ってますよね。
フィクションだから実際には起こりえないに決まっていますが、「何だか本当にありそうだな」と視聴者に思わせる説得力がないんですよ。
だから、部分的に面白いところはあるけど、全体的には全然面白くない。
まぁ、これはあくまで僕の感想なので、面白いと思う人はそれでいいですが 笑
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Posted by 鷲谷 城州 at 22:03│Comments(0)
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